意匠ウォッチ

発行日2023-10-05
公報種別意匠公報(S)
登録番号1754445
登録日2023-09-26
意匠に係る物品戸当たり
意匠分類L7-30(建物用構造材、枠材等)
出願番号2023005053
出願日2023-03-14
意匠権者ミサワホーム株式会社,テクノエフアンドシー株式会社
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は、出入口等の開口部を開閉するドア等の建具が、開口部の閉塞時において接触又は近接する戸当たりである。建具は、開口部の縁部に取り付けられた建具枠によって保持されており、その建具枠を構成する枠材のうち少なくとも建具の吊元側に位置する側枠に、本物品の戸当たりが取り付けられている。より詳細に説明すると、建具の吊元側の側枠における長さ方向と直交する幅方向の中央には、当該側枠の長さ方向に沿って溝部が形成されており、戸当たりは、その溝部に差し込まれて固定される。このような戸当たりは、側枠における溝部の略全長に亘って差し込むことができるように長尺に形成された戸当たり本体と、戸当たり本体に設けられて当該戸当たり本体と建具との隙間を塞ぐモヘアと、を備えている。戸当たり本体は、側枠の溝部に差し込まれるときに建具側に向けられる建具側面の一縁部(右側縁部)から突出する突条部を備えている。これにより、戸当たり本体は、平面視又は断面視において略L字型に形成されている。戸当たり本体における突条部を含む側面(右側面)は平滑で段差のない状態に形成されている。戸当たり本体は、突条部が形成された側(右側)の部分が、側枠の溝部に差し込まれて、溝底に接するように配置される。また、突条部が形成された側の部分における幅寸法(正背方向の寸法)は、溝部の溝幅と略等しいか若干短く設定されている。突条部は、戸当たり本体を溝部の溝底に対して固定するときにビス等の固定具が設けられる箇所として機能する。なお、戸当たり本体の溝底への固定は、ビス等の固定具による固定と接着剤による固定が併用される。さらに、戸当たり本体は、建具側面の他縁部(左側縁部)に形成された傾斜面を備えている。これにより、戸当たり本体は、側枠から突出する部分の先端部が、平面視又は断面視においてテーパー状に形成されている。そして、戸当たり本体は、建具側面と突条部との間が入隅部となっていて、この入隅部にモヘアが配置されている。モヘアは、長さ寸法が、戸当たり本体と略等しく設定されている。このようなモヘアは、繊維束を保持する基部を備えており、この基部は、突条部に対して固定されていてビス等の固定具を遮蔽している。つまり、突条部は、モヘアが固定される被固定部としても機能する。また、モヘアの繊維束は、戸当たり本体における建具側面のうち他縁部の傾斜面側に大きくはみ出さないような寸法設定とされている。なお、戸当たりが側枠の溝部に差し込まれたときに、戸当たり本体の突条部と、モヘアの基部は、溝部の外部には露出しないようになっている。
意匠の説明この意匠は、正面図、背面図、左側面図、右側面図において上下にのみ連続するものである。底面図は平面図と対称に表われるため省略する。モヘアは、植毛部を有するものに相当する。

関連意匠