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公開番号2024056728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2024008748,2022076720
出願日2024-01-24,2015-12-09
発明の名称ゴルフクラブ及びゴルフクラブヘッドの構造
出願人カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類A63B 53/04 20150101AFI20240416BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】クラブヘッド内に空隙を作成したゴルフクラブ及びゴルフクラブヘッドの提供。
【解決手段】ゴルフクラブヘッド200は、打球フェースと、打球フェースの反対側の背面212と、クラウンと、ソール215と、ヒール218と、トゥ216とを有するボディ202を有する。ボディ202は、ソール215上に周縁によって画定された空隙を有する。ボディ202は、空隙上を延びてクラウンの少なくとも一部分を形成するカバーをさらに画定する。空隙の周縁の少なくとも一部分は、周縁から内側へ空隙内に延びるリップを含む。加えて、又は代えて、ゴルフクラブヘッド200は、ソール215に接続されているとともにソール215内に開口を有する一又は複数のウェイト受け入れ部242を有し、各ウェイト受け入れ部242が開口を通じてウェイトの挿入を受け入れるように構成されてもよい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
打球フェースと、前記打球フェースの反対側の背面と、クラウンと、ソールと、ヒールと、トゥとを有するボディを備え、前記ボディは、前記ソール上の周縁によって画定された空隙を有し、前記ボディは、前記空隙上を延びて前記クラウンの少なくとも一部分を形成するカバーをさらに画定しており、前記空隙の前記周縁の少なくとも一部分が、前記周縁から内側に前記空隙内へと延びるリップを含む、ゴルフクラブヘッド。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記ソールに接続されているとともに前記ソール内に開口を有するウェイト受け入れ部をさらに備え、前記ウェイト受け入れ部は前記開口を通じてウェイトの挿入を受け入れるように構成されている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
前記ウェイト受け入れ部は、前記クラウンの下側及び前記ソールの上側に接続されて前記クラウンから前記ソールに延びる受け入れチューブを備える、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
前記受け入れチューブ内に受け入れられたウェイトをさらに備え、前記ウェイトは、重量部分と軽量部分とを有し、前記ウェイトは、取り外し可能であるとともに、前記ヘッドの重量特性を調整するために、前記受け入れチューブ内の複数の位置へ挿入可能である、請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
前記受け入れチューブは、前記開口に近接するねじ部を含み、前記ヘッドは、前記受け入れチューブ内で前記ねじ部と取り外し可能に係合して前記受け入れチューブ内に前記ウェイトを保持するねじ付き締結具をさらに備える、請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
前記ソールは、前記ソール内で隣接するエリアに対して内側へ凹設された凹部エリアを有し、前記凹部エリアは前記開口を取り囲んでいる、請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
頂部から前記ソールまで延びるとともに前記ウェイト受け入れ部から前記ボディの前記トゥまで延びる第1の壁と、前記頂部から前記ソールまで延びるとともに前記ウェイト受け入れ部から前記ボディの前記ヒールまで延びる第2の壁とをさらに備えており、前記第1の壁及び前記第2の壁は、前記第1の壁及び前記第2の壁と前記フェースとの間に完全に囲まれた内側空洞を画定しており、前記第1の壁及び前記第2の壁は、前記空隙を前記内側空洞から分離している、請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
前記リップは、前記周縁全体の周りを延びている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
前記周縁は、前記空隙をU字形状に画定しており、前記U字形状は、前記ボディの前記背面近傍から前記フェースに向かって延びるヒール部分及びトゥ部分と、前記ボディの前記背面近傍において前記ヒール部分と前記トゥ部分とを接続する接続部分とを有し、前記空隙は、前記ソール上で前記フェースに近接する点から後方に延びる半島部を画定しており、前記ヒール部分及び前記トゥ部分は前記半島部の両側に位置する、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項10】
前記リップは、前記半島部の全体の周りを延びる、請求項9に記載のゴルフクラブヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2014年12月9日に出願された米国特許出願第14/564,984号の利益を主張するものであり、本出願は、参照により本明細書に組み込まれ、本発明の一部をなす。
続きを表示(約 3,100 文字)【0002】
本発明の態様は、一般に、ゴルフクラブ及びゴルフクラブヘッドに関し、より詳細には、クラブヘッドに関連付けられた重量を減少又は再分散させて性能を高めるために、クラブヘッドの一部分を除去し、又はオープンにし、それによって、クラブヘッド内に空隙を作成したゴルフクラブ及びゴルフクラブヘッドに関する。
【背景技術】
【0003】
ゴルフは、多種多様のプレイヤー、すなわち、性別の異なるプレイヤー、年齢及び/又は技術レベルが著しく異なるプレイヤーによって楽しまれている。ゴルフクラブ設計者は、性能改善を求めるゴルファーの絶えざる要求に応えて、ゴルフクラブに組み込まれる技術をうまく進歩させてきた。一態様では、ゴルファーは、ゴルフクラブの「感触」に敏感な傾向がある。ゴルフクラブの「感触」は、クラブのさまざまな構成要素部分と、ボールをスイングした及び/又は打ったときプレイヤーによって経験される感覚を生み出すクラブに関連するさまざまな特徴との組み合わせを含む。クラブ重量、重量分散、スイング・ウェイト、空気力学、スイング・スピードなどはすべて、クラブがスイングしてボールを打つときのクラブの「感触」に影響を与え得る。「感触」は、クラブヘッドがボールを打ってボールを動かすときに生じる音に関連することも見出されている。クラブヘッドが、インパクト時に不愉快な、望ましくない、又は驚かせるような音を発する場合、ユーザは、たじろぎ、スイングをやめ、スイングを減速させ、手を放し、及び/又はスイングを完全にフォロースルーせず、それによって、スイングの距離、方向、及び/又は他の性能面と、結果として生じるボールの動きに影響を与える。ボールを打つ前ですら、この不愉快な、望ましくない、又は驚かせるような音のユーザの予想が、スイングに影響を与えることができる。
【0004】
また、ゴルフクラブの性能は、ゴルフクラブヘッドの重心の場所に影響を与えるクラブヘッドの周りでの重量分散を含むいくつかの要因に基づいて変化することができる。重心が接触面上のエンゲージメント点の後ろに位置決めされるとき、ゴルフ・ボールは、ほぼまっすぐなルートを取る。しかしながら、重心が、エンゲージメント点の側方へ離隔されているとき、ゴルフ・ボールは、意図しない方向に飛ぶことがあり、及び/又は、「プル」、「プッシュ」、「ドロー」、「フェード」、「フック」、もしくは「スライス」と呼ばれることが多いボール飛行を含む、左もしくは右に曲がるルートを取ることがある。同様に、重心が、エンゲージメント点の上又は下に離隔されているとき、ゴルフ・ボールの飛行はそれぞれ、よりうんざりする又は上昇軌跡を示すことがある。
【0005】
クラブヘッドの周りでの重量分散は、クラブヘッドに関連付けられた慣性モーメントにも影響を与えることができる。したがって、慣性モーメントを変えると、ゴルフクラブヘッド設計がどのようにヒール及びトゥでの打ち損じに影響を及ぼすかを含む、ゴルフクラブがどのようにパフォーマンスするかに影響を与えることができる。同様に、インパクトの点及び打ち上げ角度などの他の要因も、ボールを打つとボールがどのように進むかに影響を与えることができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
クラブ設計者は、ゴルフクラブ及び/又はゴルフクラブヘッドに関連付けられた重量を分散又は再分散させる新しい方策を探していることが多い。たとえば、クラブ設計者は、クラブヘッド内のより多くの許容度(forgiveness)、精度の改善、所望のボール飛行などを提供するために、重量を分散させることに気を付けることが多い。そのような設計を求めて、クラブ設計者は、ほとんどのゴルファーによって望まれる従来の美しい外観を有するクラブヘッドを維持するという課題にも直面する。従来技術によるいくつかのゴルフクラブ及びゴルフクラブヘッド設計は、いくつかの有利な特徴を提供するが、それにもかかわらず、いくつかの制限を有する。したがって、クラブの性能を高めるためにクラブヘッド全体にわたって重量減少特性と重量分散の改善を有するゴルフクラブ及びゴルフクラブヘッドを提供することが有利であろう。本発明は、従来技術の制限及び欠点のうちのいくつかを克服し、これまで利用可能でない新しい特徴を提供するために提供される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の少なくともいくつかの態様は、クラブヘッドについての強化された重量分散を有するゴルフクラブ及びゴルフクラブヘッドに関する。一態様では、ゴルフクラブは、ゴルフクラブヘッド内に形成された空隙の形をとる幾何学的ウェイト特徴を利用する。ゴルフクラブヘッドは、空隙の上に延びるカバーを含んでよく、したがって、空隙は、アドレス位置においてゴルフクラブヘッドの上部から見えないことがある。ゴルフクラブヘッドは、一つ又は複数の調整可能なウェイト配置をさらに含んでよい。
【0008】
本発明の態様は、打球フェースと、打球フェースの反対側の背面と、クラウンと、ソールと、ヒールと、トゥとを有するボディを含むゴルフクラブヘッドに関する。ボディは、ソール上の周縁によって画定された空隙を有し、ボディは、空隙上を延びてクラウンの少なくとも一部分を形成するカバーをさらに画定する。空隙の周縁の少なくとも一部分は、周縁から内側に空隙内へと延びるリップを含む。リップは、周縁全体の周りを延びてもよいし、周縁の一部分のみの周りを延びてもよい。
【0009】
一態様によれば、ヘッドは、ウェイト受け入れ部が開口を通してのウェイトの挿入を受け入れるように構成されるように、ソールに接続されソール内の開口を有するウェイト受け入れ部を含む。ウェイト受け入れ部は、クラウンの下側及びソールの上側に接続されクラウンからソールに延びる受け入れチューブであり得る。ウェイトは、受け入れチューブ内に受け入れられてよく、ウェイトは、重量部分と軽量部分とを有してよい。この構成では、ウェイトは取り外し可能であり、ヘッドの重量特性を調整するために受け入れチューブに複数の位置まで挿入可能である。受け入れチューブは、開口に近接してねじ部を含んでよく、ねじ付き締結具が、受け入れチューブ内でウェイトを保持するために受け入れチューブ内でねじ部と解放可能に係合するように設けられてよい。ソールは、ソール内で隣接するエリアに対して内側に凹設された凹部エリアも有してよく、この凹部エリアは開口を取り囲むとよい。
【0010】
別の態様によれば、ヘッドは、少なくとも一つの壁とフェースとの間に完全に囲まれた内側空洞を画定するように、上部からソールまで、及びボディのヒールからトゥまで延びる少なくとも一つの壁も含んでよく、したがって、壁は、空隙を内側空洞から分離する。ウェイト受け入れ部を有するヘッドでは、ヘッドは、上部からソールまで延びウェイト受け入れ部からボディのトゥまで延びる第1の壁と、上部からソールまで延びウェイト受け入れ部からボディのヒールまで延びる第2の壁とを含んでよい。第1の壁及び第2の壁は、第1の壁と第2の壁とフェースとの間に完全に囲まれた内側空洞を画定し、第1の壁及び第2の壁は、空隙を内側空洞から分離する。
(【0011】以降は省略されています)

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