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公開番号2024055407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162324
出願日2022-10-07
発明の名称繊維、繊維束および繊維製品
出願人三菱ケミカル株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D01F 6/62 20060101AFI20240411BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含む強度に優れる繊維を提供する。
【解決手段】ジカルボン酸系化合物(A)単位と脂肪族ジオール(B)単位とを含むポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含み、示差走査熱量測定によって測定される結晶融解熱が52J/g~80J/gであり、ジカルボン酸系化合物(A)は、2,5-フランジカルボン酸、2,5-フランジカルボン酸誘導体、フランジカルボン酸エステルおよびフランジカルボン酸無水物から選ばれる1つ以上であり、脂肪族ジオール(B)は、1,2-エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオールの群から選ばれる1つ以上である、繊維。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含み、示差走査熱量測定によって測定される結晶融解熱が52J/g~80J/gである繊維であって、
前記ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)は、ジカルボン酸系化合物(A)単位と脂肪族ジオール(B)単位とを含む共重合体であり、
前記ジカルボン酸系化合物(A)は、2,5-フランジカルボン酸、2,5-フランジカルボン酸誘導体、フランジカルボン酸エステルおよびフランジカルボン酸無水物の群から選ばれる1つ以上であり、
前記脂肪族ジオール(B)は、1,2-エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオールの群から選ばれる1つ以上である、
繊維。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含み、引張強度が5.0cN/dtex以上である繊維であって、
前記ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)は、ジカルボン酸系化合物(A)単位と脂肪族ジオール(B)単位とを含む共重合体であり、
前記ジカルボン酸系化合物(A)は、2,5-フランジカルボン酸、2,5-フランジカルボン酸誘導体、フランジカルボン酸エステルおよびフランジカルボン酸無水物の群から選ばれる1つ以上であり、
前記脂肪族ジオール(B)は、1,2-エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオールの群から選ばれる1つ以上である、
繊維。
【請求項3】
引張強度が5.0cN/dtex以上である請求項1に記載の繊維。
【請求項4】
引張強度が6.5cN/dtex以上である請求項1または2に記載の繊維。
【請求項5】
複屈折の値が0.10~0.20である請求項1または2に記載の繊維。
【請求項6】
ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)の含有量が70~100質量%である請求項1または2に記載の繊維。
【請求項7】
前記ジカルボン酸系化合物(A)が2,5-フランジカルボン酸であり、前記脂肪族ジオール(B)が1,2-エタンジオールである請求項1または2に記載の繊維。
【請求項8】
前記ジカルボン酸系化合物(A)が、バイオマス由来の2,5-フランジカルボン酸を含む請求項1または2に記載の繊維。
【請求項9】
広角X線回折によって測定される結晶面間隔が0.440~0.470nmである請求項1または2に記載の繊維。
【請求項10】
引張伸度が5~15%である請求項1または2に記載の繊維。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維、繊維束および繊維製品に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
合成繊維は、衣料品からカーペット、自動車の内装や工事用養生ネットなど多くの用途において用いられる。特に、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)およびポリアミド(ナイロン-6およびナイロン-6,6)は、多く使用されるポリマーであり、製造経路および用途は過去数十年間開発されているが、これらのポリマーはすべて、化石燃料に由来する。
【0003】
2,5-フランジカルボン酸は、糖中間体から製造される二官能性芳香族二酸であることから、製造されるポリマーはバイオマス由来である。このバイオマス由来ポリマーを使用して、バイオマス由来繊維を製造することができる。バイオマス由来ポリマーは再生可能な資源から得られ、現存の繊維に対してカーボンフットプリントが低減されるため、バイオマス由来のポリエステル繊維が関心を集めている。
【0004】
例えば、特許文献1には、ポリエステル、特にポリ(トリメチレン-2,5-フランジカルボキシレート)(PTF)およびPTFベースのブレンドおよびコポリマーから製造されるバイオマス由来繊維の製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-150668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、実施例における繊維は延伸倍率が低く、繊維強度は、最大で3g/デニール程度であり、広く繊維製品として用いるには低い強度であった。また、延伸倍率が低いことから、結晶化熱も低いものと考えられる。
【0007】
本発明の目的は、ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含む強度に優れる繊維を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1.ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含み、示差走査熱量測定によって測定される結晶融解熱が52J/g~80J/gである繊維であって、
前記ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)は、ジカルボン酸系化合物(A)単位と脂肪族ジオール(B)単位とを含む共重合体であり、
前記ジカルボン酸系化合物(A)は、2,5-フランジカルボン酸、2,5-フランジカルボン酸誘導体、フランジカルボン酸エステルおよびフランジカルボン酸無水物の群から選ばれる1つ以上であり、
前記脂肪族ジオール(B)は、1,2-エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオールの群から選ばれる1つ以上である、
繊維。
2.ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含み、引張強度が5.0cN/dtex以上である繊維であって、
前記ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)は、ジカルボン酸系化合物(A)単位と脂肪族ジオール(B)単位とを含む共重合体であり、
前記ジカルボン酸系化合物(A)は、2,5-フランジカルボン酸、2,5-フランジカルボン酸誘導体、フランジカルボン酸エステルおよびフランジカルボン酸無水物の群から選ばれる1つ以上であり、
前記脂肪族ジオール(B)は、1,2-エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオールの群から選ばれる1つ以上である、
繊維。
3.引張強度が5.0cN/dtex以上である1に記載の繊維。
4.引張強度が6.5cN/dtex以上である1~3のいずれかに記載の繊維。
5.複屈折の値が0.10~0.20である1~4のいずれかに記載の繊維。
6.ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)の含有量が70~100質量%である1~5のいずれかに記載の繊維。
7.前記ジカルボン酸系化合物(A)が2,5-フランジカルボン酸であり、前記脂肪族ジオール(B)が1,2-エタンジオールである1~6のいずれかに記載の繊維。
8.前記ジカルボン酸系化合物(A)が、バイオマス由来の2,5-フランジカルボン酸を含む1~7のいずれかに記載の繊維。
9.広角X線回折によって測定される結晶面間隔が0.440~0.470nmである1~8のいずれかに記載の繊維。
10.引張伸度が5~15%である1~9のいずれかに記載の繊維。
11.単繊維繊度が1.5~1000dtexである1~10のいずれかに記載の繊維。
12.1~11のいずれかに記載の繊維が複数本で束になった、総繊度が10~10000dtexである繊維束。
13.1~12のいずれかに記載の繊維または12に記載の繊維束を含む、繊維製品。
14.織物、編物、不織布、または紐である13に記載の繊維製品。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、バイオマス由来であるポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含む強度に優れる繊維を製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施形態の一例の繊維は、ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)を含み、示差走査熱量測定によって測定される結晶融解熱が52J/g~80J/gである繊維であって、
前記ポリ(アルキレンフランジカルボキシレート)は、ジカルボン酸系化合物(A)単位と脂肪族ジオール(B)単位とを含む共重合体であり、
前記ジカルボン酸系化合物(A)は、2,5-フランジカルボン酸、2,5-フランジカルボン酸誘導体、フランジカルボン酸エステルおよびフランジカルボン酸無水物の群から選ばれる1つ以上であり、
前記脂肪族ジオール(B)は、1,2-エタンジオール、ジエチレングリコール、1,2-プロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオール、1,4-シクロヘキサンジメタノールおよび2,2-ジメチル-1,3-プロパンジオールの群から選ばれる1つ以上である。
(【0011】以降は省略されています)

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