意匠ウォッチ

発行日2025-05-02
公報種別意匠公報(S)
登録番号1797511
登録日2025-04-22
意匠に係る物品空気ボンベ保持具
意匠分類J6-29(保安機械器具等)
出願番号2024012411
出願日2024-06-19
意匠権者山崎自動車株式会社
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明(1)意匠に係る物品(以下、本物品と称する場合がある。)は、各種大きさの酸素ボンベに対応して、当該酸素ボンベを固定保持したまま、背負った状態で移動したり、消防自動車等に座ったりできるとともに、消防自動車等から脱着取出が、極めて容易な空気ボンベ保持具であって、美的観点から、少なくとも下記特徴1～3を有している。(2)すなわち、本物品は、特徴1として、各部の名称を示す参考図に示すように、ボンベ保持底部16に置かれた酸素ボンベを支えるために、各種大きさの酸素ボンベに対応した大きさの円弧を描く、上層プレート部材13及び下層プレート部材12を備えている。(3)そして、これらの上層第1プレート13Aが、上層第2プレート13Bと、上層第3プレート13Cとの間隙、及び、下層第1プレート12Aが、下層第2プレート12Bと、下層第3プレート12Cとの間隙で、それぞれ水平方向にスライド可能に構成されている。(4)すなわち、上層第1プレート13Aが所定位置に水平移動し、かつ、下層第1プレート12Aが、同様に所定位置に水平移動し、それぞれ所定位置に固定されるとともに、各種大きさの酸素ボンベに対応した大きさの所定円弧を形成することができる。(5)したがって、本物品の空気ボンベ保持具10によれば、上層第1プレート13A及び下層第1プレート12A等によって、形成された所定円弧に密着させて、適合する大きさの酸素ボンベを、安定的に固定することができる。(6)又、本物品は、特徴2として、各部の名称を示す参考図に示すように、抑えプレート18の側方にストッパー27が設けてあり、当該抑えプレート18が水平方向に位置するように、固定することができる。(7)もしも、ストッパー27が設けられていないと、ローラ28A、28Bを備えた抑えプレート18が、その自重で、水平方向よりも下方に向かって傾斜することになる。よって、一度取り出した酸素ボンベを設置し直す際に、抑えプレート18が邪魔をしてしまうため、使用者が、抑えプレート18を上げながら、作業する必要がある。(8)それに対して、本物品の空気ボンベ保持具10は、ストッパー27によって、抑えプレート18が水平方向に位置することから、抑えプレート18が邪魔することなく、酸素ボンベを設置し直すことができる。そのため、例えば、酸素ボンベを背負った状態のまま、酸素ボンベを所定位置に保持しつつ、消防自動車等に座ることができる。なお、背面側からの斜視参考図を併せて示すが、全体的に、各部が均等配置されており、固定配置が容易であって、背面側の意匠性も高いことが理解される。(9)更に、本物品は、特徴3として、ネジ部を、飾りねじの一種の、はめ込み式つまみネジ32にしてあり、工具がなくても、ネジ部を素手で操作して、所定状態の空気ボンベ保持具10とすることができる。(10)かかるはめ込み式つまみネジ32は、摘み部が黒色プラスチックから構成されており、空気ボンベ保持具10の各所に、対称性をもって、均等配置されており、空気ボンベ保持具10の意匠性を著しく高めている。
意匠の説明

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