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公開番号2024165939
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082543
出願日2023-05-18
発明の名称遊技機
出願人株式会社北電子
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類A63F 5/04 20060101AFI20241121BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】遊技を終えた遊技者がベットされたメダルを精算せずに台から離れてしまうことを抑制できる遊技機を提供する。
【解決手段】スロットマシン501は、メダル数記憶部512aに記憶されるメダルの少なくとも一部を計数データとして専用ユニット19に出力する計数処理と、主記憶部511aに記憶されるメダルの少なくとも一部をメダル数記憶部512aに移行させる精算処理とを実行可能であり、精算計数ボタン550が操作された場合、精算処理を実行後に計数処理を実行可能である。
【選択図】図23
特許請求の範囲【請求項1】
実物の遊技媒体を使用せずに遊技が行われるとともに、遊技に使用可能な遊技価値を管理可能な遊技機において、
遊技に使用可能な遊技価値を記憶可能な遊技価値記憶手段と、
遊技に使用する遊技価値としてベットされた遊技価値を記憶可能なベット数記憶手段と、
前記遊技価値記憶手段に記憶される前記遊技価値の少なくとも一部を計数データとして外部に出力する第1処理を実行するために操作可能な計数操作手段と、
前記ベット数記憶手段に記憶される前記遊技価値の少なくとも一部を前記遊技価値記憶手段に記憶される前記遊技価値に移行させる第2処理を実行するために操作可能な移行操作手段と、
を備え、
前記計数操作手段及び前記移行操作手段が操作された場合、前記第2処理が実行された後、前記第1処理が実行可能に構成される
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記計数操作手段及び前記移行操作手段により構成される特定操作手段を備え、
前記特定操作手段は、
操作者の手により押圧される押圧部を備え、
前記押圧部が押圧されることで前記計数操作手段及び前記移行操作手段への操作が行われる
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記計数操作手段及び前記移行操作手段により構成される特定操作手段を備え、
前記特定操作手段は、
操作者の手により押圧される押圧部を備え、
前記押圧部が第1の深さまで押圧されることで前記移行操作手段への操作が行われ、
前記押圧部が前記第1の深さよりも深い第2の深さまで押圧されることで前記計数操作手段への操作が行われる
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項4】
前記計数操作手段及び前記移行操作手段は、遊技者が個別に操作することが困難な距離で近接して配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項5】
前記ベット数記憶手段に前記遊技価値が記憶されている状況で前記計数操作手段が単独で操作されても、前記第2処理が実行されない
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の遊技機。
【請求項6】
前記遊技価値記憶手段に前記遊技価値が記憶され、かつ、前記ベット数記憶手段に前記遊技価値が記憶されている状況で、前記計数操作手段及び前記移行操作手段が操作された場合、前記第2処理が実行されることで、前記ベット数記憶手段から前記遊技価値記憶手段に移行された前記遊技価値を含めた前記遊技価値を対象として前記第1処理が行われる
ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場等に設置される遊技機に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、データ化された遊技玉を用いて遊技可能な遊技機があった(非特許文献1)。
また、従来、遊技者の操作に応じて、クレジットされたメダルを払い出す遊技機があった(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-207336号公報
【非特許文献】
【0004】
”スマスロとは?やり方や現行機種との違い”、[online]、パーチモ(株式会社エヌリンクス)、[令和5年5月10日検索]、インターネット<https://altema.jp/pachimo/smartslot>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の遊技機は、改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の一形態は、実物の遊技媒体を使用せずに遊技が行われるとともに、遊技に使用可能な遊技価値を管理可能な遊技機において、遊技に使用可能な遊技価値を記憶可能な遊技価値記憶手段と、遊技に使用する遊技価値としてベットされた遊技価値を記憶可能なベット数記憶手段と、前記遊技価値記憶手段に記憶される前記遊技価値の少なくとも一部を計数データとして外部に出力する第1処理を実行するために操作可能な計数操作手段と、前記ベット数記憶手段に記憶される前記遊技価値の少なくとも一部を前記遊技価値記憶手段に記憶される前記遊技価値に移行させる第2処理を実行するために操作可能な移行操作手段と、を備え、前記計数操作手段及び前記移行操作手段が操作された場合、前記第2処理が実行された後、前記第1処理が実行可能に構成されることを特徴とする遊技機の構成にした。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の一実施形態に係るメダルレス遊技機の外観を示す概略正面図である。
第1実施形態のメダルレス遊技機の内部構成を示す概略斜視図である。
第1実施形態のメダルレス遊技機の制御構成を示すブロック図である。
第1実施形態のメダルレス遊技機における遊技方法を示すフローチャートである。
第1実施形態のメダルレス遊技機における遊技状態の遷移を示す状態遷移図である。
第1実施形態の計数ボタンランプの発光態様を示す図である。(a)は消灯状態、(b)は点灯状態、(c)は低速点滅、(d)は高速点滅を示す。
第1実施形態の計数を促す報知情報の一例を示す図である。(a)は小表示、(b)は大表示を示す。
第1実施形態の計数完了後における投入メダルの有無に応じた報知方法を示すフローチャートである。
(a)は計数完了後に投入メダルが残っていない場合の報知情報の一例であり、(b)は計数完了後に投入メダルが残っている場合の報知情報の一例である。
第1実施形態の計数ボタンの長押し状態継続を示すタイムチャートである。
(a)は計数ボタンの操作中はボーナス告知が待機されることを示す図であり、(b)は特定条件が成立した場合には、計数ボタンの操作中であってもボーナス告知が実行されることを示す図である。
第2実施形態の遊技機の制御構成を示すブロック図である。
第2実施形態の遊技機の遊技当日の差枚数の変化を、模式的に示すグラフである。
第3実施形態の遊技システム300の構成を説明する図である。
第3実施形態の遊技システム300の構成、スロットマシン301S及びパチンコ機301Pから出力された遊技情報の流れを説明する図である。
第3実施形態の呼出ランプ331によるスロットマシン301Sに関する遊技終了状態判定処理を説明する図である。
第3実施形態の呼出ランプ331によるスロットマシン301Sに関する遊技終了状態判定処理を説明する図である。
第3実施形態のHC335が表示する遊技機ステータス画面335cを説明する図である。
第4実施形態の遊技システム400の1つの遊技島における電源供給を説明する構成図である。
第4実施形態の前扉401aを開いた状態の遊技機401の斜視図、設定基板404を説明する図である。
第4実施形態の遊技機401のブロック図である。
第4実施形態のMYリセット処理1~4を説明する表である。
第5実施形態のスロットマシン501の構成を説明する図である。
第6実施形態の精算計数ボタン650A~650Dを上側から見た図である。
第6実施形態の精算計数ボタン650Eの動作を説明する縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態では、本発明の前提となる主要な機能を備えた遊技機について説明する。
本実施形態の遊技機は、実物のメダル(遊技媒体)を使用せず、メダルをデータ(いわゆるクレジットメダル)として管理し、電子情報でメダル貸出を行ない遊技するため、遊技者が遊技メダルに触れることなく遊技ができる装置である。このように、遊技機は、当該データ形式の疑似遊技媒体を使用して遊技を行う遊技機(実施形態ではメダルレス遊技機ともいう)である。このような遊技機は、スマートパチスロ(登録商標)、スマスロ(登録商標)等とも称される。
以下、メダルレス遊技機として、AT(ART)状態を有する6号機のスロットマシンに適用した例を説明するが、これに限らず、例えば、リアルボーナスの遊技が可能なAタイプのスロットマシンに本発明を適用することもできる。
なお、メダルレス遊技機で使用されるデータとしてのメダルを「遊技メダル」と称する。
【0009】
図1は、メダルレス遊技機の外観を示す概略正面図である。
図2は、メダルレス遊技機の内部構成を示す概略斜視図である。
図1、2に示すように、メダルレス遊技機1は、筐体1bと、この筐体の開口部を開閉可能に覆う前扉1aを備えている。
前扉1aの中央部には、後方を視認可能な表示窓6が形成されており、この表示窓6を透して、リール41に表された図柄を視認することができる。
表示窓6の下方には、前側に突出する段部が形成されており、この段部の周辺に、ベットボタン2a、MAXベットボタン2b、計数ボタン2c、精算ボタン2d、スタートレバー3、停止ボタン5などの操作手段や、遊技メダル数表示装置7、計数ボタンランプ2e、ベット数ランプ2fなどの報知手段を設けている。
前扉1aの上部には、報知手段として動作する表示器8を備えている。表示器8は、例えば、1画面の液晶表示器を例示することができるが、これに限らず、複数画面の構成(例えばメイン画面とサブ画面)でもよい。なお、表示器8に代え又は加えて前扉1aの下部(下パネル)に液晶表示器を設けても良く、必ずしも表示器8を設けなくてもよい。
【0010】
表示器8の側方には、報知手段として動作する、音による演出や報知を行うスピーカ9や、各役の入賞時や表示器8で表示される演出に対応して光の演出や報知を行うランプ11を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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