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公開番号
2025073059
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-12
出願番号
2024100309
出願日
2024-06-21
発明の名称
遊技機、静電気試験システム及び情報処理装置
出願人
株式会社アクセル
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20250501BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】静電ノイズの影響による被試験装置の状況を精度よく取得可能とする。
【解決手段】静電気試験システム100は、静電ノイズを放射する電子ガン40と、静電ノイズが印加されたとき、発生したエラーの内容を出力する演出制御装置2と、エラーの内容が入力されるPC30と、接続されたケーブル間を絶縁分離する第1絶縁回路21、第2絶縁回路22と、第1絶縁回路21と第2絶縁回路22とに電力を供給する非接地の電源23と、演出制御装置2と第1絶縁回路21とを接続する第1配線25と、第1絶縁回路21と第2絶縁回路22とを接続するシリアルケーブルと、第2絶縁回路と情報処理装置とを接続する第3配線26と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
演出を制御する演出制御装置を備える遊技機であって、
前記演出制御装置は、ノイズ発生源によって放射された静電ノイズが印加されたときに前記演出制御装置で発生したエラーの内容を、ケーブル装置を介して測定装置に対して出力し、
前記ケーブル装置は、
接続されたケーブル間を絶縁分離する第1絶縁回路と、
接続されたケーブル間を絶縁分離する第2絶縁回路と、
前記第1絶縁回路と前記第2絶縁回路とを接続するケーブルと、
前記演出制御装置と前記第1絶縁回路とを接続する第1配線と、
前記第2絶縁回路と前記測定装置とを接続する第2配線と、を備える、
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に遊技機において、
前記第1配線は、前記第1配線に印加された静電ノイズの影響を抑制可能な長さである、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項2に記載の遊技機において、
前記第1配線は、前記第1配線の一部または全てが前記演出制御装置を実装する演出基板上のプリント配線として配線される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項2に記載の遊技機において、
前記第1配線は、前記第1配線の一部または全てがシリアルケーブルとして配線される、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項5】
請求項1に記載の遊技機において、
前記第1絶縁回路と前記第2絶縁回路とに電力を供給する非接地の電源を備える、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項6】
請求項1に記載の遊技機において、
前記ケーブルはシリアルケーブルである、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項7】
請求項1に記載の遊技機において、
前記第1絶縁回路は、光絶縁方式のアイソレータである、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項8】
請求項1に記載の遊技機において、
前記第2絶縁回路は、デジタルアイソレータである、
ことを特徴とする遊技機。
【請求項9】
遊技機の演出を制御する演出制御装置の静電気試験に利用する静電気試験システムであって、
前記演出制御装置と、
ノイズ発生源によって放射された静電ノイズが印加されたときに前記演出制御装置で発生したエラーの内容を、前記演出制御装置が出力するケーブル装置と、
前記ケーブル装置を介して前記エラーの内容が入力される測定装置と、を備え、
前記ケーブル装置は、
接続されたケーブル間を絶縁分離する第1絶縁回路と、
接続されたケーブル間を絶縁分離する第2絶縁回路と、
前記第1絶縁回路と前記第2絶縁回路とを接続するケーブルと、
前記演出制御装置と前記第1絶縁回路とを接続する第1配線と、
前記第2絶縁回路と前記測定装置とを接続する第2配線と、を備える、
ことを特徴とする静電気試験システム。
【請求項10】
制御装置を備える情報処理装置であって、
前記制御装置は、ノイズ発生源によって放射された静電ノイズが印加されたときに前記制御装置で発生したエラーの内容を、ケーブル装置を介して測定装置に対して出力し、
前記ケーブル装置は、
接続されたケーブル間を絶縁分離する第1絶縁回路と、
接続されたケーブル間を絶縁分離する第2絶縁回路と、
前記第1絶縁回路と前記第2絶縁回路とを接続するケーブルと、
前記制御装置と前記第1絶縁回路とを接続する第1配線と、
前記第2絶縁回路と前記測定装置とを接続する第2配線と、を備える、
ことを特徴とする情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
遊技球を遊技媒体として遊技を行うパチンコ遊技機などの遊技機が知られている。
遊技ホールでは、遊技球は島設備から遊技機に供給されるが、島設備と遊技機との間を循環する間に遊技球同士が擦れ合うことで静電気を帯びる。この静電気による静電ノイズが外乱となって演出制御装置の動作に影響を与えることがある。
また、背向かいに配置された他の遊技機で発生したノイズが外乱となって、遊技機の裏側に配置される演出制御装置の動作に影響を与えることがある。この他にも静電気を帯電した遊技者や遊技ホールのスタッフが遊技機に触れることにより、遊技機の動作に影響を与えることがある。
このため、遊技機では静電ノイズの影響を低減する各種技術が用いられる(特許文献1)。
また、関連する技術として、演出制御装置も含まれる半導体素子の耐性を評価する耐性評価装置が知られている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-090851号公報
特開2009-31037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、遊技機に搭載される演出制御装置は、対策を行っても静電気による誤動作を回避できないことがあるため、遊技機の開発現場では、演出制御装置が静電気により誤動作することを前提としてプログラム開発を行う必要がある。その結果、静電ノイズが演出制御装置のどの処理に影響を及ぼして誤動作を発生させたかを知りたいという要求がある。
そのためには、プログラムの誤動作を示す状況ログを出力する機能を演出制御装置に持たせ、ケーブルを介して演出制御装置に測定装置を接続することが考えられる。電子ガンを用いて演出制御装置に印加すると、静電ノイズの影響で発生したプログラムの誤動作を示す状況ログを、ケーブルを介して測定装置でモニターすることができる。しかし、ケーブルや測定装置を演出制御装置に接続しない遊技ホールでの環境とは、演出制御装置に対する静電ノイズの流れが変わる。
【0005】
すなわち、電子ガンからの静電ノイズがケーブルにも印加される。その結果、演出制御装置では、電子ガンによる静電ノイズのみならず、ケーブルから伝わる静電ノイズの影響によるプログラムの誤動作も発生し、それが状況ログにも反映される。このような状況ログからは、遊技ホールにおける静電ノイズが演出制御装置のどの処理に影響を及ぼして誤動作を発生させたかを知り得ない。また、静電ノイズの影響がケーブルを介して測定装置に影響を及ぼすため、測定装置が状況ログを正常に取得できないことがある。
以上のことから、従来は、静電ノイズが演出制御装置の処理に及ぼす影響を正確に検査することが難しかった。
本発明は、一側面として、静電ノイズが演出制御装置の処理に及ぼす影響を正確に検査可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、一側面として、演出を制御する演出制御装置を備える遊技機であって、前記演出制御装置は、ノイズ発生源によって放射された静電ノイズが印加されたときに前記演出制御装置で発生したエラーの内容を、ケーブル装置を介して測定装置に対して出力し、前記ケーブル装置は、接続されたケーブル間を絶縁分離する第1絶縁回路と、接続されたケーブル間を絶縁分離する第2絶縁回路と、前記第1絶縁回路と前記第2絶縁回路とを接続するケーブルと、前記演出制御装置と前記第1絶縁回路とを接続する第1配線と、前記第2絶縁回路と前記測定装置とを接続する第2配線と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、一側面として、静電ノイズが演出制御装置の処理に及ぼす影響を正確に検査可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る遊技機の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る静電気試験システムの構成を説明する図である。
演出制御装置とPCとをシリアルケーブルだけで接続する場合を説明する図である。
演出制御基板上の演出制御装置に対する第1配線の接続態様を説明する図である。
演出制御装置とシリアルケーブルとを絶縁する構成を示す回路図である。
測定装置とシリアルケーブルとを絶縁する構成を示す回路図である。
演出制御装置及び測定装置とシリアルケーブルとを絶縁しない場合と絶縁する場合の現象及び演出制御装置の処理を比較する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る遊技機の概略構成を示す図である。
図1に示すように、遊技機10は、主制御基板1Aと、演出制御基板2Aと、記憶装置3と、表示装置4と、放音装置5と、点灯装置6と、駆動装置7と、を備える。
主制御基板1Aは、主制御装置1(メインCPU)を搭載している。
演出制御基板(サブ基板)2Aは、演出制御装置2(サブCPU)を搭載している。
遊技機10は、例えば、遊技球を遊技媒体として遊技を行うパチンコ遊技機である。
主制御基板1A及び演出制御基板2A、演出制御基板2A及び記憶装置3、並びに演出制御基板2A、表示装置4、放音装置5、点灯装置6、及び駆動装置7はそれぞれ通信可能に接続されている。ただし、主制御基板1Aと演出制御基板2Aとの間の通信は、主制御基板1Aから演出制御装置2への命令の入力のみが許可される一方向の通信である。演出制御装置2から主制御基板1Aにデータや命令を入力することは出来ない。
【0010】
遊技機10がパチンコ遊技機である場合、発射装置によって遊技領域に打ち出された遊技媒体が遊技領域に設けられた始動入賞口に入賞したことを契機に、主制御装置1が乱数を用いた図柄の抽選を行い、この抽選結果に基づいて大当たり判定を行う。
主制御基板1Aは、大当たり判定結果に基づく図柄の変動時間及び変動パターンを指定する命令を演出制御装置2に対して出力する。あるいは、一定時間始動入賞がなされないと、主制御基板1Aは、遊技機10を客待ち状態(待機状態)とし、客待ち状態になったことを示す命令を演出制御装置2に入力する。
大当たり判定において大当たりに当選していた場合、図柄の変動終了後、開放されたアタッカーに遊技媒体が入球することで賞球が払い出される大当たりが行われる。
(【0011】以降は省略されています)
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