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公開番号2024055373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022162231
出願日2022-10-07
発明の名称評価装置、登山能力評価システム、および評価方法
出願人株式会社アシックス
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類A63B 71/06 20060101AFI20240411BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】登山を実際に行う前に登山中の転倒リスクを評価することである。
【解決手段】評価装置は、登山におけるユーザの転倒リスクを評価する。評価装置は、演算部と、入力部と、出力部とを備える。入力部は、身体をコントロールする調整力を測定した第1情報を受け付ける。第1情報は、第1面と、第1面と面の態様が異なる第2面とを含む所定の経路をユーザが移動するために要した時間を計測することで調整力を測定した情報である。演算部は、第1情報に基づいてユーザの転倒リスクを評価したリスク値を算出する。出力部は、算出されたユーザの転倒リスクのリスク値を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
登山におけるユーザの転倒リスクを評価する評価装置であって、
演算部と、
入力部と、
出力部とを備え、
前記入力部は、身体をコントロールする調整力を測定した第1情報を受け付け、
前記第1情報は、第1面と、前記第1面と面の態様が異なる第2面とを含む所定の経路をユーザが移動するために要した時間を計測することで前記調整力を測定した情報であり、
前記演算部は、前記第1情報に基づいてユーザの転倒リスクを評価したリスク値を算出し、
前記出力部は、算出されたユーザの転倒リスクの前記リスク値を出力する、評価装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第2面は、前記第1面と異なる高さを有する面、凹凸を有する面、および衝撃吸収作用を有する面のいずれかの面である、請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
前記所定の経路は、前記第1面と前記第2面とに加えて、前記第1面および前記第2面と面の態様が異なる第3面を含む、請求項1に記載の評価装置。
【請求項4】
前記第2面から前記第3面へと移動する進行方向は、前記第1面から前記第2面へと移動する進行方向と異なる方向である、請求項3に記載の評価装置。
【請求項5】
前記演算部は、前記第1情報が示す値を第1閾値と比較した結果に基づいて、転倒リスクを算出し、
前記第1閾値は、複数の被験者の転倒経験の有無と、当該複数の被験者の前記第1情報とに基づいて定められる、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の評価装置。
【請求項6】
前記入力部は、ユーザの体幹筋力を測定した第2情報をさらに受け付け、
前記演算部は、前記第1情報および前記第2情報に基づいてユーザの転倒リスクを評価したリスク値を算出する、請求項1記載の評価装置。
【請求項7】
前記第2情報は、所定の時間内にユーザが行った上体起こしの回数である、請求項6に記載の評価装置。
【請求項8】
前記演算部は、前記第1情報が示す値を第2閾値と比較した結果、および前記第2情報が示す値を第3閾値と比較した結果に基づいて、転倒リスクを算出し、
前記第2閾値および前記第3閾値は、複数の被験者の転倒経験の有無と、当該複数の被験者の前記第1情報および前記第2情報とに基づいて定められる、請求項6に記載の評価装置。
【請求項9】
請求項1に記載の評価装置を含み、ユーザの登山能力を評価する評価システムであって、
前記入力部は、
前記第1情報を少なくとも含むユーザの体力を測定した情報を含む第1データを受け付け、
ユーザの低酸素に対する耐性を測定した第3情報、および登山の知識または経験を問う問診の結果の第4情報のうち少なくとも1つの情報を含む第2データを受け付け、
前記演算部は、前記リスク値を算出するとともに、前記第1データと前記第2データとに基づいてユーザの登山能力を評価した評価結果を作成し、
前記出力部は、前記リスク値とともに前記評価結果を出力する、登山能力評価システム。
【請求項10】
登山におけるユーザの転倒リスクを評価する評価方法であって、
第1面と、前記第1面と面の態様が異なる第2面とを含む所定の経路をユーザが移動するために要した時間を計測するステップと、
前記計測するステップにて計測された時間を、身体をコントロールする調整力を測定した第1情報として受け付けるステップと、
前記第1情報に基づいてユーザの転倒リスクを評価したリスク値を算出するステップと、
算出されたユーザの転倒リスクの前記リスク値を出力するステップとを含む、評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、評価装置、登山能力評価システム、および評価方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、登山者の数が増加している。登山者の数の増加に伴って、登山中の事故数も増加傾向にある。非特許文献1には、日本の長野県における登山事故の原因として最も多い原因が「転倒、転落、滑落」であることが記載されている。また、令和4年度の態様別山岳遭難者の構成比を示す非特許文献2には、遭難する態様として道迷いが174人(22.1%)と最も多く、次いで転倒が171人(21.8%)であることが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
山本正嘉著、“登山の運動生理学とトレーニング学”東京新聞出版局出版、2016年12月
警察庁、“令和4年夏期における山岳遭難の概況”、[online]、[令和4年9月27日検索]、インターネット<URL:https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/r4_kaki_sangakusounan.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1,2に示されているように登山事故の原因は登山者の転倒である場合が多い。登山を行う前に転倒が発生するリスクをユーザに認識させることができれば、登山を実際に行う前からユーザに転倒に対する準備、注意喚起を促すことができる。そのため、登山を実際に行う前に登山中に転倒してしまうリスクを評価する評価方法が望まれている。
【0005】
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、本開示の目的は、登山を実際に行う前に登山中の転倒リスクを評価することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の評価装置は、登山におけるユーザの転倒リスクを評価する。評価装置は、演算部と、入力部と、出力部とを備える。入力部は、身体をコントロールする調整力を測定した第1情報を受け付ける。第1情報は、第1面と、第1面と面の態様が異なる第2面とを含む所定の経路をユーザが移動するために要した時間を計測することで調整力を測定した情報である。演算部は、第1情報に基づいてユーザの転倒リスクを評価したリスク値を算出する。出力部は、算出されたユーザの転倒リスクのリスク値を出力する。
【0007】
本開示における評価方法は、登山におけるユーザの転倒リスクを評価する評価方法である。評価方法は、第1面と、第1面と面の態様が異なる第2面とを含む所定の経路をユーザが移動するために要した時間を計測するステップと、計測するステップにて計測された時間を、身体をコントロールする調整力を測定した第1情報として受け付けるステップと、第1情報に基づいてユーザの転倒リスクを評価したリスク値を算出するステップと、算出されたユーザの転倒リスクのリスク値を出力するステップとを含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、登山を実際に行う前に登山中の転倒リスクを評価できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1における評価装置を用いた転倒リスクの評価を説明するための概略図である。
評価装置の構成を示す図である。
実施の形態1におけるFSSTを説明するための図である。
複数の被験者に対して行われたアンケートの結果を示す図である。
FSSTのカットオフ値を説明するための図である。
カットオフ値を用いて被験者を評価したときのオッズ比およびリスク比を示す図である。
実施の形態1における転倒リスクの評価の処理手順を示すフローチャートである。
台座の変形例を説明するための図である。
評価装置を用いた転倒リスクの評価を説明するための概略図である。
上体起こしおよびFSSTのカットオフ値を説明するための図である。
カットオフ値を定めた後のオッズ比およびリスク比を算出した結果を示す図である。
転倒リスクを定めるためのマトリクスを示す図である。
実施の形態2における転倒リスクの評価の処理手順を示すフローチャートである。
登山能力評価システムを用いた登山能力の評価を説明するための概略図である。
実施の形態3における登山能力評価システムの構成を示す図である。
登山能力の評価シートを説明するための図である。
登山能力と山とを対応付けた情報を説明するための図である。
実施の形態3における登山能力の評価の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明では、同一の構成には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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