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公開番号2024051612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157873
出願日2022-09-30
発明の名称設備点検評価装置、還元費算出方法および還元費算出プログラム
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類G06Q 10/20 20230101AFI20240404BHJP(計算;計数)
要約【課題】設備所有者による適切な設備保全業務を支援することが可能な設備点検評価装置、還元費算出方法および還元費算出プログラムを提供する。
【解決手段】設備点検評価装置10は、入力受付部11と、点検率算出部13と、還元費算出部15と、を備えている。入力受付部11は、設備の日常点検情報D1の入力を受け付ける。点検率算出部13は、入力受付部11において入力された日常点検情報D1に基づいて、設備を所有する設備所有者による設備の点検を行う日常巡視の実施度合いを示す点検率を算出する。還元費算出部15は、入力受付部11において入力された日常点検情報D1と、点検率算出部13において算出された点検率と、に基づいて、設備所有者に設備の管理費用を還元する還元費を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
設備の日常点検情報の入力を受け付ける入力受付部と、
前記入力受付部において入力された前記日常点検情報に基づいて、前記設備を所有する設備所有者による前記設備の点検を行う日常巡視の実施度合いを示す点検率を算出する点検率算出部と、
前記入力受付部において入力された前記日常点検情報と、前記点検率算出部において算出された前記点検率と、に基づいて、前記設備所有者に前記設備の管理費用を還元する還元費を算出する還元費算出部と、
を備えている設備点検評価装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記点検率算出部は、前記設備所有者による前記日常巡視が前記入力受付部において入力された前記日常点検情報に含まれる実施スケジュールに記録された巡視日に実際に実施された割合を、前記日常巡視の実施率として算出する実施率算出部を、有している、
請求項1に記載の設備点検評価装置。
【請求項3】
前記点検率算出部は、前記入力受付部において入力された前記日常点検情報に含まれる日常巡視点検表に含まれる全体の項目数に対して、前記日常巡視後に前記設備所有者によって記入された前記項目数の割合を、点検項目の記入率として算出する記入率算出部を、さらに有している、
請求項1または2に記載の設備点検評価装置。
【請求項4】
前記点検率算出部は、前記設備所有者による前記日常巡視が前記入力受付部において入力された前記日常点検情報に含まれる実施スケジュールに記録された巡視日に前記日常巡視が実施された割合を示す前記日常巡視の実施率と、前記入力受付部において入力された前記日常点検情報に含まれる日常巡視点検表に含まれる全体の項目数に対して前記日常巡視後に前記設備所有者によって記入された前記項目数の割合を示す点検項目の記入率と、の乗算に基づいて、前記点検率を算出する、
請求項1に記載の設備点検評価装置。
【請求項5】
前記還元費算出部は、前記点検率と、前記日常巡視の巡視結果を参照して作成される評価内容に基づく補正値と、前記日常巡視の前記巡視結果を参照して作成される評点に基づく補正単価と、所定の条件に基づいて設定される還元係数と、の乗算に基づいて、前記還元費を算出する、
請求項1または2に記載の設備点検評価装置。
【請求項6】
前記還元係数は、前記設備所有者が契約する契約期間および契約規模、前記日常巡視の前記巡視結果の優劣性、前記設備の老朽度を参考にして設定される、
請求項5に記載の設備点検評価装置。
【請求項7】
前記入力受付部は、前記日常巡視を行う日程が記録された前記実施スケジュールの入力を受け付ける、
請求項2に記載の設備点検評価装置。
【請求項8】
前記入力受付部は、前記日常巡視における点検項目が含まれる日常巡視点検表の入力を受け付ける、
請求項3に記載の設備点検評価装置。
【請求項9】
前記入力受付部は、前記設備の前記管理費用を還元する前記還元費を算出するために用いられる評点補正テーブルの入力を受け付ける、
請求項1または2に記載の設備点検評価装置。
【請求項10】
前記入力受付部は、前記還元費算出部が、前記還元費の算出を開始するための評価指示の入力を受け付ける、
請求項1または2に記載の設備点検評価装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、設備所有者による設備の保全業務を評価する設備点検評価装置、還元費算出方法および還元費算出プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自家用電気工作物等の設備に関しては、設備の安全性を高く保つために複数の点検項目について定期的な点検作業を行うことが義務付けられている。また、このような設備の保安上のリスクを低減させるために、保守管理を支援するための装置が種々考案されている。
例えば、特許文献1には、管理対象物である各設備の設備情報および点検情報に基づいて算出される将来における各設備の故障発生確率と、各設備が配置されたエリアに関する情報に基づいて算出される各設備の故障時における影響度と、を用いて、将来におけるリスク予測値をエリアごとに予測し、当該リスク予測値が閾値よりも大きいと判定された場合には、当該リスク予測値のエリアに配置された全ての設備または一部の設備を、リスクベースメンテナンスの対象設備として選定する設備保守管理装置について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-224539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の設備保守管理装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された設備保守管理装置では、将来の設備の故障発生確率に応じた点検優先対象を選定するため、設備所有者は設備保全業務を容易に行うことができる。
【0005】
しかし、このような装置構成では、設備所有者による設備保全業務が適切に行われているかどうかを判断することはできない。
また、設備を長期的に保護するためには、設備所有者による設備保全業務が適切に行われていることが必要である。
これらを考慮すると、設備保全業務には、改善の余地がある。
【0006】
本発明の課題は、設備所有者による適切な設備保全業務を支援することが可能な設備点検評価装置、還元費算出方法および還元費算出プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明に係る設備点検評価装置は、入力受付部と、点検率算出部と、還元費算出部と、を備えている。入力受付部は、設備の日常点検情報の入力を受け付ける。点検率算出部は、入力受付部において入力された日常点検情報に基づいて、設備を所有する設備所有者による設備の点検を行う日常巡視の実施度合いを示す点検率を算出する。還元費算出部は、入力受付部において入力された日常点検情報と、点検率算出部において算出された点検率と、に基づいて、設備所有者に設備の管理費用を還元する還元費を算出する。
【0008】
ここでは、設備の日常点検情報に基づいて算出された設備所有者による日常巡視の実施度合いを示す点検率を用いて設備所有者に設備の管理費用を還元する還元費を算出する。
ここで、日常点検情報とは、例えば、設備所有者が設備の点検を行う日程、点検対象となる設備、当該設備の点検項目、点検を適切に行ったかどうかを把握するためのチェックリスト等が含まれる。
【0009】
日常巡視とは、例えば、保安規定に相当する社内規程等に基づいて、設備所有者によって行われる設備の定期的な保守点検である。また、日常巡視は、月ごとに実施される月次点検とは異なり、毎日実施されてもよい。
点検率とは、例えば、実施すべき設備の点検業務が実際に実施された割合であって、設備の保全リスクを定量的に表した値であり、日常点検情報に基づいて算出される。ここで、点検率が高い場合は、保全リスクが低減され、点検率が低い場合は、保全リスクが高まると考えられる。
【0010】
管理費用とは、例えば、外部保安事業者への点検委託費用、固定資産として購入した設備の減価償却費用、設備の修理費用、設備の清掃費用、設備設置個所の警備費用、設備管理に伴う人件費、設備の関連法令に遵守した点検費用等が含まれる。また、設備の設置個所に依って老朽度も異なってくるため、管理費用は、地域ごとに調整されてもよい。例えば、塩害地域に設置された設備は、設備劣化の進行度合いが早まることが考えられるため、管理費用が高く設定される等の調整がされてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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