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公開番号2025093554
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209274
出願日2023-12-12
発明の名称遊技機
出願人株式会社平和
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20250617BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】遊技者に与える違和感が抑制された遊技機を提供する
【解決手段】第1の素材は、再生開始後の所定期間は音が出力されない無音区間となっており、第2の素材は、無音区間を有しておらず、演出制御手段は、計数操作手段が特定操作態様で操作されたことに基づき所定の間隔で計数処理が実行される場合に、1回目の計数処理の実行に基づき第1の素材を再生し、2回目以降の計数処理の実行に基づき第2の素材を再生する。このため、計数音に途切れがあるように聞こえるのを抑制し、遊技者に違和感を与えるのを抑制できる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項１】
押下操作が可能な計数操作手段と、
前記計数操作手段が押下されたことに基づき計数処理を実行可能な遊技価値数制御手段と、
演出の実行を制御する演出制御手段と、
音を出力可能な音出力手段と、を備え、
前記演出制御手段は、遊技の進行に応じた演出音を出力可能であり、
前記計数操作手段の操作態様には、押下が一定時間以上にわたって継続される特定操作態様があり、
前記遊技価値数制御手段は、前記計数操作手段が前記特定操作態様で操作されたことに基づき所定の間隔で前記計数処理を実行可能であり、
前記演出制御手段は、前記計数処理が実行されるごとに計数音に係る素材を再生して前記計数音を出力可能であり、
前記演出制御手段は、前記演出音の出力中に前記計数音を出力する場合には、前記演出音の音量を低下させ、
前記計数音に係る素材には、第１の素材と第２の素材とが設けられており、
前記第１の素材は、再生開始後の所定期間は音が出力されない無音区間となっており、
前記第２の素材は、前記無音区間を有しておらず、
前記演出制御手段は、前記計数操作手段が前記特定操作態様で操作されたことに基づき所定の間隔で前記計数処理が実行される場合に、１回目の前記計数処理の実行に基づき前記第１の素材を再生し、２回目以降の前記計数処理の実行に基づき前記第２の素材を再生する、遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、遊技機に関する。
続きを表示（約 2,700 文字）【背景技術】
【０００２】
遊技機として、遊技球（遊技価値）が移動する遊技領域や、遊技球を遊技領域に発射する発射装置等を備えた、パチンコ遊技機が知られている。パチンコ遊技機は、遊技領域に設けられた始動口を備え、始動口への遊技球の進入が検出されると、特別図柄抽選が行われる。特別図柄抽選の結果が大当りである場合、遊技状態が特別遊技状態に移行し、特別遊技状態において複数回の特別遊技が実行される。各特別遊技では遊技領域に設けられている大入賞口が開状態に動作し、大入賞口への遊技球の進入に基づいて遊技球が払い出される。
【０００３】
また、この種の遊技機には、遊技価値を外部ユニットに送信する際に操作される計数スイッチを備えているものがある（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－１０８９２０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、遊技機では、遊技者に違和感を与えるのを抑制することが求められている。
【０００６】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、遊技者に与える違和感が抑制された遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、
押下操作が可能な計数操作手段（計数ボタン２１２）と、
前記計数操作手段が押下されたことに基づき計数処理を実行可能な遊技価値数制御手段（遊技価値数制御手段２０３）と、
演出の実行を制御する演出制御手段（演出制御手段３００）と、
音を出力可能な音出力手段（スピーカー１４）と、を備え、
前記演出制御手段は、遊技の進行に応じた演出音を出力可能であり、
前記計数操作手段の操作態様には、押下が一定時間以上にわたって継続される特定操作態様があり、
前記遊技価値数制御手段は、前記計数操作手段が前記特定操作態様で操作されたことに基づき所定の間隔で前記計数処理を実行可能であり、
前記演出制御手段は、前記計数処理が実行されるごとに計数音に係る素材を再生して前記計数音を出力可能であり、
前記演出制御手段は、前記演出音の出力中に前記計数音を出力する場合には、前記演出音の音量を低下させ、
前記計数音に係る素材には、第１の素材と第２の素材とが設けられており、
前記第１の素材は、再生開始後の所定期間は音が出力されない無音区間となっており、
前記第２の素材は、前記無音区間を有しておらず、
前記演出制御手段は、前記計数操作手段が前記特定操作態様で操作されたことに基づき所定の間隔で前記計数処理が実行される場合に、１回目の前記計数処理の実行に基づき前記第１の素材を再生し、２回目以降の前記計数処理の実行に基づき前記第２の素材を再生する。
【０００８】
所定の間隔（例えば３００ｍｓ）で連続して計数音に係る素材が再生される場合であって、第１の素材のみが設けられている場合、第１の素材は無音区間を有していることから、計数音に途切れがあるように聞こえ、聞きにくいものとなり、遊技者に違和感を与える。本発明では、１回目の計数処理の実行に基づき第１の素材（無音区間あり）が再生されるが、２回目以降の計数処理の実行に基づき第２の素材（無音区間なし）が再生される。このため、計数音に途切れがあるように聞こえるのを抑制し（計数音を聞きやすいものとし）、遊技者に違和感を与えるのを抑制できる。
また、計数音の出力時に演出音の音量が低下するため、相対的に計数音が大きく聞こえ、計数音が聞こえにくくなるのを抑制できる（計数音が演出音に埋もれてしまうのを回避できる）。また、演出音の音量が徐々に低下する場合、第１の素材における無音区間の間に演出音の音量の低下が完了する。換言すると、演出音の音量の低下後に計数音が出力される。このため、演出音によって計数音が聞こえにくくなるのを抑制できる。
また、第１の素材に無音区間が設けられており、無音区間の間に演出音の音量が低下し、無音区間の終了後に計数音が出力される。すなわち、演出音と計数音とがともに（同時に）大きな音量（１００％）で出力されることがない。これにより、基板の電流値が過大となるのを抑制し、部品の故障を低減できる。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、遊技者に違和感を与えるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の第１の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その外観構成を示す斜視図である。
同、遊技機の外観構成を示す正面図である。
同、遊技盤の外観構成を示す正面図である。
同、遊技機の概略的な構成を示すブロック図である。
同、前枠における下側部分を上方から見た図である。
同、図５に示すＡ－Ａ線の概略断面図である。
同、図５に示すＢ－Ｂ線の概略断面図である。
同、図５に示すＣ－Ｃ線の概略断面図である。
本発明の第２の実施の形態に係る遊技機において、計数ボタンを短押しした場合の計数処理（第１計数処理）の流れを説明するためのタイミングチャートである。
同、計数ボタンを長押しした場合の計数処理（第２計数処理）の流れを説明するためのタイミングチャートである。
同、計数ボタンを長押しした場合の計数処理（第２計数処理）の他の流れについて説明するためのタイミングチャートである。
同、計数音および演出音を出力する場合について説明する図である。
同、計数音に係るデータについて説明する図である。
同、演出音の出力中に短押しが実行された場合について説明する図である。
同、演出音の出力中に長押しが実行された場合について説明する図である。
同、計数音に係るデータの種類および計数完了音声に係るデータの種類について説明する図である。
同、各音（音声）が出力される場合における演出音の音量低下について説明する図である。
同、エラー音の出力と、計数音の出力と、演出音の出力と、が重複した場合について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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