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公開番号2024047865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022153597
出願日2022-09-27
発明の名称樋管理システム及び樋管理方法
出願人JFEスチール株式会社,株式会社シンニチロ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類C21B 7/14 20060101AFI20240401BHJP(鉄冶金)
要約【課題】樋の管理を簡便化することができる樋管理システム及び樋管理方法を提供すること。
【解決手段】樋管理システムは、樋の上方に樋に向けて配置され、樋の内面形状を測定する測定装置と、内面形状の測定データと所定の判定モデルとを少なくとも用いて、樋の損耗状態を判定する判定装置と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
樋の上方に前記樋に向けて配置され、前記樋の内面形状を測定する測定装置と、
前記内面形状の測定データと所定の判定モデルとを少なくとも用いて、前記樋の損耗状態を判定する判定装置と、
を備えることを特徴とする樋管理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
学習用の前記測定データと前記樋の損耗レベルとの組を学習データとして、前記測定データを入力とし、前記損耗レベルを出力として機械学習し、前記所定の判定モデルとして前記損耗レベルの判定モデルを求める演算装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の樋管理システム。
【請求項3】
学習用の前記樋の使用履歴を示すデータ及び学習用の前記内面形状の測定データと、前記樋の損耗速度レベルとの組を学習データとして、前記樋の使用履歴を示すデータ及び前記内面形状の測定データを入力とし、前記損耗速度レベルを出力として機械学習し、前記所定の判定モデルとして前記損耗速度レベルの判定モデルを求める演算装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の樋管理システム。
【請求項4】
前記判定装置の判定結果に基づいて、前記樋の使用継続または使用終了を提示する表示装置を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の樋管理システム。
【請求項5】
前記測定装置は、3Dスキャナであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の樋管理システム。
【請求項6】
樋の上方に前記樋に向けて配置され、前記樋の内面形状を測定装置によって測定する工程と、
前記内面形状の測定データと所定の判定モデルとを少なくとも用いて、前記樋の損耗状態を判定装置によって判定する工程と、
を有することを特徴とする樋管理方法。
【請求項7】
学習用の前記測定データと前記樋の損耗レベルとの組を学習データとして、前記測定データを入力とし、前記損耗レベルを出力として演算装置が機械学習し、前記所定の判定モデルとして前記損耗レベルの判定モデルを求める工程を有することを特徴とする請求項6に記載の樋管理方法。
【請求項8】
学習用の前記樋の使用履歴を示すデータ及び学習用の前記測定データと、前記樋の損耗速度レベルとの組を学習データとして、前記樋の使用履歴を示すデータ及び前記測定データを入力とし、前記損耗速度レベルを出力として演算装置が機械学習し、前記所定の判定モデルとして前記損耗速度レベルの判定モデルを求める工程を有することを特徴とする請求項6に記載の樋管理方法。
【請求項9】
前記判定装置の判定結果に基づいて、前記樋の使用継続または使用終了を表示装置に提示する工程を有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の樋管理方法。
【請求項10】
前記測定装置として3Dスキャナを用いることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の樋管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、樋管理システム及び樋管理方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
高炉の出銑口から排出される溶銑や発生した滓を搬送する際に使用されている各種樋(出銑樋、滓樋、傾注樋、及び、溶銑樋等)は、高温の溶融した銑鉄やスラグにより、樋の内面に施工した耐火物が摩耗したり、化学的変化を起こしたりして損耗する。また、出銑口の切り替え等による温度上昇や、温度低下の繰り返しなどによっても、樋の内面に施工した耐火物が損耗する。このように、耐火物の損耗は状況によって変化するため、補修要否を見極めるためには、内面形状を測定することが必要であり、人手作業による計測では時間がかかるうえに、安全上の問題もあり、計測タイミングの判断の問題もある。これに対し、人手作業によらない計測を可能にする装置として、例えば、特許文献1には、高炉出銑樋の上方に、高炉出銑樋の幅方向に相対向して設けられた、少なくとも一対の光波測距装置と、前記光波測距装置を交差する2軸方向にそれぞれ回転させる回転駆動装置と、前記光波測距装置の姿勢制御を行うとともに、測定データを演算処理して高炉出銑樋の内面形状を求める制御演算装置と、を備えた高炉出銑樋の内面形状の計測装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-241714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された計測装置では、人手作業によらない計測が可能となるものの、測定位置が限定的であるため、過去の操業状況と異なる操業となり、損耗位置にずれが発生した場合、補修判断が適切ではない場合も発生するおそれがある。測定データに、このような状況も加味した上で修理要否を判断しようとすると、管理が煩雑になる問題も発生する。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、高炉の出銑口から排出される溶銑や発生した滓を搬送する際に使用されている各種樋(出銑樋、滓樋、傾注樋、及び、溶銑樋等)の管理を簡便化することができる樋管理システム及び樋管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る樋管理システムは、樋の上方に前記樋に向けて配置され、前記樋の内面形状を測定する測定装置と、前記内面形状の測定データと所定の判定モデルとを少なくとも用いて、前記樋の損耗状態を判定する判定装置と、を備えることを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明に係る樋管理システムは、上記の発明において、学習用の前記測定データと前記樋の損耗レベルとの組を学習データとして、前記測定データを入力とし、前記損耗レベルを出力として機械学習し、前記所定の判定モデルとして前記損耗レベルの判定モデルを求める演算装置を備えることを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明に係る樋管理システムは、上記の発明において、学習用の前記樋の使用履歴を示すデータ及び学習用の前記内面形状の測定データと、前記樋の損耗速度レベルとの組を学習データとして、前記樋の使用履歴を示すデータ及び前記内面形状の測定データを入力とし、前記損耗速度レベルを出力として機械学習し、前記所定の判定モデルとして前記損耗速度レベルの判定モデルを求める演算装置を備えることを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明に係る樋管理システムは、上記の発明において、前記判定装置の判定結果に基づいて、前記樋の使用継続または使用終了を提示する表示装置を備えることを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明に係る樋管理システムは、上記の発明において、前記測定装置は、3Dスキャナであることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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