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公開番号2025062697
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023171886
出願日2023-10-03
発明の名称サポータ
出願人帝人フロンティア株式会社
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類A41D 13/08 20060101AFI20250408BHJP(衣類)
要約【課題】本発明は、柔軟性及び使用感に優れるサポータを提供することを課題とする。
【解決手段】使用者に巻き付けられて用いられるサポータであって、前記サポータは、第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを備え、前記使用者に巻き付けられたときに前記第1面と前記第2面との重なり合いによって筒状部分を形成し、前記筒状部分の形成を維持する面ファスナを備え、前記面ファスナは、フック面を形成する第1の糸と、前記フック面に係合するループ面を形成する第2の糸とを含み、前記第1面及び前記第2面の一方が前記フック面を有し、他方が前記ループ面を有し、前記第1の糸を形成する繊維及び前記第2の糸を形成する繊維の繊維径が30μm以下である、サポータ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
使用者に巻き付けられて用いられるサポータであって、
前記サポータは、第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを備え、前記使用者に巻き付けられたときに前記第1面と前記第2面との重なり合いによって筒状部分を形成し、前記筒状部分の形成を維持する面ファスナを備え、
前記面ファスナは、フック面を形成する第1の糸と、前記フック面に係合するループ面を形成する第2の糸とを含み、
前記第1面及び前記第2面の一方が前記フック面を有し、他方が前記ループ面を有し、
前記第1の糸を形成する繊維及び前記第2の糸を形成する繊維の繊維径が30μm以下である、サポータ。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記ループ面は、第3の糸に前記第2の糸が撚り合わせられた合撚糸によって形成され、
前記第2の糸を形成する繊維の繊維径が8μm以下であり、
前記第3の糸を形成する繊維の繊維径が10μm以上30μm以下である、請求項1に記載のサポータ。
【請求項3】
前記ループ面では、前記第2の糸がループ状の起伏を形成するとともに、一部の前記第2の糸がコイル状となって起立している、請求項1又は2に記載のサポータ。
【請求項4】
前記面ファスナは、前記ループ面を有するループ層を備え、
前記ループ層は、前記合撚糸が挿入編みされた地組織を含み、
前記地組織は、アトラス編みされた第1の地糸で編成された第1の組織と、前記第1の地糸と交差するようにアトラス編みされた第2の地糸で編成された第2の組織とを有するダブルアトラス編構造を備え、
前記合撚糸は、前記第1の組織及び前記第2の組織のそれぞれの一部にニードルループを形成するように挿入編みされてパイルを形成している、請求項2に記載のサポータ。
【請求項5】
前記使用者に巻き付けられる複数の巻付け部と、前記複数の巻付け部を連結する本体部とを備え、
前記複数の巻付け部は、互いに離間した状態で前記本体部に連結されている、請求項1に記載のサポータ。
【請求項6】
前記面ファスナの前記フック面及び前記ループ面の一方が前記本体部及び前記巻付け部の裏面を形成している、請求項5に記載のサポータ。
【請求項7】
前記面ファスナは、前記フック面を有するフック層と、前記ループ面を有し前記フック層に積層されたループ層とを備え、
前記本体部は、接着剤によって接着された前記フック層と前記ループ層とを有する、請求項6に記載のサポータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、サポータに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、サポータは、関節を安定させる等の目的で使用されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、手指の関節を安定させるためのサポータが提案されている。特許文献1のサポータは、手指の腹側を覆う帯状の本体部と、前記本体部から手指の周方向に沿って突き出す第1の突出部と、前記第1の突出部とは反対側に前記本体部から突き出す第2の突出部とを備えている。そして、前記第1の突出部の表面及び前記第2の突出部の裏面の一方に面ファスナのフック面が形成され、且つ、他方に面ファスナのループ面が形成されている。かかる構成により、特許文献1のサポータは、第1の突出部と第2の突出部とが重ね合わせられると、これら突出部及び本体部が手指の関節周りを安定化させるための筒状部分を形成することができる。また、面ファスナによって、この筒状部分を形成した状態を維持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-80914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のような筒状部分の形成を維持するためには、ある程度の面積を有するフック面及びループ面が必要となる。このような要求に対して一般的な面ファスナを用いると、フック面及びループ面を形成する糸が太いことに起因して、サポータの柔軟性が損なわれるおそれがある。そして、柔軟性に乏しいサポータは、患部の形状に沿わせ難く、装着を困難にするおそれがある。
【0006】
また、面ファスナのフック面及びループ面は、使用者の皮膚に接触し得る面となり得るため、これらの面を構成する糸が太いものである場合、皮膚を刺激する等して使用感を損なわせるおそれがある。特に、サポータがヘバーデン結節等の関節痛をともなう使用者に適用される場合には、上記のような皮膚の刺激が問題となる。
【0007】
上記事情に鑑み、本発明は、柔軟性及び使用感に優れるサポータを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るサポータは、
使用者に巻き付けられて用いられるサポータであって、
前記サポータは、第1面と前記第1面とは反対側の第2面とを備え、前記使用者に巻き付けられたときに前記第1面と前記第2面との重なり合いによって筒状部分を形成し、前記筒状部分の形成を維持する面ファスナを備え、
前記面ファスナは、フック面を形成する第1の糸と、前記フック面に係合するループ面を形成する第2の糸とを含み、
前記第1面及び前記第2面は、それぞれの重なり合う部分の一方に前記フック面を有し、他方に前記ループ面を有し、
前記第1の糸を形成する繊維及び前記第2の糸を形成する繊維の繊維径が30μm以下である。
【0009】
かかる構成によれば、面ファスナのフック面及びループ面を構成する糸の繊維の繊維径が30μm以下であることによって、面ファスナ形成部分における柔軟性に優れるものとなる。また、フック面及びループ面を構成する糸の繊維が細いため、皮膚への刺激が抑えられ、使用感に優れるものとなる。
【0010】
本発明の一態様に係るサポータは、
前記ループ面は、第3の糸に前記第2の糸が撚り合わせられた合撚糸によって形成され、
前記第2の糸を形成する繊維の繊維径が8μm以下であり、
前記第3の糸を形成する繊維の繊維径が10μm以上30μm以下である。
(【0011】以降は省略されています)

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