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公開番号
2025011801
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114136
出願日
2023-07-12
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社藤商事
代理人
個人
,
個人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20250117BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】遊技者が求める機能を遊技機に搭載することで、遊技者が満足できる遊技内容となり、これによって、演出の多様性がある遊技機を提供する。
【解決手段】設定ボタンは、入賞時チャンス報知を出現可能にするか否かの設定が可能である。そして、設定ボタンにて入賞時チャンス報知を出現可能に設定されると、先読み予告演出に対する出現率を変化可能にする。一方、音量調整に基づいて音量値を変化させて音量を抑制させる際、入賞時チャンス報知に対する音量の抑制率が、他の予告演出に対する音量の抑制率よりも小さくなっている。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の始動条件が成立した場合に複数種類の識別情報が変動される際、始動条件が成立したが未だ開始されていない識別情報の変動を行う始動保留を所定の上限数まで記憶する保留記憶手段と、
前記始動保留に対する変動が開始される前に、該始動保留に対して先読み判定を行う先読み判定手段と、
前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出より前の変動で開始され、且つ、前記始動条件の成立時を契機として開始される特別演出と、
前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出より前の変動で開始され、且つ、前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出を含む複数の変動にて実行される特殊演出と、
遊技者の操作に基づいて、所定の演出に関する設定を行う演出設定手段と、
遊技者の操作に基づいて、音量調整に関する設定を行う音量調整設定手段と、
前記音量調整設定手段にて設定された前記音量調整に基づいて音量値を変化させる音量変化手段と、を有し、
前記演出設定手段は、前記特別演出を出現可能にするか否かの設定が可能であり、
前記特別演出を出現可能に前記演出設定手段にて設定されると、前記特殊演出に対する出現率を変化可能にする変化手段、をさらに有し、
前記音量変化手段は、前記音量調整に基づいて音量値を変化させて音量を抑制させる際、前記特別演出に対する音量の抑制率が、他の予告演出に対する音量の抑制率よりも小さくなっている遊技機。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
所定の始動条件が成立した場合に複数種類の識別情報が変動される際、始動条件が成立したが未だ開始されていない識別情報の変動を行う始動保留を所定の上限数まで記憶する保留記憶手段と、
前記始動保留に対する変動が開始される前に、該始動保留に対して先読み判定を行う先読み判定手段と、
前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出より前の変動で開始され、且つ、前記始動条件の成立時を契機として開始される特別演出と、
前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出より前の変動で開始され、且つ、前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出を含む複数の変動にて実行される特殊演出と、
遊技者の操作に基づいて、所定の演出に関する設定を行う演出設定手段と、
遊技者の操作に基づいて、音量調整に関する設定を行う音量調整設定手段と、を有し、
前記演出設定手段は、前記特別演出を出現可能にするか否かの設定が可能であり、
前記特別演出を出現可能に前記演出設定手段にて設定されると、前記特殊演出に対する出現率を変化可能にする変化手段、をさらに有し、
前記特別演出に関する演出音は、前記音量調整設定手段にて設定された前記音量調整の内容如何に関わらず、所定の音量値で音出力手段より出力されてなる遊技機。
【請求項3】
前記特別演出時に発生する音の音量値は、前記音量調整設定手段にて設定された前記音量調整の内容如何に関わらず、前記特別演出と同時に実行可能な他の演出時に発生する音の音量値よりも高い音量値で音出力手段より出力されてなる請求項1又は2に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロット、封入された遊技球を内部で循環させる封入式パチンコ機(管理遊技機)などの遊技機に関し、より詳しくは、遊技者が求める機能を遊技機に搭載することで、遊技者が満足できる遊技内容となり、これによって、演出の多様性がある遊技機を提供することができる遊技機に関する。
続きを表示(約 5,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来のパチンコ機等の遊技機として、例えば特許文献1に記載のような遊技機が知られている。この遊技機は、遊技演出に関するカスタマイズが可能で、カスタマイズ状況を認識させ易くするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-173598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の遊技機は、カスタマイズ状況を認識させ易くしているものの、カスタマイズ機能そのものに関して、カスタマイズ機能とそれに伴う遊技演出の内容が遊技者を十分に満足させられるものではないという問題があった。
【0005】
そこで本発明は、上記問題に鑑み、遊技者が求める機能を遊技機に搭載することで、遊技者が満足できる遊技内容となり、これによって、演出の多様性がある遊技機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0007】
請求項1の発明に係る遊技機によれば、所定の始動条件が成立した場合に複数種類の識別情報が変動される際、始動条件が成立したが未だ開始されていない識別情報の変動を行う始動保留を所定の上限数まで記憶する保留記憶手段(例えば、図4に示す主制御RAM600c)と、
前記始動保留に対する変動が開始される前に、該始動保留に対して先読み判定を行う先読み判定手段(例えば、図4に示す主制御CPU600a)と、
前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出より前の変動で開始され、且つ、前記始動条件の成立時を契機として開始される特別演出(例えば、入賞時チャンス報知)と、
前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出より前の変動で開始され、且つ、前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出を含む複数の変動にて実行される特殊演出(例えば、先読み予告演出)と、
遊技者の操作に基づいて、所定の演出に関する設定を行う演出設定手段(例えば、図1に示す設定ボタン15)と、
遊技者の操作に基づいて、音量調整に関する設定を行う音量調整設定手段(例えば、図1に示す設定ボタン15)と、
前記音量調整設定手段にて設定された前記音量調整に基づいて音量値を変化させる音量変化手段(例えば、図4に示すサブ制御CPU800a)と、を有し、
前記演出設定手段は、前記特別演出を出現可能にするか否かの設定が可能であり、
前記特別演出を出現可能に前記演出設定手段にて設定されると、前記特殊演出に対する出現率を変化可能にする変化手段(例えば、図4に示すサブ制御CPU800a)、をさらに有し、
前記音量変化手段は、前記音量調整に基づいて音量値を変化させて音量を抑制させる際、前記特別演出に対する音量の抑制率が、他の予告演出に対する音量の抑制率よりも小さくなっている(例えば、図12(a)に示すテーブル参照)ことを特徴としている。
請求項2の発明に係る遊技機によれば、所定の始動条件が成立した場合に複数種類の識別情報が変動される際、始動条件が成立したが未だ開始されていない識別情報の変動を行う始動保留を所定の上限数まで記憶する保留記憶手段(例えば、図4に示す主制御RAM600c)と、
前記始動保留に対する変動が開始される前に、該始動保留に対して先読み判定を行う先読み判定手段(例えば、図4に示す主制御CPU600a)と、
前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出より前の変動で開始され、且つ、前記始動条件の成立時を契機として開始される特別演出(例えば、入賞時チャンス報知)と、
前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出より前の変動で開始され、且つ、前記先読み判定対象の始動保留に対する変動演出を含む複数の変動にて実行される特殊演出(例えば、先読み予告演出)と、
遊技者の操作に基づいて、所定の演出に関する設定を行う演出設定手段(例えば、図1に示す設定ボタン15)と、
遊技者の操作に基づいて、音量調整に関する設定を行う音量調整設定手段(例えば、図1に示す設定ボタン15)と、を有し、
前記演出設定手段は、前記特別演出を出現可能にするか否かの設定が可能であり、
前記特別演出を出現可能に前記演出設定手段にて設定されると、前記特殊演出に対する出現率を変化可能にする変化手段、をさらに有し、
前記特別演出に関する演出音は、前記音量調整設定手段にて設定された前記音量調整の内容如何に関わらず、所定の音量値で音出力手段(例えば、図1に示すスピーカ17)
より出力されてなることを特徴としている(例えば、図12(b)に示すテーブル参照)。
請求項3の発明に係る遊技機によれば、上記請求項1又は2に記載の遊技機において、前記特別演出(例えば、入賞時チャンス報知)時に発生する音の音量値は、前記音量調整設定手段(例えば、図1に示す設定ボタン15)にて設定された前記音量調整の内容如何に関わらず、前記特別演出と同時に実行可能な他の演出時に発生する音の音量値よりも高い音量値で音出力手段(例えば、図1に示すスピーカ17)より出力されてなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、遊技者が求める機能を遊技機に搭載することで、遊技者が満足できる遊技内容となり、これによって、演出の多様性がある遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を示す斜視図である。
同実施形態に係る遊技盤の正面図である。
同実施形態に係る特別図柄2始動装置の側面断面図で、(a)は、開状態、(b)は、閉状態を示す図である。
同実施形態に係る遊技機の制御装置を示すブロック図である。
(a)は、客待ちデモ画面が表示されている際の演出カスタマイズの画面例を示す図、(b)は客待ち中や特別図柄の変動中に、演出内容をカスタマイズする画面例を示す図である。
(a)~(c-1)は、当たり遊技状態への期待度が低い入賞時チャンス報知が実行された場合の画面例を示し、(a)~(c-2)は、当たり遊技状態への期待度が高い入賞時チャンス報知が実行された場合の画面例を示す図である。
(a)~(d)は、入賞時チャンス報知の設定がOFFの場合に、保留変化の演出が発生した場合の画面例を示す図である。
(a)~(b)は、入賞時チャンス報知の設定がONの場合に、当たり遊技状態への期待度が低い入賞時チャンス報知が実行され、さらに、保留変化の演出が発生した場合の画面例を示す図である。
(a)~(d)は、図柄の変動が終了し、図柄の変動停止状態において、遊技球が入賞した際の第1始動保留球に対して、当たり遊技状態への期待度が高い入賞時チャンス報知が発生する場合の画面例を示す図である。
(a)~(d)は、図柄停止状態になる直前(まだ変動中の状態)において、遊技球が入賞した際の第1始動保留球に対して、当たり遊技状態への期待度が高い入賞時チャンス報知が発生する場合の画面例を示す図である。
(a)は、図9に示す画面例に関連するタイミングチャートを示し、(b)は、図10に示す画面例に関連するタイミングチャートを示す図である。
(a)は、音量や光量を5段階で設定できる場合の段階毎の比率を示すテーブルを示し、(b)は、(a)と異なる他の実施例のテーブルを示す図である。
(a)は、同実施形態に係る遊技機の大当たり確率を示し、(b)は、図柄振り分けテーブルを示し、(c)は、変動パターン振り分けテーブルを示す図である。
入賞時チャンス報知抽選テーブルを示す図である。
(a)は、先読み期待度アップの設定がOFFの場合に使用される先読み保留変化テーブルを示し、(b)は、先読み期待度アップの設定がOFFの場合に使用される先読みゾーン演出テーブルを示す図である。
図15(a)に示す先読み保留変化テーブル、及び、図15(b)に示す先読みゾーン演出テーブルを参照して、抽選を行った際に実行される演出例を示す図である。
(a)は、先読み期待度アップの設定がONの場合に使用される先読み保留変化テーブルを示し、(b)は、先読み期待度アップの設定がONの場合に使用される先読みゾーン演出テーブルを示す図である。
(a)は、入賞時チャンス報知の設定がOFFの場合に使用されるステップアップ予告テーブルを示し、(b)は、入賞時チャンス報知の設定がONの場合に使用されるステップアップ予告テーブルを示す図である。
(a)は、先読み期待度アップの設定がOFFの場合に使用される第1先読み保留変化テーブルを示し、(b)は、先読み期待度アップの設定がONの場合に使用される第2先読み保留変化テーブルを示す図である。
(a)は、先読み期待度アップの設定がOFFの場合に使用される第1先読みチャンス目予告テーブルを示し、(b)は、先読み期待度アップの設定がONの場合に使用される第2先読みチャンス目予告テーブルを示す図である。
(a)は、RUSH状態中(通常変動(1.5秒))に先読みチャンス目予告が実行される場合のタイミングチャートを示し、(b)は、通常遊技状態中(通常変動(12秒))に先読みチャンス目予告が実行される場合のタイミングチャートを示し、(c)は、通常遊技状態中(通常変動(3秒))に先読みチャンス目予告が実行される場合のタイミングチャートを示す図である。
(a)~(f)は、RUSH状態中(通常変動(1.5秒))に先読みチャンス目予告が実行される場合の画面例を示す図である。
(a)~(h)は、通常遊技状態中(通常変動(12秒))に先読みチャンス目予告が実行される場合の画面例を示す図である。
(a)~(c)は、特別図柄の変動中に、演出内容をカスタマイズした際の画面例を示す図である。
(a)~(h)は、RUSH状態中の滞在時間と、獲得出玉を表示する画面例を示す図である。
同実施形態に係る主制御のメイン処理を説明するフローチャート図である。
図26に示す主制御のメイン処理の続きを説明するフローチャート図である。
図26に示す設定切替処理を説明するフローチャート図である。
電源異常チェック処理を説明するフローチャート図である。
同実施形態に係る主制御のタイマ割込み処理を説明するフローチャート図である。
図30に示す普通図柄処理を説明するフローチャート図である。
図30に示す特別図柄処理を説明するフローチャート図である。
図32に示す始動口チェック処理1(2)を説明するフローチャート図である。
図32に示す特別図柄変動開始処理を説明するフローチャート図である。
図34に示す当たり判定処理を説明するフローチャート図である。
図32に示す特別図柄変動中処理を説明するフローチャート図である。
図32に示す特別図柄確認時間中処理を説明するフローチャート図である。
(a)は普通図柄の当否抽選を実行する際に使用される普通図柄当たり判定テーブルを示し、(b)は特別図柄の当否抽選を実行する際に使用される特別図柄大当たり判定テーブルを示し、(c)は特別図柄の当否抽選を実行する際に使用される特別図柄小当たり判定テーブルを示し、(d)は特別図柄の当否抽選を実行する際に使用される特殊電サポ図柄当たり判定テーブルを示す図である。
同実施形態に係るサブ制御のメイン処理を示すフローチャート図である。
図39に示すデータ解析処理を示すフローチャート図である。
同実施形態に係るサブ制御のコマンド受信処理を示すフローチャート図である。
同実施形態に係るサブ制御のタイマ割込み処理を示すフローチャート図である。
(a)は動画に関する初期コマンドリストを説明するフローチャート図を示し、(b)は動画に関する定常コマンドリストを説明するフローチャート図を示し、(c)は静止画に関するコマンドリストを説明するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態を、パチンコ遊技機を例にして、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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