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公開番号
2024124931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023032925
出願日
2023-03-03
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社サンセイアールアンドディ
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20240906BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】遊技興趣を高めること。
【解決手段】パチンコ遊技機1は、所定条件が成立することに基づいて、遊技者にとって有利な時短状態Aに制御可能な遊技制御用マイコン81と、表示画面7aに昼の背景画像G10を表示可能な画像表示装置7を用いた演出を実行可能な演出制御用マイコン91とを備える。演出制御用マイコン91は、時短状態Aに制御される可能性を示唆する第1LOGO爪部分画像LT1を表示可能とし、昼の背景画像G10と第1LOGO爪部分画像LT1とを重ねて表示している場合に、表示画面7aにおける昼の背景画像G10を第1縮小表示領域7iAから第2縮小表示領域7iBに変化させた場合に、第1LOGO爪部分画像LT1よりも時短状態Aに制御される可能性が高いことを示唆する文字画像LMを表示可能とする。
【選択図】図89
特許請求の範囲
【請求項1】
所定条件が成立することに基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能な遊技制御手段と、
表示部に所定の演出画像を表示可能な表示手段を用いて演出を実行可能な演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記特別遊技状態に制御される可能性を示唆する制御示唆画像を前記表示部に表示可能とし、
前記所定の演出画像と前記制御示唆画像とを重ねて表示している場合に、前記表示部における前記所定の演出画像の表示範囲を第1表示範囲から前記第1表示範囲と異なる第2表示範囲に変化可能とし、
前記所定の演出画像の表示範囲を前記第2表示範囲に変化させた場合に、前記制御示唆画像よりも前記特別遊技状態に制御される可能性が高いことを示唆する特別制御示唆画像を前記表示部に表示可能であることを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の遊技機において、
前記演出制御手段は、
前記所定の演出画像と前記制御示唆画像とを重ねて表示している場合に、前記表示部における前記所定の演出画像の表示範囲を前記第2表示範囲から前記第1表示範囲に変化可能であることを特徴とする遊技機。
【請求項3】
請求項2に記載の遊技機において、
前記演出制御手段は、
前記制御示唆画像の表示が終了する場合に、前記表示部における前記所定の演出画像の表示範囲を前記第1表示範囲、または前記第2表示範囲から前記第1表示範囲と前記第2表示範囲とも異なる第3表示範囲に変化可能であることを特徴とする遊技機。
【請求項4】
請求項2に記載の遊技機において、
前記演出制御手段は、
前記表示部における前記所定の演出画像の表示範囲が前記第1表示範囲である場合には、前記特別遊技状態に制御される可能性を示唆し、
前記表示部における前記所定の演出画像の表示範囲が前記第2表示範囲である場合には、前記所定の演出画像の表示範囲が前記第1表示範囲である場合よりも前記特別遊技状態に制御される可能性が高いことを示唆することを特徴とする遊技機。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれかに記載の遊技機において、
前記演出制御手段は、
前記特別制御示唆画像を表示する場合には、当該特別制御示唆画像の表示範囲を空けるために、前記表示部における前記所定の演出画像の表示範囲を前記第1表示範囲から前記第2表示範囲に変化させることを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。
続きを表示(約 5,700 文字)
【背景技術】
【0002】
遊技機の1つであるパチンコ遊技機では、始動口に遊技球が入球することを条件に、大当たりか否かを判定する大当たり判定が行われる。大当たり判定が行われると、大当たり判定の結果を報知する特別図柄の変動表示が行われる(特許文献1参照)。特別図柄の変動表示で、大当たり判定の結果が大当たりであるという結果が導出されると、遊技者に有利な大当たり遊技が実行される(特許文献1参照)。
【0003】
そして特許文献1に係る遊技機では、大当たり遊技の終了後に、通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-88993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能な遊技機については、遊技興趣を高めるために未だ改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る遊技機は、
所定条件が成立することに基づいて、遊技者にとって有利な特別遊技状態に制御可能な遊技制御手段と、
表示部に所定の演出画像を表示可能な表示手段を用いて演出を実行可能な演出制御手段と、を備え、
前記演出制御手段は、
前記特別遊技状態に制御される可能性を示唆する制御示唆画像を前記表示部に表示可能とし、
前記所定の演出画像と前記制御示唆画像とを重ねて表示している場合に、前記表示部における前記所定の演出画像の表示範囲を第1表示範囲から前記第1表示範囲と異なる第2表示範囲に変化可能とし、
前記所定の演出画像の表示範囲を前記第2表示範囲に変化させた場合に、前記制御示唆画像よりも前記特別遊技状態に制御される可能性が高いことを示唆する特別制御示唆画像を前記表示部に表示可能であることを特徴とする遊技機である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、遊技興趣を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の基本実施形態に係る遊技機の正面図である。
同遊技機が備える第2大入賞装置等を示す概略正面図である。
図1に示すA部分の拡大図であり、同遊技機が備える表示器類を示す図である。
同遊技機の主制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。
同遊技機のサブ制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。
遊技制御用マイコンが取得する各種乱数を示す表である。
(A)大当たり判定テーブルである。(B)大当たり図柄種別判定テーブルである。(C)小当たり図柄種別判定テーブルである。(D)ハズレ図柄種別判定テーブルである。(E)リーチ判定テーブルである。
大当たり図柄種別及び小当たり図柄種別の判定テーブルであり、大当たり及び小当たりの種類を説明する表である。
(A)普通図柄当たり判定テーブルである。(B)普通図柄変動パターン判定テーブルである。(C)電チューの開放パターン決定テーブルである。
(A)非時短状態用の特図変動パターン判定テーブルである。(B)時短状態A用の特図変動パターン判定テーブルである。
始動入賞コマンドの特定テーブルである。
主制御メイン処理のフローチャートである。
電源投入処理のフローチャートである。
メイン側タイマ割り込み処理のフローチャートである。
センサ検出処理のフローチャートである。
ゲート通過処理のフローチャートである。
普通動作処理のフローチャートである。
特別動作処理のフローチャートである。
特別図柄待機処理のフローチャートである。
大当たり判定処理のフローチャートである。
変動パターン選択処理のフローチャートである。
変動パターン選択処理のフローチャートである。
特別図柄変動中処理のフローチャートである。
特別図柄確定処理のフローチャートである。
遊技状態管理処理のフローチャートである。
特別電動役物処理1(大当たり遊技)のフローチャートである。
遊技状態設定処理のフローチャートである。
特別電動役物処理2(小当たり遊技)のフローチャートである。
特別電動役物処理2(小当たり遊技)のフローチャートである。
振分部材制御処理のフローチャートである。
特定領域センサ検出処理のフローチャートである。
電源断監視処理のフローチャートである。
サブ制御メイン処理のフローチャートである。
受信割り込み処理のフローチャートである。
1msタイマ割り込み処理のフローチャートである。
10msタイマ割り込み処理のフローチャートである。
受信コマンド解析処理のフローチャートである。
小当たり遊技における第2大入賞口の開放パターン及び振分部材の作動パターンを示すタイミングチャートである。
(A)通常演出モードの表示画面を示す説明図である。(B)RUSH演出モードの表示画面を示す説明図である。
変動演出における通常変動の具体例を示す説明図である。
変動演出におけるNリーチ(ノーマルリーチ)の具体例を示す説明図である。
変動演出におけるSPリーチの具体例を示す説明図である。
特図2の抽選に基づくバトルリーチの具体例を示す説明図である。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。
図44に示すA部分の拡大図であり、同遊技機が備える表示器類を示す図である。
(A)第1実施形態の大当たり判定テーブルである。(B)第1実施形態の大当たり図柄種別判定テーブルである。(C)第1実施形態の小当たり図柄種別判定テーブルである。(D)第1実施形態のハズレ図柄種別判定テーブルである。(E)第1実施形態のリーチ判定テーブルである。
第1実施形態の大当たり図柄種別及び小当たり図柄種別の判定テーブルであり、大当たり及び小当たりの種類を説明する表である。
第1実施形態のハズレ図柄種別判定テーブルである。
(A)第1実施形態の普通図柄当たり判定テーブルである。(B)第1実施形態の普通図柄変動パターン判定テーブルである。(C)第1実施形態の電チューの開放パターン決定テーブルである。
第1実施形態の非時短状態用の特図変動パターン判定テーブルである。
(A)第1実施形態の時短状態A用の特図変動パターン判定テーブルである。(B)第1実施形態の時短状態B用の特図変動パターン判定テーブルである。
第1実施形態の始動入賞コマンド特定テーブルである。
第1実施形態のセンサ検出処理のフローチャートである。
第1実施形態の特別図柄待機処理のフローチャートである。
第1実施形態の変動パターン選択処理のフローチャートである。
第1実施形態の変動パターン選択処理のフローチャートである。
第1実施形態の特別図柄確定処理のフローチャートである。
第1実施形態の遊技状態管理処理のフローチャートである。
第1実施形態の第1特殊ハズレ設定処理のフローチャートである。
第1実施形態の第2特殊ハズレ設定処理のフローチャートである。
第1実施形態の遊技状態設定処理のフローチャートである。
第1実施形態の特別電動役物処理2(小当たり遊技)のフローチャートである。
第1実施形態の受信コマンド解析処理のフローチャートである。
第1実施形態の演出モード更新処理のフローチャートである。
第1実施形態の上書き演出開始処理のフローチャートである。
第1実施形態の変動演出開始処理のフローチャートである。
第1実施形態の特殊ハズレアイコン表示処理のフローチャートである。
第1実施形態に係る遊技機の遊技フローの概略を説明する図である。
第1実施形態に係る遊技機の時短状態Bにてハズレ図柄Dが停止表示される場合の遊技フローの概略を説明する図である。
第1実施形態に係る遊技機の時短状態Bにてハズレ図柄Eが停止表示される場合の遊技フローの概略を説明する図である。
第1実施形態に係る遊技機の時短状態Bにてハズレ図柄Fが停止表示される場合の遊技フローの概略を説明する図である。
(A)第1実施形態の通常演出モードの表示画面を示す図である。(B)第1実施形態の微時短演出モードの表示画面を表す図である。(C)第1実施形態のRUSH演出モードの表示画面を示す図である。
第1実施形態のRUSH突入演出の具体例を示す説明図である。
第1実施形態の微時短演出モードでの変動演出の具体例を示す説明図である。
第1実施形態の微時短演出モードでの上書き演出の具体例を示す説明図である。
第1実施形態の微時短演出モードでの上書き演出の具体例を示す説明図である。
第1実施形態の微時短演出モードでの上書き演出の具体例を示す説明図である。
第1実施形態の微時短演出モードでの上書き演出の具体例を示す説明図である。
第2実施形態の受信コマンド解析処理のフローチャートである。
第2実施形態の始動入賞処理のフローチャートである。
第2実施形態の演出モード更新処理のフローチャートである。
第2実施形態の変動演出開始処理のフローチャートである。
第2実施形態のLゾーン演出終了処理のフローチャートである。
第2実施形態の演出態様変更処理のフローチャートである。
第2実施形態の始動入賞コマンドに基づく第2演出態様のLゾーン演出変更抽選テーブル1である。
第2実施形態の特図1変動パターンに基づく第2演出態様のLゾーン演出変更抽選テーブル2である。
第2実施形態の特図1変動パターンに基づく第1演出態様のLゾーン演出変更抽選テーブルである。
第2実施形態の通常演出モードでの変動演出の具体例を示す説明図である。
第2実施形態のLゾーン演出の具体例を示す説明図である。
第2実施形態のLゾーン演出の実行中の各演出画像の表示レイヤを説明するための概念図である。
第2実施形態のLゾーン演出の実行中の各演出画像の表示レイヤを説明するための概念図である。
第2実施形態のLゾーン演出の具体例を示す説明図である。
第2実施形態のLゾーン演出の具体例を示す説明図である。
第2実施形態の変更例におけるLゾーン演出の具体例を示す説明図である。
(A)第3実施形態の大当たり判定テーブルである。(B)第3実施形態の大当たり図柄種別判定テーブルである。(C)第3実施形態の小当たり図柄種別判定テーブルである。(D)第3実施形態のハズレ図柄種別判定テーブルである。(E)第3実施形態のリーチ判定テーブルである。
第3実施形態のハズレ図柄種別判定テーブルである。
(A)第3実施形態の普通図柄当たり判定テーブルである。(B)第3実施形態の普通図柄変動パターン判定テーブルである。(C)第3実施形態の電チューの開放パターン決定テーブルである。
(A)第3実施形態の非時短状態用の特図変動パターン判定テーブルである。(B)第3実施形態の時短状態A用の特図変動パターン判定テーブルである。
(A)第3実施形態の時短状態B用の特図変動パターン判定テーブルである。(B)第3実施形態の時短状態C用の特図変動パターン判定テーブルである。(C)第3実施形態の時短状態D用の特図変動パターン判定テーブルである。
第3実施形態の受信コマンド解析処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の遊技機の基本実施形態を、図面を参照して具体的に説明する。参照される各図において、同一の部分には同一の符号を付し、同一の部分に関する重複する説明を原則として省略する。なお、本明細書では、記述の簡略化上、情報、信号、物理量又は部材等を参照する記号又は符号を記すことによって、該記号又は符号に対する情報、信号、物理量又は部材等の名称を省略又は略記することがある。また、後述の任意のフローチャートにおいて、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる又は並列に実行できる。
【0010】
1.遊技機の構造
本発明の基本実施形態であるパチンコ遊技機について、図面に基づいて説明する。図1に示すように、基本実施形態のパチンコ遊技機1は、遊技機枠50と、遊技機枠50内に取り付けられた遊技盤2とを備えている。遊技機枠50のうちの前面枠51には、回転角度に応じた発射強度で遊技球を発射させるためのハンドル60、遊技球を貯留する打球供給皿(上皿)61、及び打球供給皿61に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿(下皿)62が設けられている。また前面枠51には、遊技の進行に伴って実行される演出時などに遊技者が操作し得る演出ボタン63およびセレクトボタン64(図1中の一点鎖線内の平面図参照)が設けられている。また前面枠51には、装飾用の枠ランプ66およびスピーカ67が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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