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公開番号2025009956
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024102451
出願日2024-06-26
発明の名称打撃フェースが改善されたゴルフクラブヘッド
出願人アクシュネット カンパニー,ACUSHNET COMPANY
代理人個人,個人,個人
主分類A63B 53/04 20150101AFI20250109BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】改良された打撃フェースを具備するゴルフクラブヘッドの提供。
【解決手段】ゴルフクラブヘッドは、打撃フェースが、さらに、打撃フェース部分1902の幾何学的中心の近くに位置付けられた厚肉中央領域と、この厚肉中央領域から半径方向外向きに延びる中央遷移領域と、この中央遷移領域から半径方向外向きに延びる薄肉中間領域と、この薄肉中間領域から半径方向外向きに延びる厚肉応力低減領域と、この厚肉応力低減領域から半径方向外向きに延びる薄肉周囲領域とからなり、これらすべてが結合して、改良された打撃フェースを形成する。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
ゴルフクラブヘッドにおいて、
上記ゴルフクラブヘッドの前面部分に位置付けられ、ゴルフボールを打撃するように適合化された打撃フェース部分と、
上記打撃フェース部分の後方に取り付けられた本体部分とを有し、
上記打撃フェース部分は、さらに、
実質的に平面である、前面打撃表面と、
内部背面表面とを有し、
上記前面打撃表面および上記内部背面表面とが組み合わさって、さらに、
上記打撃フェース部分の幾何中心近くに位置付けられ、第1の厚さを具備する厚肉中央領域と、
上記厚肉中央領域から半径方向外向きに延び、可変厚さを具備する中央遷移領域と、
上記中央遷移領域から半径方向外向きに延び、第3の厚さを具備する薄肉中間領域と、
上記薄肉中間領域から半径方向外向きに延び、第4の厚さを具備する、厚肉応力低減領域と、
上記厚肉応力低減領域から半径方向外向きに延び、第5の厚さを具備する、薄肉周囲領域とを有し、
上記厚肉応力低減領域は、上記打撃フェース部分の上記内部背面表面から後方に突出する、馬蹄形リングを形成し、
上記第4の厚さは、上記厚さより大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
上記馬蹄形リングの開口部は、上記打撃フェース部分のクラウン遷移部分の近くに配置されている請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項3】
上記厚肉応力低減領域は、さらに、
トウ側上部厚肉応力低減領域、
トウ側厚肉応力低減領域、
下部厚肉応力低減領域、
ヒール側厚肉応力低減領域、および、
ヒール側上部厚肉応力低減領域を有し、
上記トウ側上部厚肉応力低減領域および上記ヒール側上部厚肉応力低減領域は、互いに不連続である請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項4】
上記トウ側上部厚肉応力低減領域は、上記クラウン遷移部分に直接接続されている請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項5】
上記ヒール側上部厚肉応力低減領域が上記クラウン遷移部分に直接接続されている請求項4に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項6】
上記厚肉応力低減領域は、約0.6から約1.1の間のT対H比を有し、上記T対H比は以下のように定義される、
T対H比=(厚肉応力低減領域の上記第4の厚さT4)/(厚肉応力低減領域の高さH4)
請求項5に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項7】
上記T対H比が約0.7から約0.9の間である、請求項6に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項8】
上記T対H比が約0.8である、請求項7に記載のゴルフクラブヘッド。
【請求項9】
ゴルフボールに衝突するように適合された、ゴルフクラブヘッドの前部に位置する打撃フェース部分と、
上記打撃フェース部分の後部に取り付けられた本体部分とを有し、
上記打撃フェース部分は、さらに、
中央開口部を具備する周囲領域であって、さらに第4の厚さを具備する厚肉応力低減領域を有する上記周囲領域と、
上記中央開口部と係合するように適合されたフェースインサートとを有し、
上記フェースインサートが、さらに、上記打撃フェース部分の幾何学的中心の近くに位置する第1の厚さを具備する厚肉中央領域を有し、
上記厚肉応力低減領域のどの部分も上記フェースインサートと係合せず、
上記第4の厚さは上記第1の厚さよりも大きいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【請求項10】
上記中央開口部の頂部レッジは、上記打撃フェース部分のクラウン先端から約1.5mm未満の距離に配置されている請求項9に記載のゴルフクラブヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、全般的には、打撃フェースを改良したゴルフクラブヘッドに関する。より具体的には、この発明は、打撃フェースが、打撃フェース部分の幾何中心の近くに位置付けられた肉厚の中央領域と、当該肉厚の中央領域から半径方向外向きに延びる中央遷移領域と、当該中央遷移領域から半径方向外向きに延びる薄肉中間領域と、当該薄肉中間領域から半径方向外向きに延びる厚肉の応力低減領域と、当該厚肉応力低減領域から半径方向外向きに延びる薄肉周囲領域とをさらに有し、これらが組み合わさって、改良された打撃フェースを形成する、メタルウッドタイプのゴルフクラブヘッドに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
ゴルフクラブヘッドの打撃フェースは、ゴルフボールを打ったときに最も高いレベルの応力を受けるゴルフクラブヘッドの唯一の部品である。さらに、打撃フェースはゴルフボールと接触する唯一の部品であるため、あらゆるゴルフクラブの設計にとって重要な部品の1つある。
【0003】
打撃フェースを介してゴルフクラブヘッドの性能を改善するために、ゴルフクラブの設計者は、非常に薄い打撃フェースを作成しようと試みてきた。これにより、ゴルフボールに衝突するときに打撃フェースが弾性的に変形し、それによって、ゴルフボールの速度が、ゴルフクラブヘッドの打撃フェースを離れた後、増大する。ただし、ゴルフのルールを守る必要がある。Zebeleanに付与された米国特許第4,432,549号は、ゴルフクラブヘッドの打撃フェースの上側部分を薄くすることによって、ゴルフクラブヘッドの打撃フェースを薄くする初期の試みの1つを示している。
【0004】
フェースを薄くすることは、ゴルフクラブヘッドの打撃フェースの性能を改善する唯一の方法ではなく、より最近の改善には、打撃フェースの様々な部分の厚さを調整して性能を改善することが含まれる。すでに薄くなっているフェースに基づいて、Evans等の米国特許第6,863,626号は、ゴルフクラブヘッドの打撃フェースの厚さを変化させる初期の試みの1つを図説し、これは、厚肉の中央領域が中心から外側に減少して、当該中心でゴルフボールの速度を低減させるのを支援し、速度および性能が改善された大きな領域を生成することを開示している。
【0005】
厚肉の中央部分と組み合わされた薄肉のフェースの既知の技術にさらに基づいて、ゴルフクラブヘッドの性能をさらに改善するために、Baconらに付与された米国特許第10,758,789号は、打撃フェースの末端に厚肉の周囲領域を追加し、これにより、耐久性が向上し、ボール速度が増大し、特徴時間(characteristic time)が増加すると発明者は主張している。しかしながら、これを追加することは有益ではあるけれども、最適化されていない。なぜならば、米国特許第10,758,789号に示されているように、厚肉の周囲領域の利点は一般に局所的であり、それを打撃フェースの周辺までずっと広げる必要はないからである。
【0006】
したがって、薄肉のフェース、厚肉の中央領域を具備し、また、厚い周囲領域を具備するゴルフクラブヘッドに対して、打撃フェースの周辺の端部から不必要な重量を除去し、そのような特徴の恩恵を受けることができる最適化された場所でのみ、肉厚化した周囲領域を局所化することによって、さらなる改良を行うことができることが分かる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
米国特許第4,432,549号
米国特許第6,863,626号
米国特許第10,758,789号
【発明の概要】
【0008】
この発明の一側面は、ゴルフクラブヘッドであって、上記ゴルフクラブヘッドの前面部分に位置付けられ、ゴルフボールを打撃するように適合化された打撃フェース部分と、上記打撃フェース部分の後方に取り付けられた本体部分とを有し、上記打撃フェース部分は、さらに、実質的に平面である、前面打撃表面と、内部背面表面とを有し、上記前面打撃表面および上記内部背面表面とが組み合わさって、さらに、上記打撃フェース部分の幾何中心近くに位置付けられ、第1の厚さを具備する厚肉の中央領域と、上記厚肉の中央領域から半径方向外向きに延び、可変厚さを具備する中央遷移領域と、上記中央遷移領域から半径方向外向きに延び、第3の厚さを具備する薄肉の中間領域と、上記薄肉の中間領域から半径方向外向きに延び、第4の厚さを具備する、厚肉の応力低減領域と、上記厚肉の応力低減領域から半径方向外向きに延び、第5の厚さを具備する、薄肉の周囲領域とを有し、上記厚肉の応力低減領域は、上記打撃フェース部分の上記内部後方表面から後方に突出するリングを形成し、上記第4の厚さは、上記第1の厚さより大きい上記ゴルフクラブヘッドである。
【0009】
この発明の他の側面は、ゴルフクラブヘッドであって、上記ゴルフクラブヘッドの前面部分に位置付けられ、ゴルフボールを打撃するように適合化された打撃フェース部分と、上記打撃フェース部分の後方に取り付けられた本体部分とを有し、上記打撃フェース部分は、さらに、実質的に平面である、前面打撃表面と、内部背面表面とを有し、上記前面打撃表面および上記内部背面表面とが組み合わさって、さらに、上記打撃フェース部分の幾何中心近くに位置付けられ、第1の厚さを具備する厚肉の中央領域と、上記厚肉の中央領域から半径方向外向きに延び、可変厚さを具備する中央遷移領域と、上記中央遷移領域から半径方向外向きに延び、第3の厚さを具備する薄肉の中間領域と、上記薄肉の中間領域から半径方向外向きに延び、第4の厚さを具備する、厚肉の応力低減領域と、上記厚肉の応力低減領域から半径方向外向きに延び、第5の厚さを具備する、薄肉の周囲領域とを有し、上記厚肉の応力低減領域は、上記打撃フェース部分の上記内部後方表面から後方に突出するリングを形成し、上記第5の厚さは上記第4の厚さより小さく、上記薄肉の中間領域の上記第3の厚さは、上記打撃フェース部分の最も薄い部分である、上記ゴルフクラブヘッドである。
【0010】
この発明の他の側面は、ゴルフクラブヘッドであって、上記ゴルフクラブヘッドの前面部分に位置付けられ、ゴルフボールを打撃するように適合化された打撃フェース部分と、上記打撃フェース部分の後方に取り付けられた本体部分とを有し、上記打撃フェース部分は、さらに、実質的に平面である、前面打撃表面と、内部背面表面とを有し、上記前面打撃表面および上記内部背面表面が組み合わさって、さらに、上記打撃フェース部分の周囲に位置付けられた、厚肉の応力低減領域を有し、上記厚肉の応力低減領域は、上記打撃フェース部分の上記内部背面表面から後方に突出するリングを形成し、上記厚肉の応力低減領域は、上記打撃フェース部分の上記幾何学的中心を通る垂直断面を横切って測定して、上記打撃フェース部分の上記幾何学的中心から約15mmから約30mmの間の距離に配置される、上記ゴルフクラブヘッドである。
(【0011】以降は省略されています)

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