TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024132241
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042949
出願日
2023-03-17
発明の名称
制御方法、制御装置、および鞍乗型車両
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
F02D
29/00 20060101AFI20240920BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】コースティングの実行中に鞍乗型車両が停止した場合であっても、当該鞍乗型車両における変速機の変速段を変更し易くすることが可能な技術を提供する。
【解決手段】鞍乗型車両のコースティングを制御する制御方法は、前記鞍乗型車両のクラッチの切断状態を検知する第1検知工程と、前記鞍乗型車両のスロットル開度を検知する第2検知工程と、前記第1検知工程で前記クラッチの切断が検知され、且つ、前記第2検知工程で前記スロットル開度が所定開度未満であることが検知された場合に、前記鞍乗型車両のエンジンを停止させることによって前記コースティングを開始する開始工程と、前記コースティングの実行中に前記鞍乗型車両が停止するか否かを予測する予測工程と、前記予測工程で前記鞍乗型車両が停止すると予測された場合に、前記エンジンを再始動させる再始動工程と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
鞍乗型車両のコースティングを制御する制御方法であって、
前記鞍乗型車両のクラッチの切断状態を検知する第1検知工程と、
前記鞍乗型車両のスロットル開度を検知する第2検知工程と、
前記第1検知工程で前記クラッチの切断が検知され、且つ、前記第2検知工程で前記スロットル開度が所定開度未満であることが検知された場合に、前記鞍乗型車両のエンジンを停止させることによって前記コースティングを開始する開始工程と、
前記コースティングの実行中に前記鞍乗型車両が停止するか否かを予測する予測工程と、
前記予測工程で前記鞍乗型車両が停止すると予測された場合に、前記エンジンを再始動させる再始動工程と、
を含むことを特徴とする制御方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記鞍乗型車両は、複数の変速段を有する手動式の変速機を備え、
前記再始動工程では、前記エンジンの停止中における前記変速機の変速段に応じて前記エンジンを再始動させる、ことを特徴とする請求項1に記載の制御方法。
【請求項3】
前記予測工程で前記鞍乗型車両が停止すると予測された場合であっても、前記エンジンの停止中における前記変速機の変速段が低速側の所定の変速段である場合には前記再始動工程を実行しない、ことを特徴とする請求項2に記載の制御方法。
【請求項4】
前記再始動工程では、前記エンジンの停止中における前記変速機の変速段に応じて、前記エンジンを再始動させる際の前記エンジンの回転数を変更する、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の制御方法。
【請求項5】
前記再始動工程では、前記エンジンの停止中における前記変速機の変速段が高速側であるほど前記エンジンの回転数が高くなるように、前記エンジンを再始動させる際の前記エンジンの回転数を変更する、ことを特徴とする請求項4に記載の制御方法。
【請求項6】
前記再始動工程で前記エンジンを再始動させた後、前記変速機の変速段がニュートラルまたは低速側の所定の変速段になった場合に前記エンジンを再び停止する再停止工程を更に含む、ことを特徴とする請求項2又は3のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項7】
前記再停止工程では、前記変速機の変速段がニュートラルまたは前記所定の変速段になった場合でなくとも、前記再始動工程で前記エンジンを再始動させてから所定時間が経過した場合に前記エンジンを再び停止する、ことを特徴とする請求項6に記載の制御方法。
【請求項8】
前記再始動工程で前記エンジンを再始動させる際に、前記変速機の変速段を低速側の所定の変速段に変更することを前記鞍乗型車両の運転者に指示するための報知を行う報知工程を更に含む、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の制御方法。
【請求項9】
前記予測工程では、前記鞍乗型車両の速度が閾値未満になった場合に前記鞍乗型車両が停止すると予測する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御方法。
【請求項10】
前記コースティングの実行中に前記クラッチの接続が検知された場合、または、前記スロットル開度が前記所定開度以上であることが検知された場合に、前記エンジンを始動させて前記コースティングを終了する終了工程を更に含む、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鞍乗型車両のコースティングを制御する制御方法、制御装置、および、それを備える鞍乗型車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、手動式の変速機とクラッチとを有する車両において、惰性走行を制御することによって燃費を向上させる技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/070131号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されているような惰性走行(コースティングとも呼ばれる)は、四輪車だけでなく、自動二輪車などの鞍乗型車両にも適用することが望まれている。鞍乗型車両にコースティングを適用することにより、鞍乗型車両の燃費を向上させることができる。しかしながら、鞍乗型車両では、エンジンを停止させた状態でのコースティングの実行中に鞍乗型車両が停止すると、変速機における変速段の変更が困難になることがある。
【0005】
そこで、本発明は、コースティングの実行中に鞍乗型車両が停止した場合であっても、当該鞍乗型車両において変速段の変更を正常に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての制御方法は、鞍乗型車両のコースティングを制御する制御方法であって、前記鞍乗型車両のクラッチの切断状態を検知する第1検知工程と、前記鞍乗型車両のスロットル開度を検知する第2検知工程と、前記第1検知工程で前記クラッチの切断が検知され、且つ、前記第2検知工程で前記スロットル開度が所定開度未満であることが検知された場合に、前記鞍乗型車両のエンジンを停止させることによって前記コースティングを開始する開始工程と、前記コースティングの実行中に前記鞍乗型車両が停止するか否かを予測する予測工程と、前記予測工程で前記鞍乗型車両が停止すると予測された場合に、前記エンジンを再始動させる再始動工程と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、例えば、コースティングの実行中に鞍乗型車両が停止した場合であっても、当該鞍乗型車両における変速機の変速段を変更し易くすることが可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
鞍乗型車両の一例を示す外観図
制御装置の構成例を示すブロック図
鞍乗型車両のコースティング制御を示すフローチャート
鞍乗型車両のコースティング制御を示すフローチャート
鞍乗型車両のコースティングの制御例を説明するための図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内での構成の変更や変形も含む。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、その説明を省略する。
【0010】
本発明に係る一実施形態の制御装置100について説明する。制御装置100は、鞍乗型車両10のコースティングを制御する装置である。コースティングとは、クラッチにより駆動源(エンジン)から駆動輪(車輪)への動力伝達を遮断して惰性走行を行うことである。本実施形態の場合、駆動源であるエンジンを停止させることによってコースティングが行われる。また、鞍乗型車両10としては、例えば自動二輪車や三輪車などが挙げられる。本実施形態では、鞍乗型車両10として自動二輪車を例示して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
本田技研工業株式会社
シール構造
今日
本田技研工業株式会社
情報処理システム
4日前
西川ゴム工業株式会社
車両ドア用センサーのワイヤハーネス配索構造
11日前
本田技研工業株式会社
機能管理システム及び機能管理方法
4日前
他の特許を見る