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公開番号
2025112249
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024112029,2024006217
出願日
2024-07-11,2024-01-18
発明の名称
組糸
出願人
TPR株式会社
代理人
個人
主分類
D02G
3/16 20060101AFI20250724BHJP(糸;糸またはロープの機械的な仕上げ;整経またはビーム巻き取り)
要約
【課題】引張強度及び耐擦過性に優れたCNT芯糸の組糸を提供する。
【解決手段】組糸100は、CNT(カーボンナノチューブ)で構成された糸であるCNTヤーンを含む芯糸101と、芯糸101を被覆する鞘糸102とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
CNT(カーボンナノチューブ)で構成された糸であるCNTヤーンを含む芯糸と、
前記芯糸を被覆する鞘糸とを有する
組糸。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記芯糸は1本であり、前記鞘糸は複数本からなる
請求項1記載の組糸。
【請求項3】
前記複数の鞘糸は同じ太さで同じ材質からなる
請求項2記載の組糸。
【請求項4】
前記鞘糸はポリエチレン繊維を含む
請求項1記載の組糸。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、引張強度及び耐擦過性に優れた組糸に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、用途や目的に応じ種々の特性を有する組糸が提供されている。
【0003】
例えば、ナイロン6及びナイロン6,6等のポリアミド樹脂、ポリフッ化ビニリデン等のフッ素系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、超高分子量ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂のモノフィラメントは、釣糸として、対象魚や釣法に応じ幅広く利用されている(特許文献1参照)。
【0004】
また、現在ではポリエチレン繊維を製紐したマルチフィラメントであるPEラインが釣糸として普及している。PEラインは、上述の合成樹脂からなるモノフィラメントよりも引張強度(直線強度)に優れ、伸び率が低く、かつ断面積が小さいという特長を有する。一方、PEラインは、これらのモノフィラメントと比較すると耐擦過性(耐摩耗性)において劣る。
【0005】
耐擦過性に優れた素材として、炭素系微細構造物の1つであるカーボンナノチューブ(以下、CNTと称する)を凝集したCNTヤーンがある(特許文献2乃至4参照)。しかしながら、CNTヤーンは、PEラインと比較すると引張強度において劣る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第2741841号
特許第5350635号
特許第4512750号
特許第7192176号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来より引張強度(直線強度)、耐擦過性(耐摩耗性)のいずれかにおいて優れた特性を有する糸は開発されているが、未だ引張強度及び耐擦過性の両方を兼ね備えた糸は開発されていない。釣糸等として普及しているPEラインの優れた特性を維持しつつ、耐擦過性を向上させた糸の提供が望まれる。
【0008】
本発明は主にこのような課題を解決するためのものであり、引張強度及び耐擦過性に優れたCNT芯糸の組糸を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一実施の形態において、組糸は、CNT(カーボンナノチューブ)で構成された糸であるCNTヤーンを含む芯糸と、前記芯糸を被覆する鞘糸とを有する。
一実施の形態において、前記芯糸は1本であり、前記鞘糸は複数本からなる。
一実施の形態において、前記鞘糸は同じ太さで同じ材質からなる。
一実施の形態において、前記鞘糸はポリエチレン繊維を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、引張強度及び耐擦過性に優れたCNT芯糸の組糸を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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