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公開番号2024153164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023066886
出願日2023-04-17
発明の名称弾球遊技機
出願人株式会社高尾
代理人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20241022BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】時短当りにより時短状態の作動を大当りを介さず実行することができる遊技機では、通常遊技状態中に時短状態が作動するというだけで、遊技性の向上としてはまだ改善の余地がある。
【解決手段】時短当りとして第2始動口12へ入球が容易なc時短1と第2始動口12への入球が困難なc時短2を備えた弾球遊技機において、c時短2による時短状態が作動中は小当りに当選することで時短状態を終了させることで、通常状態に移行するタイミングを短縮する。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
第1の始動条件が成立又は第2の始動条件が成立に基づいて当否用情報を取得し、該当否用情報に基づいて当否判定を実行可能な当否判定手段と、
該当否判定手段による当否判定の結果が特典当りであると特典遊技状態に移行する特典遊技移行手段と、
少なくとも前記第1の始動条件の成立に基づいて実行する当否判定の結果が特別当りであると特別遊技状態に移行する特別遊技移行手段と、
を備えた弾球遊技機において、
該特別遊技移行手段は、前記第2の始動条件の成立が容易な第1特別遊技状態又は前記第2始動条件の成立が困難な第2特別遊技状態のいずれに移行するかを決定する特別遊技状態決定手段と、
前記第1始動条件の成立に基づいて実行する当否判定の結果が特定当りであると特定遊技状態に移行する特定遊技移行手段と、
前記第1始動条件の成立による当否判定では前記特別当りとなる確率が一番高いものとし、
少なくとも前記第2特別遊技状態中は前記当否判定の結果が特別当りであっても無効とする特別当り無効手段と、
前記第2特別遊技状態は特定遊技状態に1回又は複数回移行することで終了する特別遊技状態終了手段と、を備える弾球遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機(以下、弾球遊技機ともいう)に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
パチンコ機等の遊技機では、始動口の入球に基づいて抽選を実行し、大当りになると、大入賞口を繰り返し開閉動作させる大当り遊技作動が実行される。大当り遊技後には、始動口への入球が有利となる時短状態が設定されるものがあり、大当り後に有利な状態を介して連続した大当りを狙うことが可能となる。
近年では大当り遊技を介さずに始動口の入球で時短状態の作動の抽選を実行し、当選すると時短状態が作動する通称c時短と呼ばれるものもある。(例えば、特許文献1)
【0003】
このようにc時短により時短状態の作動を大当りを介さず実行することができるため、従来ではなかなか大当りとならないとマンネリ感がでてしまっていたが、マンネリ感を抑えると共に遊技性の飛躍が期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-34342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし上記特許文献1に記載の遊技機では、通常遊技状態中に時短状態が作動するというだけで、遊技性の向上としてはまだ改善の余地があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、時短状態の作動の抽選を行う遊技機において遊技の興趣を向上させ得る構成の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本発明の請求項1の弾球遊技機は、第1の始動条件が成立又は第2の始動条件が成立に基づいて当否用情報を取得し、当否用情報に基づいて当否判定を実行可能な当否判定手段と、当否判定手段による当否判定の結果が特典当りであると特典遊技状態に移行する特典遊技移行手段と、少なくとも第1の始動条件の成立に基づいて実行する当否判定の結果が特別当りであると特別遊技状態に移行する特別遊技移行手段と、を備えた弾球遊技機において、特別遊技移行手段は、第2の始動条件の成立が容易な第1特別遊技状態又は第2始動条件の成立が困難な第2特別遊技状態のいずれに移行するかを決定する特別遊技状態決定手段と、第1始動条件の成立に基づいて実行する当否判定の結果が特定当りであると特定遊技状態に移行する特定遊技移行手段と、第1始動条件の成立による当否判定では特別当りとなる確率が一番高いものとし、少なくとも第2特別遊技状態中は当否判定の結果が特別当りであっても無効とする特別当り無効手段と、第2特別遊技状態は特定遊技状態に1回又は複数回移行することで終了する特別遊技状態終了手段と、を備える。
【0007】
本発明の請求項1の弾球遊技機では第1の始動条件が成立することで当否判定が実行され、当否判定の結果として特別当りであると第2始動条件がの成立が容易な第1特別遊技状態又は第2始動条件の成立が困難な第2特別遊技状態のいずれかに移行させる特別遊技移行手段を備える。そして第1の始動条件が成立に基づく当否判定では結果として特別当りとなる確率が一番高いので、特別当りが高確率で実行されることになる。電源復帰時にRAMがクリアされた場合や特典遊技状態又は特別遊技状態が終了した場合などで通常遊技状態に移行すると高確率で第1特別遊技状態又は第2特別遊技状態のいずれかに移行させることが可能になり、第1特別遊技状態に移行すれば第2の始動条件の成立が容易のため有利に遊技をすることが可能となる。
よって通常状遊技状態に移行することで有利な第1特別遊技状態に移行する可能性があるため通常遊技状態に移行する度にどちらの時短に移行するかを楽しむことが可能となる。
【0008】
さらに本発明では第1始動条件の成立に基づく当否判定では特定当りを備えており、特定当りによる特定遊技状態に1回又は複数回に移行することで第2特別遊技状態を終了させることが可能となるため、例え第2特別遊技状態に移行しても特典当りを引くことによる遊技性だけではなく、特定当りを引くことにより第2特別遊技状態を終了させることで再び通常遊技状態に移行させてどちらの特別遊技状態に移行させることになるかも楽しむことができる遊技性とすることが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の弾球遊技機によれば、時短状態の作動の抽選を行う遊技機において遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のパチンコ機50の正面図
パチンコ機50の遊技盤1の正面図
パチンコ機50の背面図
パチンコ機50の電気構成図
パチンコ機50の主制御装置80で実行されるメインルーチンの概要を示すフローチャート
主制御装置80が実行する始動入賞確認処理のフローチャート
主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート1
主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート2
主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート3
主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート4
主制御装置80が実行する特別図柄当否判定処理のフローチャート5
主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート1
主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート2
主制御装置80が実行する特別遊技処理のフローチャート3
主制御装置80が実行する小当り遊技処理のフローチャート1
主制御装置80が実行する小当り遊技処理のフローチャート2
本実施例における当りの種類を示す表
本実施例における各時短状態を示す概略の表
本実施例における演出図柄表示装置6に表示される演出表示例の説明1
本実施例における演出図柄表示装置6に表示される演出表示例の説明2
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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