意匠ウォッチ

発行日2025-08-19
公報種別意匠公報(S)
登録番号1722347
登録日2022-08-03
意匠に係る物品ディスプレイユニット
意匠分類H7-6244(電子情報入出力機器)
出願番号2020009394
出願日2020-05-12
意匠権者ソニーグループ株式会社
代理人個人
意匠に係る物品の説明本願意匠に係る物品は微細なLED素子を光源とするディスプレイユニットであり、単体でも機能するものの、通常は複数を組み上げて用いる。多くを組み合わせれば大画面となり、少数のユニットで比較的小さな画面を構築することも可能である。本願物品は、その画面上に視認されるように、写真、絵画、その他種々のグラフィカルな加飾を施した層(以下「加飾層」という。)を具えており、光源となるLED素子周辺において僅かに開口する。そのため、実施態様の一例を示す参考図に表すように、本願物品の非通電時には当該加飾層上の装飾のみが視認され、通電時にはディスプレイに映し出される映像のみが視認される(C-C部分参考拡大図において、引出線1で示す部分が開口部、同2はディスプレイ面、同3はLED素子、同4が加飾層表面である。)。このように、本願物品は映像などを映すディスプレイ装置として、併せて建築物の内外壁等に埋め込んで用いる加飾用の材として機能する。具体的な使用場面は様々あるが、例えば住居のリビングの内壁に用いれば、テレビジョン放送等の視聴のためのディスプレイとして用いることができる一方で、視聴をしていないときにはそれがそのまま壁となるので、リビングにテレビジョン受像機を置く必要がなくなり、リビング空間の構成に自由度が増すことになる。
意匠の説明A-B部分領域内において一点鎖線で囲んだ部分(同領域内における開口部周辺の加飾層、開口部に現れるディスプレイ面及びLED素子)が部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。A-B部分領域の外(正面図、背面図、右側面図及び平面図において赤色で着色した部分)は意匠登録を受けようとする部分に含まない。正面図及びA-B部分拡大図において破線で表した模様は、意匠登録を受けようとする部分に含まない。開口部及びLED素子は極く微細であり、正面図において(出願に用いるイメージファイルに関して許容されている画素密度では)これらを精緻に表すことができないため、同図においてはこれらを薄墨の彩色によって代替的に表している。A-B部分領域内においては、C-C部分拡大図に示す開口部、LED素子及び開口部周辺の一点鎖線が、正面視右方向及び下方向にC-C部分のそれを含めてそれぞれ10回連続して現れる(C-C部分参考拡大図における薄墨の着色は意匠登録を受けようとする部分を表しているが、右方向及び下方向にそれぞれ10回連続するその全体が意匠登録を受けようとする部分である。)。各図における一点鎖線は意匠登録を受けようとする部分とそれ以外の部分の境界のみを表している。左側面図及び底面図は意匠登録を受けようとする部分以外の部分のみ現れるので省略する。

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