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公開番号
2024144904
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057076
出願日
2023-03-31
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社高尾
代理人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20241004BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】一種二種混合機の遊技の興趣を向上させる。
【解決手段】通常遊技状態よりも始動口へ入球容易となる特典遊技状態を、大当りに基づいて作動する第一特典遊技状態と時短当りに基づいて作動する第二特典遊技状態とで構成して、第一特典遊技状態と第二特典遊技状態とのいずれの状態で大当りが発生したかで第一特典状態の特典態様が異なる。そして、少なくとも、第二特典遊技状態で大当りが発生した場合のほうが第一特典遊技状態で大当りが発生した場合よりも第一特典状態が有利なように設定されるように構成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技球が常時入球可能な第1始動口と、
遊技球が入球容易な状態と、遊技球が入球困難な状態に変換可能な第2始動口と、
前記第1始動口又は前記第2始動口への入球に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記第1始動口への入球による当否判定の結果に基づく特別図柄を表示する第1特別図柄表示装置と、
前記第2始動口への入球による当否判定の結果に基づく特別図柄を表示する第2特別図柄表示装置と、
前記第1特別図柄表示装置又は前記第2特別図柄表示装置による特別図柄を変動表示させた後に停止表示させる特別図柄表示制御手段と、
開閉可能な大入賞口と、
該大入賞口の内部に設けられた特定領域と、
前記特別図柄が小当り図柄態様で停止表示された場合に、前記大入賞口を開放する小当り遊技作動を実行させる小当り制御手段と、
前記小当り遊技作動に起因して遊技球が前記特定領域に入球した場合、又は、前記特別図柄が大当り図柄態様で停止された場合に、大当り遊技作動を実行させる大当り制御手段と、
通常遊技状態と、該通常遊技状態よりも前記第2始動口へ入球が容易となる特典遊技状態とに遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、を備えた遊技機において、
該遊技状態制御手段は、前記特典遊技状態として大当り遊技終了後に移行する第1特典遊技状態と、前記第2特別図柄表示装置の特別図柄が特典図柄態様で停止された場合に移行する第2特典遊技状態とを備え、
前記第1特典遊技状態中に特別図柄が前記特典図柄態様で停止されると前記第1特典遊技状態から前記第2特典遊技状態に切り替える特典遊技状態切り替え手段と、
前記第1特典遊技状態から作動した大当り遊技の終了後は、第2特典遊技状態から作動した大当り遊技の終了後よりも設定される第1特典遊技状態の平均変動回数が少ない又は前記第1特典遊技状態が設定される確率が低いことを特徴とした遊技機。
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【請求項2】
遊技球が常時入球可能な第1始動口と、
遊技球が入球容易な状態と遊技球が入球困難な状態に変換可能な第2始動口と、
前記第1始動口又は前記第2始動口への入球に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
前記第1始動口への入球による当否判定の結果に基づく特別図柄を表示する第1特別図柄表示装置と、
前記第2始動口への入球による当否判定の結果に基づく特別図柄を表示する第2特別図柄表示装置と、
前記第1特別図柄表示装置又は前記第2特別図柄表示装置による特別図柄を変動表示させた後に停止表示させる特別図柄表示制御手段と、
開閉可能な大入賞口と、
該大入賞口の内部に設けられた特定領域と、
前記特別図柄が小当り図柄態様で停止表示された場合に、前記大入賞口を開放する小当り遊技作動を実行させる小当り制御手段と、
前記小当り遊技作動に起因して遊技球が前記特定領域に入球した場合、又は、前記特別図柄が大当り図柄態様で停止された場合に、大当り遊技作動を実行させる大当り制御手段と、
通常遊技状態と、該通常遊技状態よりも第2始動口へ入球が容易となる特典遊技状態とに遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、を備えた遊技機において、
該遊技状態制御手段は、前記特典遊技状態として大当り遊技終了後に移行する第1特典遊技状態と、前記第2特別図柄表示装置の特別図柄が特典図柄態様で停止された場合に移行する第2特典遊技状態とを備え、
前記第1特典遊技状態が継続する変動回数は前記第2特典遊技状態よりも平均的に多い変動回数付与され、前記第1特典遊技状態中に特別図柄が前記特典図柄態様で停止されると前記第1特典遊技状態及び前記第2特典遊技状態が重複した状態とする特典遊技状態重複手段と、
前記第1特典遊技状態から作動した大当り遊技の終了後は、前記第1特典遊技状態と前記第2特典遊技状態が重複した状態から作動した大当り遊技の終了後よりも設定される前記第1特典遊技状態の平均変動回数が少ない又は前記第1特典遊技状態が設定される確率が低いことを特徴とした遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
パチンコ機等の遊技機では、始動口の入球に基づいて抽選を実行し、大当りになると、大入賞口を繰り返し開閉動作させる大当り遊技作動が実行される。こうした遊技機にあって、第一種遊技機と呼ばれるものは、始動口への入球を契機に変動した特別図柄が大当り図柄態様で停止表示されることが大当り発生の条件となっている。また、第二種遊技機と呼ばれるものは、遊技球が大入賞口内の特定領域を通過することが大当り発生の条件となっている。
続きを表示(約 2,700 文字)
【0002】
さらに、一種二種混合機と呼ばれる遊技機では、第一種遊技機と第二種遊技機の大当り条件を兼備し、二種類の大当り発生の条件を組み合わせることにより独特のゲーム性を実現している。またいずれの大当り遊技後であっても、始動口への入球が有利となる時短状態が設定されるものがあり、大当り後に有利な状態を介して連続した大当りを狙うことが可能となる。
近年では大当り遊技を介さずに始動口の入球で時短状態の作動の抽選を実行し、当選すると時短状態が作動する通称c時短と呼ばれるものもある。(例えば、特許文献1)
【0003】
このようにc時短により時短状態の作動を大当りを介さず実行することができるため、従来ではなかなか大当りとならないとマンネリ感がでてしまっていたが、マンネリ感を抑えると共に遊技性の飛躍が期待できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-34342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし上記特許文献1に記載の遊技機では、通常遊技状態に時短状態が作動するというだけで、遊技性の向上としてはまだ改善の余地があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、時短状態の作動の抽選を行う遊技機において遊技の興趣を向上させ得る構成の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題に鑑みてなされた請求項1に記載の遊技機は、遊技球が常時入球可能な第1始動口と、遊技球が入球容易な状態と、遊技球が入球困難な状態に変換可能な第2始動口と、第1始動口又は第2始動口への入球に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、第1始動口への入球による当否判定の結果に基づく特別図柄を表示する第1特別図柄表示装置と、第2始動口への入球による当否判定の結果に基づく特別図柄を表示する第2特別図柄表示装置と、第1特別図柄表示装置又は第2特別図柄表示装置による特別図柄を変動表示させた後に停止表示させる特別図柄表示制御手段と、開閉可能な大入賞口と、大入賞口の内部に設けられた特定領域と、特別図柄が小当り図柄態様で停止表示された場合に、大入賞口を開放する小当り遊技作動を実行させる小当り制御手段と、小当り遊技作動に起因して遊技球が特定領域に入球した場合、又は、特別図柄が大当り図柄態様で停止表示された場合に、大当り遊技作動を実行させる大当り制御手段と、通常遊技状態と、通常遊技状態よりも第2始動口へ入球が容易となる特典遊技状態とに遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、を備えた遊技機において、遊技状態制御手段は、特典状態として大当り遊技終了後に移行する第1特典遊技状態と、第2特別図柄表示装置の特別図柄が特典図柄態様で停止された場合に移行する第2特典遊技状態とを備え、第1特典遊技状態中に特別図柄が特典図柄態様で停止されると第1特典遊技状態から第2特典遊技状態に切り替える特典遊技状態切り替え手段と、第1特典遊技状態から作動した大当り遊技の終了後は、第2特典遊技状態から作動した大当り遊技の終了後よりも設定される第1特典遊技状態の平均変動回数が少ない又は第1特典遊技状態が設定される確率が低いことを特徴とした。
【0007】
請求項1に記載の遊技機は、第1特典遊技状態中に、特別図柄の特典図柄態様での停止表示を契機として、第1特典遊技状態から第2特典遊技状態へ移行することで、大当り遊技後の特典遊技状態に関して有利なものとすることが可能となるので、従来よりも変化に富んだものとなる。このため、本発明によれば大当り遊技状態を介さない第2特典状態を備えた遊技機における遊技の興趣を向上させることが可能となる。
【0008】
また、従来第1特典遊技状態中に第2特典遊技状態に切り替えられると間延び感がしてしまうが、大当り終了後の条件が有利となるため特典遊技状態を新たに切り替えることによる間延び感を無くすことができ、遊技性の向上のみ発揮することが可能となる。
【0009】
上記課題に鑑みてなされた請求項2に記載の遊技機は、遊技球が常時入球可能な第1始動口と、遊技球が入球容易な状態と、遊技球が入球困難な状態に変換可能な第2始動口と、第1始動口又は第2始動口への入球に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、第1始動口への入球による当否判定の結果に基づく特別図柄を表示する第1特別図柄表示装置と、第2始動口への入球による当否判定の結果に基づく特別図柄を表示する第2特別図柄表示装置と、第1特別図柄表示装置又は第2特別図柄表示装置による特別図柄を変動表示させた後に停止表示させる特別図柄表示制御手段と、開閉可能な大入賞口と、大入賞口の内部に設けられた特定領域と、特別図柄が小当り図柄態様で停止表示された場合に、大入賞口を開放する小当り遊技作動を実行させる小当り制御手段と、小当り遊技作動に起因して遊技球が特定領域に入球した場合、又は、特別図柄が大当り図柄態様で停止表示された場合に、大当り遊技作動を実行させる大当り制御手段と、通常遊技状態と、通常遊技状態よりも第2始動口へ入球が容易となる特典遊技状態とに遊技状態を制御する遊技状態制御手段と、を備えた遊技機において、遊技状態制御手段は、特典状態として大当り遊技終了後に移行する第1特典遊技状態と、第2特別図柄表示装置の特別図柄が特典図柄態様で停止された場合に移行する第2特典遊技状態とを備え、第1特典遊技状態が継続する変動回数は第2特典遊技状態よりも平均的に多い変動回数付与され、第1特典遊技状態中に特別図柄が特典図柄態様で停止されると第1特典遊技状態及び第2特典遊技状態が重複した状態とする特典遊技状態重複手段と、第1特典遊技状態から作動した大当り遊技の終了後は、第1特典遊技状態と第2特典遊技状態が重複した状態から作動した大当り遊技の終了後よりも設定される第1特典遊技状態の平均変動回数が少ない又は第1特典遊技状態が設定される確率が低いことを特徴とした。
【0010】
請求項2に記載の遊技機は第1特典遊技状態中に、特別図柄の特典図柄態様での停止表示を契機として、第1特典遊技状態と第2特典遊技状態が重複して作動することになり、該重複した状態であれば大当り遊技後の特典遊技状態に関して有利なものとすることが可能となるので、変化に富んだ遊技性となる。
(【0011】以降は省略されています)
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