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公開番号2025156897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-15
出願番号2024059641
出願日2024-04-02
発明の名称振動ふるい装置及び振動ふるい方法
出願人株式会社ダルトン
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類B07B 1/28 20060101AFI20251007BHJP(固体相互の分離;仕分け)
要約【課題】粉体のふるい分けを行う際の処理能力を安定して向上させることが可能となる、振動ふるい装置及び振動ふるい方法を提供する。
【解決手段】振動ふるい装置100は、周壁10aによって囲まれた上ハウジング10と、上ハウジング10の内部に設けられたふるい網11と、上ハウジング10に振動を付与する振動機構30と、内筒を介してふるい網11の上方に粉体Pを供給する供給部40と、を備え、内筒は、供給部40がふるい網11の上方に粉体Pを供給する際に少なくとも下端部に粉体を充填可能とされ、ふるい網11から内筒の下端部に形成された供給口47bまでの距離Dは、ふるい網11から周壁10aの上端部までの高さHよりも小さく形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
周壁によって囲まれたハウジングと、
前記ハウジングの内部に設けられたふるい網と、
前記ハウジングに振動を付与する振動機構と、
内筒を介して前記ふるい網の上方に粉体を供給する供給部と、を備え、
前記内筒は、前記供給部が前記ふるい網の上方に粉体を供給する際に少なくとも下端部に粉体を充填可能とされ、
前記ふるい網から前記内筒の前記下端部に形成された供給口までの距離は、前記ふるい網から前記周壁の上端部までの高さよりも小さく形成される、振動ふるい装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記内筒は、前記ふるい網から前記供給口までの距離が調節可能とされる、請求項1に記載の振動ふるい装置。
【請求項3】
前記供給部は、前記内筒への粉体の投入速度を調整する速度調整部を備え、
前記内筒には、粉体の有無を検知する第一のセンサが設けられ、
前記第一のセンサが前記粉体を検知しない場合に、前記速度調整部が粉体の投入速度を大きくする、請求項1又は請求項2に記載の振動ふるい装置。
【請求項4】
前記内筒における前記第一のセンサの上方には、粉体の有無を検知する第二のセンサが設けられ、
前記第二のセンサが前記粉体を検知した場合に、前記速度調整部が粉体の投入速度を小さくする、請求項3に記載の振動ふるい装置。
【請求項5】
ハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられたふるい網と、前記ハウジングに振動を付与する振動機構と、内筒を介して前記ふるい網の上方に粉体を供給する供給部と、を備えた振動ふるい装置で行う振動ふるい方法であって、
前記内筒の少なくとも下端部に粉体を充填させた状態で前記供給部が前記ふるい網の上方に粉体を供給する、振動ふるい方法。
【請求項6】
前記供給部は、前記内筒への粉体の投入速度を調整する速度調整部を備え、
前記内筒には、粉体の有無を検知する第一のセンサが設けられ、
前記第一のセンサが前記粉体を検知しない場合に、前記速度調整部が粉体の投入速度を大きくする、請求項5に記載の振動ふるい方法。
【請求項7】
前記内筒における前記第一のセンサの上方には、粉体の有無を検知する第二のセンサが設けられ、
前記第二のセンサが前記粉体を検知した場合に、前記速度調整部が粉体の投入速度を小さくする、請求項6に記載の振動ふるい方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体の分級や選別等に用いられる振動ふるい装置及び振動ふるい方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ふるい網が設けられたふるい枠に振動を付与することにより、ふるい枠の内部に投入された粉体をふるい分ける構成の振動ふるい装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-174495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術に係る振動ふるい装置において、粉体をふるい分ける際の処理能力のばらつきを抑制する構成が求められている。本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、粉体のふるい分けを行う際の処理能力を安定して向上させることが可能となる振動ふるい装置及び振動ふるい方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
本発明に係る振動ふるい装置は、周壁によって囲まれたハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられたふるい網と、前記ハウジングに振動を付与する振動機構と、内筒を介して前記ふるい網の上方に粉体を供給する供給部と、を備え、前記内筒は、前記供給部が前記ふるい網の上方に粉体を供給する際に少なくとも下端部に粉体を充填可能とされ、前記ふるい網から前記内筒の前記下端部に形成された供給口までの距離は、前記ふるい網から前記周壁の上端部までの高さよりも小さく形成される。
【0007】
また、振動ふるい装置において、前記内筒は、前記ふるい網から前記供給口までの距離が調節可能とされることが好ましい。
【0008】
また、振動ふるい装置において、前記供給部は、前記内筒への粉体の投入速度を調整する速度調整部を備え、前記内筒には、粉体の有無を検知する第一のセンサが設けられ、前記第一のセンサが前記粉体を検知しない場合に、前記速度調整部が粉体の投入速度を大きくすることが好ましい。
【0009】
また、振動ふるい装置において、前記内筒における前記第一のセンサの上方には、粉体の有無を検知する第二のセンサが設けられ、前記第二のセンサが前記粉体を検知した場合に、前記速度調整部が粉体の投入速度を小さくすることが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る振動ふるい方法は、ハウジングと、前記ハウジングの内部に設けられたふるい網と、前記ハウジングに振動を付与する振動機構と、内筒を介して前記ふるい網の上方に粉体を供給する供給部と、を備えた振動ふるい装置で行う振動ふるい方法であって、前記内筒の少なくとも下端部に粉体を充填させた状態で前記供給部が前記ふるい網の上方に粉体を供給する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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