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公開番号2025064420
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2023174184
出願日2023-10-06
発明の名称遊技機
出願人株式会社ニューギン
代理人個人,個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20250410BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】遊技興趣の向上や遊技興趣低下の防止を図り得る遊技機を提供する。
【解決手段】所定領域(V入賞センサ76の検知領域)に向けて発射された遊技球を、第一流路と第二流路に振り分ける振分部材(上開放片61a)と、退避位置において所定領域へ向けた遊技球の流下を許容する第一片(上アタッカー65a等)と、を備え、第一流路を経由した遊技球も、第二流路を経由した遊技球も、所定領域に向けて流下し、第一流路は、第二流路と比べて、所定領域に到達するまでの流路長が長く、更に、突出位置にあるときに流下する遊技球を阻害する第二片(下開放片61b)を備え、振分部材から見て第一流路又は第二流路のいずれか一方の下流側に、第二片が設けられ、他方の下流側に第二片が設けられていない。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
遊技球を遊技領域に発射し、前記遊技領域を流下した遊技球が所定領域に入球することに基づいて特典が付与される遊技機であって、
前記所定領域に向けて発射された遊技球を、第一流路と第二流路に振り分ける振分部材と、
突出位置から退避位置に動作することによって、前記所定領域へ向けた遊技球の流下を許容する第一片と、
を備え、
前記第一流路を経由した遊技球も、前記第二流路を経由した遊技球も、前記所定領域に向けて流下し、
前記第一流路は、前記第二流路と比べて、前記所定領域に到達するまでの流路長が長く、
更に、動作することによって突出位置と退避位置のいずれかに移動し、突出位置にあるときに流下する遊技球を阻害する第二片を備え、
前記振分部材から見て前記第一流路又は前記第二流路のいずれか一方の下流側に、前記第二片が設けられ、他方の下流側に前記第二片が設けられていない、
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示（約 170 文字）【請求項２】
前記振分部材によって前記第一流路に振り分けられる遊技球が、前記振分部材によって前記第二流路に振り分けられる遊技球に比べて多い、
請求項１に記載の遊技機。
【請求項３】
突出位置にある前記第二片によって流下を阻害された遊技球が、前記所定領域に入球し得る、
請求項１又は２に記載の遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、パチンコ機に関する。
続きを表示（約 2,600 文字）【背景技術】
【０００２】
パチンコ機等に代表される遊技機は、小当り遊技中に開放される大入賞口内に設けられた特定領域を遊技球が通過したとき、大当り遊技を生起させるものがある（例えば、特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１３０３８８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１には、上記の特定領域に遊技球を流入させるために動作する可動部材を有する大入賞口ユニットを備える遊技機が開示されている。
ところで、特定領域への遊技球の通過は大当り遊技の契機となり得るものであるため、特定領域を狙って打ち出した遊技球が、狙い通りに特定領域を通過するか否かは、遊技者の関心の一つであり、特定領域の近傍における遊技球の流下経路を工夫することによって、遊技興趣の向上や遊技興趣の低下を防止することができる。
【０００５】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、遊技興趣の向上や遊技興趣低下の防止を図り得る遊技機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明によれば、遊技球を遊技領域に発射し、前記遊技領域を流下した遊技球が所定領域に入球することに基づいて特典が付与される遊技機であって、前記所定領域に向けて発射された遊技球を、第一流路と第二流路に振り分ける振分部材と、突出位置から退避位置に動作することによって、前記所定領域へ向けた遊技球の流下を許容する第一片と、を備え、前記第一流路を経由した遊技球も、前記第二流路を経由した遊技球も、前記所定領域に向けて流下し、前記第一流路は、前記第二流路と比べて、前記所定領域に到達するまでの流路長が長く、更に、動作することによって突出位置と退避位置のいずれかに移動し、突出位置にあるときに流下する遊技球を阻害する第二片を備え、前記振分部材から見て前記第一流路又は前記第二流路のいずれか一方の下流側に、前記第二片が設けられ、他方の下流側に前記第二片が設けられていない、ことを特徴とする遊技機が提供される。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、遊技興趣の向上や遊技興趣低下の防止を図り得る遊技機が提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、遊技機の正面図である。
図２は、図１に示す領域ＩＩに配設される図柄表示装置を示す図である。
図３は、図１に示す領域ＩＩＩに配設される操作ボタン群およびその周辺を示す鳥瞰図である。
図４は、遊技機内に設置される遊技盤を示す図である。
図５は、右領域ユニットの内部構成を示す図である。
図６は、遊技機の背面図である。
図７は、遊技機が備える制御構成を示すブロック図である。
図８は、遊技機が備える機能構成を示すブロック図である。
図９（ａ）は、特図当否判定用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、図９（ｂ）は、特図１に係る特図当否判定において大当りが導出された場合に用いられる停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、図９（ｃ）は、特図２に係る特図当否判定において小当りが導出された場合に用いられる停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、図９（ｄ）は、特図２に係る特図当否判定において大当りが導出された場合に用いられる停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図である。
図１０（ａ）は、特図変動パターン導出状態ＰＡ時の特図１に係る図柄変動で用いられる特図変動パターン抽選テーブルを模式的に示す図であり、図１０（ｂ）は、特図変動パターン導出状態ＰＡ時の特図１に係る図柄変動において特図変動パターンＨＮＰが決定された場合に用いられる特図変動パターン抽選テーブルを模式的に示す図である。
図１１（ａ）は、普図当否判定用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、図１１（ｂ）は、特図変動パターン導出状態ＰＢ時において普図当りした場合に用いる停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図であり、図１１（ｃ）は、特図変動パターン導出状態ＰＣ時において普図当りした場合に用いる停止図柄抽選用の抽選テーブルを模式的に示す図である。
図１２（ａ）は、特図変動パターン導出状態の遷移を示す状態遷移図であり、図１２（ｂ）は、特図変動パターン導出状態ごとの平均変動時間の関係を示す図である。
図１３は、右領域ユニットの内部構成のうち、第２始動口の近傍を示した図である。
図１４（ａ）と図１４（ｂ）は、右領域ユニットの内部構成のうち、第２始動口の近傍を示した図である。
図１５（ａ）と図１５（ｂ）は、右領域ユニットの内部構成のうち、第２始動口の近傍を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。また、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」とは、特に断りのない限り、図１に示すように遊技機１０を正面側（遊技者側）から見た状態で指称するものとする。
なお、以降の説明における「有利（有利度）」とは、遊技者に対して有利であることを指し、さらに、特に断りがない限り、いわゆるプレミア画像等の演出面を除き、賞球（遊技媒体、賞価値）の獲得量（遊技球の払い出しに限らず、メダルの払い出し、賞データの付与を含む）に関して有利であることを指す。
【００１０】
＜本発明の特徴について＞
本実施形態における遊技機１０の詳細を説明する前に、本実施形態に記載されている発明（本発明）の特徴を説明する。
なお、当該特徴を説明するにあたり、括弧内の構成は、直前の構成に対応する本実施形態の構成を例示したものであり、当該説明以降の遊技機１０の説明においても同様の用途で括弧内に構成を記載する場合がある。
（【００１１】以降は省略されています）

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