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公開番号2025014542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117183
出願日2023-07-19
発明の名称線材、および巻付グリップ
出願人小松マテーレ株式会社
代理人個人,個人
主分類D07B 1/02 20060101AFI20250123BHJP(ロープ;電気的なもの以外のケーブル)
要約【課題】軽量で取り扱いやすく、腐食せずメンテナンスフリーで、ケーブルの接続または保護に好適に用いられる線材、さらには前記線材からなる巻付グリップを提供する。
【解決手段】強化繊維の束に樹脂が含浸してなる繊維強化樹脂製の線材で構成され、少なくとも前記線材の両端に前記線材がらせん状に形成されたらせん構造を有するケーブル接続用またはケーブル保護用線材が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
強化繊維の束に樹脂が含浸してなる繊維強化樹脂製の線材で構成され、少なくとも前記線材の両端に前記線材がらせん状に形成されたらせん構造を有するケーブル接続用またはケーブル保護用の線材。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記強化繊維の束の少なくとも一部に、2~50回/mの撚りが掛けられている、請求項1に記載のケーブル接続用またはケーブル保護用の線材。
【請求項3】
前記強化繊維の束が、編紐または組紐により被覆されている、請求項1に記載のケーブル接続用またはケーブル保護用の線材。
【請求項4】
前記樹脂が、熱可塑性樹脂である、請求項1に記載のケーブル接続用またはケーブル保護用の線材。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載のケーブル接続用の線材からなる巻付グリップ。
【請求項6】
前記樹脂のデュロメータ硬さ(タイプD)が40以上80以下である、請求項5に記載の巻付グリップ。
【請求項7】
SUS304製のブロックとの静止摩擦係数が0.20以上である塗料が表面に被覆されている、請求項5に記載の巻付グリップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、線材に関する。詳しくは、ケーブルの接続用またはケーブルの保護用に好適に用いられる繊維強化樹脂製の線材に関する。さらには、前記線材からなる巻付グリップに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【0002】
従来、巻付グリップと呼ばれ、ケーブルとケーブルの接続を行ったり支柱などの固定構造物とケーブルの接続を行ったりする線材や、アーマーロッドと呼ばれ、ケーブルを被覆して保護を行う線材などが知られている。
【0003】
これらの線材は、亜鉛メッキ鋼線、または亜鉛メッキ鋼線を複数本撚り合わせて接着剤で固定した線材に対し、その少なくとも両端にらせん構造を付与し、前記らせん構造をケーブルに巻き付けて篏合することで掌握保持し接続、または表面被覆し保護するものである。
【0004】
亜鉛メッキ鋼線製の巻付グリップは、その剛性の大きさから、らせん構造をケーブルに巻き付けたり取り外したりする際に大きな力を必要とし、作業性が悪いことが課題であった。その課題を解決するため、例えば、特許文献1には専用の巻付器を用いる技術が提案されており、また、特許文献2には巻付グリップの先端部に指を掛けられる取外し部を設けた技術が提案されている。
【0005】
しかしながら、そもそも亜鉛メッキ鋼線製の巻付グリップは重く、運搬や取扱に困難を伴う。また、亜鉛メッキ鋼線製の巻付グリップやアーマーロッドは、やがて腐食して掌握力や保護機能を失うため、数年に一度の点検および取替作業が必要になるという課題も有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2021-72767号公報
特開2016-187255号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、本発明では、上記課題を解決し、軽量で取り扱いやすく、腐食せずメンテナンスフリーで、ケーブルの接続またはケーブルの保護に好適に用いられる線材、さらには前記線材からなる巻付グリップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の一態様は、下記の(1)~(4)の線材である。
【0009】
(1)強化繊維の束に樹脂が含浸してなる繊維強化樹脂製の線材で構成され、少なくとも前記線材の両端に前記線材がらせん状に形成されたらせん構造を有するケーブル接続用またはケーブル保護用の線材である。
【0010】
(2)前記強化繊維の束の少なくとも一部に、2~50回/mの撚りが掛けられているとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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