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公開番号2024123381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023030730
出願日2023-03-01
発明の名称遊技機
出願人株式会社藤商事
代理人個人,個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20240905BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】制御面で負担をかけることなく効果的に遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供する。
【解決手段】音LSIは、各種音を同時に再生できる上限が予め決められている。しかしながら、再生される各種音の数が上限に達していなくとも、優先度の高い音以外をマスクして、該マスクされた音が鳴らないようにすることができる。また、所定の演出シナリオには、BGM、セリフ音、効果音が含まれており、BGM、セリフ音、効果音は、それぞれ、用途毎に予め設定されたチャンネルのうち、別々のチャンネルに設定されている。
【選択図】図23

特許請求の範囲【請求項1】
用途毎に予め設定されたチャンネルから各種音を、所定の演出シナリオに沿って出力する音出力手段と、
前記各種音が格納されている音格納手段と、
前記各種音を再生する音再生手段と、を有し、
前記各種音には、それぞれ優先度が設定されており、
前記音再生手段は、
前記各種音を同時に再生できる上限が予め決められており、
再生される各種音の数が前記上限に達していなくとも、前記優先度のうち優先度の高い音以外をマスクして、該マスクされた音が鳴らないようにしてなる遊技機。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記所定の演出シナリオには、複数の音が含まれており、
前記複数の音は、それぞれ、前記用途毎に予め設定されたチャンネルのうち、別々のチャンネルに設定されてなる請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記複数の音にも優先度が設定され、
前記音再生手段は、
前記上限に達した場合、前記複数の音を全て消去せず、その中でも優先度の低い音を消去してなる請求項2に記載の遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロット、封入された遊技球を内部で循環させる封入式パチンコ機(管理遊技機)などの遊技機に関し、より詳しくは、制御面で負担をかけることなく効果的に遊技の興趣を向上させることができる遊技機に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来のパチンコ機等の遊技機として、例えば特許文献1に記載のような遊技機が知られている。この遊技機は、演出ボタンが押下されたら音データが割り当てられていたチャンネルを空きチャンネルにするというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第61397395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、遊技機に搭載される演出は、増加の一途を辿っており、それに伴い、音声やランプ演出も増加の一途を辿っている。そのため、上記のような遊技機では、制御面でのさらなる工夫が必要であるといった問題があった。
【0005】
そこで本発明は、上記問題に鑑み、制御面で負担をかけることなく効果的に遊技の興趣を向上させることができる遊技機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0007】
請求項1の発明に係る遊技機によれば、
用途毎に予め設定されたチャンネルから各種音を、所定の演出シナリオに沿って出力する音出力手段(例えば、図1に示すスピーカ17)と、
前記各種音が格納されている音格納手段(例えば、図4に示す遊技ROM805)と、
前記各種音を再生する音再生手段(例えば、図4に示す音LSI801)と、を有し、
前記各種音には、それぞれ優先度が設定されており(図22に示す音テーブルOTO_TBL参照)、
前記音再生手段は、
前記各種音を同時に再生できる上限が予め決められており、
再生される各種音の数が前記上限に達していなくとも、前記優先度のうち優先度の高い音以外をマスクして、該マスクされた音が鳴らないようにしてなることを特徴としている。
請求項2の発明に係る遊技機によれば、上記請求項1に記載の遊技機において、前記所定の演出シナリオには、複数の音(例えば、BGM、セリフ音、効果音)が含まれており、
前記複数の音は、それぞれ、前記用途毎に予め設定されたチャンネルのうち、別々のチャンネルに設定されてなることを特徴としている。
請求項3の発明に係る遊技機によれば、上記請求項2に記載の遊技機において、前記複数の音(例えば、BGM、セリフ音、効果音)にも優先度が設定され、
前記音再生手段(例えば、図4に示す音LSI801)は、
前記上限に達した場合、前記複数の音を全て消去せず、その中でも優先度の低い音を消去してなることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御面で負担をかけることなく効果的に遊技の興趣を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を示す斜視図である。
同実施形態に係る遊技盤の正面図である。
同実施形態に係る特別図柄2始動装置の側面断面図で、(a)は開状態、(b)は閉状態を示す図である。
同実施形態に係る遊技機の制御装置を示すブロック図である。
(a)~(c)は、インフォメーション予告演出の流れを示す画面例、(d)~(f)は、チャイム音予告演出の流れを示す画面例である。
(a)~(c)は、予告演出の流れを示す画面例である。
図7に示す予告演出に応じて発せられるBGM、効果音、セリフ音のタイミングチャートを示す図である。
(a)~(e)は、大当たり遊技状態への信頼度が高い予告演出の流れを示す画面例である。
図8に示す予告演出に応じて発せられるBGM1、BGM2、効果音、セリフ音のタイミングチャートを示す図である。
(a)~(e)は、ノーマルリーチ演出からSPリーチ演出と発展する演出の流れを示す画面例である。
図10に示す演出に応じて発せられるBGM2、BGM3、効果音、セリフ音のタイミングチャートを示す図である。
同実施形態に係る遊技機を模式的に示し、同実施形態に係る装飾ランプを点滅させる方法を説明する説明図であって、図12(a-1)は装飾ランプが点灯している状態を示し、図12(b-1)は装飾ランプが消灯している状態を示し、図12(a-2)は装飾ランプが点灯している状態を示し、図12(b-2)は装飾ランプが消灯している状態を示し、図12(c-2)は装飾ランプが図12(a-2)と異なる色で点灯している状態を示し、図12(d-2)は装飾ランプが消灯している状態を示している。
(a-1)~(f-1)は、同実施形態に係る装飾ランプを輝度調整する際の一例を示す説明図、(a-2)は、同実施形態に係る装飾ランプを色彩調整する際の一例を示す説明図である。
(a)~(e)は、同実施形態に係る装飾ランプを輝度調整することによって階調点滅(ストロボフラッシュ)させる例を示す説明図である。
(a)は「静」のランプパターンを示し、装飾ランプの点灯、消灯のフレーム数を説明する説明図、(b)は「静」のランプパターンを示し、装飾ランプを低速階調させている例を説明する説明図、(c)は「動」のランプパターンを示し、装飾ランプを高速点滅させている例を説明する説明図、(d)は「動」のランプパターンを示し、装飾ランプを階調点滅(ストロボフラッシュ)させている例を説明する説明図である。
「静」のランプパターンと、「動」のランプパターンを組み合わせた例を説明する説明図である。
(a)は同実施形態に係る遊技機を模式的に示した正面図、(b)は右側面縦断面である。
同実施形態に係る液晶表示装置の前部にイルミパネルを配置しようとしている状態を示す斜視図である。
同実施形態に係る遊技盤の正面図を示し、(a)は大当たり遊技状態が開始される前、案内演出におけるランプ演出パターンが実行されている状態を示し、(b)は大当たり遊技状態が開始され、ラウンド演出におけるランプ演出パターンが実行されている状態を示す図である。
用途毎に予め設定されているサウンドチャンネルを示す図である。
複数の演出シナリオが重なって発生した場合、同時に再生できる音の上限を超えてしまう可能性があることを説明する説明図である。
同実施形態に係る音テーブルを示す図である。
複数の演出シナリオを同一フレーム(同一のタイミング)から実行させた際、同一フレーム(同一のタイミング)から再生を開始できる音のチャンネル数の上限を超えてしまう可能性があることを説明する説明図である。
再生する音を空いているチャンネルに設定する例を示し、(a)は、サウンドチャンネル「11」と「12」が空いている状態を示し、(b)は、サウンドチャンネル「12」が空いている状態を示し、(c)は新たな音がサウンドチャンネルに設定されず破棄された状態を示す説明図である。
(a)~(b)は、左装飾図柄が減速変動して停止する際に停止効果音が鳴り出すタイミングを説明する説明図である。
(a)は、左装飾図柄が減速変動している状態を示す画面例、(b)は、左装飾図柄がバウンド動作する際の状態を説明する説明図、(c)は、左装飾図柄が停止している状態を示す画面例である。
全ての装飾図柄が減速変動して停止する際に停止効果音が鳴り出すタイミングを説明する説明図である。
(a)は、全ての装飾図柄が減速変動している状態を示す画面例、(b)は、装飾図柄が停止する状態を説明する説明図である。
先頭から一定の無音区間を設けた音データを示す例である。
(a)は、先頭から1.5フレーム(1.5F)の無音区間を設けた音データを、1.5フレーム(1.5F)から鳴らし始めることを説明する説明図、(b)は、先頭から0.5フレーム(0.5F)の無音区間を設けた音データを、1.5フレーム(1.5F)から鳴らし始めることを説明する説明図である。
同実施形態に係る主制御のメイン処理を説明するフローチャート図である。
図31に示す主制御のメイン処理の続きを説明するフローチャート図である。
図31に示す設定切替処理を説明するフローチャート図である。
電源異常チェック処理を説明するフローチャート図である。
図32に示す賞球入賞数管理処理1を説明するフローチャート図である。
図35に示す計測用RAM領域の初期設定を説明するフローチャート図である。
図35に示すカウント処理を説明するフローチャート図である。
図35に示す計数処理を説明するフローチャート図である。
同実施形態に係る主制御のタイマ割込み処理を説明するフローチャート図である。
図39に示す普通図柄処理を説明するフローチャート図である。
図39に示す特別図柄処理を説明するフローチャート図である。
図41に示す始動口チェック処理1(2)を説明するフローチャート図である。
図41に示す特別図柄変動開始処理を説明するフローチャート図である。
図41に示す特別図柄変動中処理を説明するフローチャート図である。
図41に示す特別図柄確認時間中処理を説明するフローチャート図である。
図39に示す使用領域外処理を説明するフローチャート図である。
同実施形態に係るサブ制御のメイン処理を示すフローチャート図である。
図47に示すデータ解析処理を示すフローチャート図である。
同実施形態に係るサブ制御のコマンド受信処理を示すフローチャート図である。
同実施形態に係るサブ制御のタイマ割込み処理を示すフローチャート図である。
(a)は動画に関する初期コマンドリストを説明するフローチャート図を示し、(b)は動画に関する定常コマンドリストを説明するフローチャート図を示し、(c)は静止画に関するコマンドリストを説明するフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態を、パチンコ遊技機を例にして、図面を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合は、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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