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公開番号
2025089766
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204609
出願日
2023-12-04
発明の名称
模型用手すり及び模型用手すりの製造方法
出願人
株式会社トレジャータウン
代理人
個人
主分類
A63H
19/16 20060101AFI20250609BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】鉄道模型車両、とりわけNゲージ(150分の1スケール)において、リアリティの観点を満足する板状の手すり、及び、板状手すりの製造方法を提供することを目的とする。
【解決方法】模型用手すり104は、板状の手すり本体104aと接続部104bとを有し、手すり本体104a及び接続部104bは金属で一体に形成されており、接続部104bは手すり本体104aの背面104adから延在しており、手すり本体104aは、正面視における幅が、平面視における幅よりも大きく形成されており、かつ、正面視において視認される正面が平坦に形成されており、手すり本体104aの背面104ad及び接続部104bの側面は凸状に形成されており、模型用手すり104が模型本体に接続されたとき、背面104adと模型本体との間に空間が存在するように構成されている。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
模型用手すりであり、
前記模型用手すりは、板状の手すり本体と、前記手すり本体と模型本体とを接続するための接続部とを有し、
前記手すり本体及び前記接続部は金属で一体に形成されており、
前記接続部は前記手すり本体の背面から延在しており、
前記手すり本体は、正面視における幅が、平面視における幅よりも大きく形成されており、かつ、前記正面視において視認される正面が平坦に形成されており、
前記手すり本体の背面及び前記接続部の側面は凸状に形成されており、
前記手すり本体と前記接続部が一体となる境界部において、前記手すり本体の背面の凸状と前記接続部の側面の凸状が一体に形成されており、
前記模型用手すりが前記模型本体に接続されたとき、前記背面と前記模型本体との間に空間が存在するように構成されている、
模型用手すり。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
板状の手すり本体と、前記手すり本体と模型本体とを接続するための接続部を有する模型用手すりの製造方法であり、
金属板から、エッチングによって、前記模型用手すりの途中形状を形成するエッチング工程と、
前記途中形状の一部をワイヤカットによって除去して前記模型用手すりの最終形状を形成するワイヤカット工程と、
を有し、
前記エッチング工程において、前記手すり本体の背面から前記接続部が延在する態様において一体となった前記途中形状が形成され、
前記エッチング工程において、前記途中形状の上面及び底面は前記金属板の上面及び底面と一致し、前記途中形状の上面及び底面以外の面は前記金属板においてエッチングによる浸食が進行する部分と一致し、
前記エッチング工程において、前記途中形状の上面及び底面以外の面は凸状に形成され、
前記途中形状における前記手すり本体の平面視における幅は前記手すり本体の正面視における幅(高さ)よりも大きく形成されており、
前記ワイヤカット工程において、前記手すり本体の正面の凸状に形成された部分が除去され、
前記最終形状において、前記手すり本体の正面視における幅(高さ)が前記手すり本体の平面視における幅よりも大きく形成される、
模型用手すりの製造方法。
【請求項3】
前記ワイヤカット工程において、前記途中形状の正面側に偏った面であって、かつ、前記最終形状における正面と平行な面において、前記途中形状の前記手すり本体が切断される、
請求項2に記載の模型用手すりの製造方法。
【請求項4】
前記途中形状における前記手すり本体の平面視における幅と、前記最終形状における前記手すり本体の平面視における幅の大きさの相違は、前記途中形状における前記手すり本体の正面に生じる凸状の部分の平面視における幅以上である、請求項2または3に記載の模型用手すりの製造方法。
【請求項5】
前記エッチング工程において、複数の前記途中形状を含む途中製品が形成され、
前記ワイヤカット工程において、複数の前記最終形状を含む最終製品が形成される、請求項2に記載の模型用手すりの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、模型用手すり及び模型用手すりの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道模型車両、とりわけNゲージ(150分の1スケール)の楽しみ方として、ユーザーが完成品を購入してコレクションするスタイルが主流である。一方、より実物の鉄道車両(以下、「実車」とも呼ぶ。)に近い態様を実現するために、組み立て用キットを購入して組み立てたり、購入した完成品を改造したり、あるいは、樹脂や金属の素材を使用してユーザーが自分で部品を作成するなど、改造や工作を楽しむ専門性の高いユーザーも少なくない。
【0003】
そのような専門性の高いユーザーに応えるためのキットや部品、素材を提供するメーカー(いわゆる「サードパーティー」)も数多く存在し、こうした改造や工作を楽しむことが古くから鉄道模型の文化の形成の一端を担っている。
【0004】
ところで、実物の鉄道車両において、従来、車体外部、特に前面や連結部、屋上などに作業者用の手すりや足掛け、その他フック類など(以下、総称して「手すり類」と呼ぶ。)が数多く取り付けられている。例えば、図1の実車300の前面には、手すり類302乃至320が取り付けられている。
【0005】
従来から、手すり類は、手すり類302乃至320のように、丸棒状の金属材料を必要な形状に曲げられて製造され、車体に溶接されていることが多い。これに対して、近年、デザイン性を重視する観点から、実車の車両の前面において、板状の手すり類が採用される事例が増えてきた。板状の手すり類は、板状の手すり本体部の裏面に接続部材が接続され、その接続部材を介して手すりの本体部が車両の前面に固定される構造(以下、「板状手すり構造」と呼ぶ。)となっている。例えば、図2の実車300Aの前面には、板状手すり構造において、板状手すり302A、304A及び306Aが取り付けられている。板状手すり302A等の板状の本体部は、車両の前面に直接接続されているのではなく、本体部の背面に固定された接続部材を介して接続されている。このため、板状の本体部と車両の前面との間に空間が存在する状態(以下、「浮いた状態」とも呼ぶ。)となっている。
【0006】
丸棒状の手すり類の模型的表現の実現のためには、ユーザーが、例えば、樹脂製や金属製の模型車両に穴を開け、直径0.2~0.3ミリメートル程度の金属線を曲げるなどして作成した手すりを模型車両の表面側からその穴に差し込んで、裏面側で接着剤やはんだで固定する工作方法が採用されていた。また、サードパーティーが、エッチング加工によって必要な形状を再現した手すり類の部品が市販されており、ユーザーが市販の部品を購入して、模型車用に装着することも行われている。
【0007】
本願発明は、上述のような板状の手すりを模型で実現するものである。その前提として、図3及び図4を参照して、実車の手すり類がどのように視認されるかについて説明する。
【0008】
図3及び図4は、図2の実車300Aの板状手すり302A等を説明するための図である。図4(a)は、前面部300Aaに接続された板状手すり302A、304A及び306Aを示す。図4(b)は、前面部300Aaに接続された丸棒状の手すり308Aを示す。図4(c)は、前面部300Aaに接続された板状の踏み板312Aを示す。図3及び図4において、光は矢印X1に示すように、前面部300Aaに対して、上方かつ前方から当たっている。
【0009】
図3及び図4(a)に示すように、板状手すり302A、304A及び306Aによって影320Aが生じている。図4(a)に示すように、影320Aは、影320Aaと影320Abで構成される。影320Aaは、板状手すり302A,304A及び306Aの本体部302Aa,304Aa及び306Aaの影である。影320Abは、接続部材302Ab,304Ab及び306Abの影である。影320Aaは本体部302Aa等とは連続していないが、影320Abは接続部材302Ab等と連続している。これは、本体部302Aa等は前面部300Aaから浮いているが、接続部材302Ab等は前面部300Aaから浮いた状態ではないからである。このため、影の状態によっても、影の元になる物体が前面部300Aaから浮いた状態か否かが認識される。
【0010】
図3及び図4(b)に示すように、丸棒状の手すり308Aによって影322Aが生じている。影322Aは、影322Aaと影322Abで構成される。影322Aaは、手すり308Aにおいて前面部300Aaと平行な部分である本体部308Aaの影である。影322Abは、前面部300Aaと垂直であって、前面部300Aaと接続している接続部308Abの影である。影322Aaは本体部308Aaとは連続していないが、影322Abは接続部308Abと連続している。これは、本体部308Aaは前面部300Aaから浮いた状態であるが、接続部308Abは前面部300Aaから浮いた状態ではないからである。
(【0011】以降は省略されています)
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