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公開番号2024114560
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023062716
出願日2023-04-07
発明の名称皮膜芯および並列複合構造を有する繊維およびその紡績品
出願人青島瑞佳源紡織品有限公司,Qingdao Ruijiayuan Textile Products Co.,Ltd.,青島平莱特種繊維有限公司,QINGDAO PINGLAI SPECIALTY FIBRE CO., LTD
代理人TRY国際弁理士法人
主分類D02G 3/36 20060101AFI20240816BHJP(糸;糸またはロープの機械的な仕上げ;整経またはビーム巻き取り)
要約【課題】既存の紡績品用の繊維が、織りにくく、機能が単一であるという技術的問題を解決するための繊維およびその紡績品を提供する。
【解決手段】皮膜芯および並列複合構造を有する繊維は、皮鞘スリープ(1)および内芯繊維(2)を含み、皮鞘スリープ(1)は内芯繊維(2)の外側に嵌設され、皮鞘スリープ(1)の成分はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、スパンデックス、変性アクリルまたはポリエチレン中の1つであり、内芯繊維(2)の成分はポリエチレン、熱制御アルカン、固相変化材料、遠赤外線材料または徐放カプセル中の少なくとも1つであり、前記紡績品は前記皮膜芯および並列複合構造を有する繊維で作製される。本発明の皮鞘スリープ(1)と内芯繊維(2)は層状被覆構造を採用し、皮鞘スリープ(1)と内芯繊維(2)は実際のニーズによって異なる材質で作製され、対応の特性および機能を有し、種類が豊富で適用範囲も広い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
皮鞘スリープと内芯繊維を含み、
前記皮鞘スリープは前記内芯繊維の外側に嵌設され、前記皮鞘スリープの成分はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、スパンデックス、変性アクリルまたはポリエチレン中の1つであり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレン、熱制御アルカン、固相変化材料、遠赤外線材料または徐放カプセル中の少なくとも1つである、ことを特徴とする皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記内芯繊維の成分は、有機化合物をさらに含み、前記有機化合物は、安息香酸、尿素またはベンゾトリアゾールを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項3】
前記皮鞘スリープの重量成分は2%~98%である、ことを特徴とする請求項2に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項4】
前記皮鞘スリープの重量成分は98%であり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は1%であり、前記遠赤外線材料の重量成分は1%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項5】
前記皮鞘スリープの成分はPA6であり、前記PA6の重量成分は70%であり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレンを含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は30%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項6】
前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は80%であり、
前記内芯繊維の成分は熱制御アルカンを含み、前記熱制御アルカンの重量成分は20%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項7】
前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は70%であり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび徐放カプセルを含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は20%であり、前記徐放カプセルの重量成分は10%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項8】
前記皮鞘スリープの成分はポリエチレンであり、前記皮鞘スリープのポリエチレンの重量成分は80%であり、
前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、前記遠赤外線材料はAL



を採用し、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は10%であり、前記AL



の重量成分は10%である、ことを特徴とする請求項3に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか1項に記載の皮膜芯および並列複合構造を有する繊維から作製される、ことを特徴とする紡績品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維紡績品の技術分野に関し、具体的に皮膜芯および並列複合構造を有する繊維およびその紡績品に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
繊維は連続または不連続のフィラメントからなる物質で、動植物体内での組織維持に重要な役割を果たし、繊維は、細糸、糸、ひも、紙づくりまたはフェルト織のときの繊維層として、幅広い用途で使用され、同時に他の素材を織るためにも一般的に使用されている。
【0003】
先行技術における繊維は、通常、様々な繊維状物質の混合物から作られ、層状構造を持たず相容れない多成分混合物を使用した場合、混合繊維の強度が失われるため、紡織がうまくいかず、テキスタイルの品質が保証されず、単一成分のみを使用した場合、繊維や布は単一機能であり、多機能繊維コレクションのニーズを満たすことができない。
【発明の概要】
【0004】
本発明の目的は、先行技術に存在する既存の紡績品用の繊維が織りにくく、機能が単一であるという技術的問題を解決するために、皮膜芯および並列複合構造を有する繊維およびその紡績品を提供することである。本発明が提供する様々な技術的解決策中の好ましい技術的解決策によって生じる多くの技術効果は、以下に詳細に説明される。
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明は以下の技術的解決策を提供する。
【0006】
本発明が提供する皮膜芯および並列複合構造を有する繊維は、皮鞘スリープと内芯繊維を含み、前記皮鞘スリープは前記内芯繊維の外側に嵌設され、前記皮鞘スリープの成分はナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、スパンデックス、変性アクリルまたはポリエチレン中の1つであり、前記内芯繊維の成分はポリエチレン、熱制御アルカン、固相変化材料、遠赤外線材料または徐放カプセル中の少なくとも1つである。
【0007】
好ましくは、前記内芯繊維の成分は有機化合物をさらに含み、前記有機化合物は安息香酸、尿素またはベンゾトリアゾールを含む。
【0008】
好ましくは、前記皮鞘スリープの重量成分は2%~98%である。
【0009】
好ましくは、前記皮鞘スリープの重量成分は98%であり、前記内芯繊維の成分はポリエチレンおよび遠赤外線材料を含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は1%であり、前記遠赤外線材料の重量成分は1%である。
【0010】
好ましくは、前記皮鞘スリープの成分はPA6(ナイロン6)であり、前記PA6の重量成分は70%であり、前記内芯繊維の成分はポリエチレンを含み、前記内芯繊維のポリエチレンの重量成分は30%である。
(【0011】以降は省略されています)

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