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公開番号2024025794
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2023203717,2023109454
出願日2023-12-01,2023-07-03
発明の名称喫煙具用カートリッジ
出願人Future Technology株式会社
代理人
主分類A24F 40/42 20200101AFI20240216BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】誘導加熱式の喫煙具に用いられる喫煙具用カートリッジにおいて、複数のエアロゾル形成基材を安定して加熱する。
【解決手段】複数のエアロゾル形成基材(10)と、複数のエアロゾル形成基材(10)と同軸上に配置されるマウスピース(30)と、を備え、誘導加熱式の喫煙具(70)に装着されて使用される喫煙具用カートリッジ(1)であって、第1磁性体(20a)を含む第1サセプタ(20)と、第2磁性体(25a)を含む第2サセプタ(25)と、を備え、第1サセプタ(20)は、複数のエアロゾル形成基材(10)内に配置され、複数のエアロゾル形成基材(10)を加熱可能とし、第2サセプタ(25)は、複数のエアロゾル形成基材(10)とマウスピース(30)との間に配置され、第2磁性体(25a)は、所定の密度で第2サセプタ(25)に含まれている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
複数のエアロゾル形成基材と、前記複数のエアロゾル形成基材と同軸上に配置されるマウスピースと、を備え、誘導加熱式の喫煙具に装着されて使用される喫煙具用カートリッジであって、
第1磁性体を含む第1サセプタと、
第2磁性体を含む第2サセプタと、を備え、
前記第1サセプタは、前記複数のエアロゾル形成基材内に配置され、前記複数のエアロゾル形成基材を加熱可能とし、
前記第2サセプタは、前記複数のエアロゾル形成基材と前記マウスピースとの間に配置され、
前記第2磁性体は、所定の密度で前記第2サセプタに含まれていることを特徴とする喫煙具用カートリッジ。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
複数のエアロゾル形成基材と、前記複数のエアロゾル形成基材と同軸上に配置されるマウスピースと、を備え、誘導加熱式の喫煙具に装着されて使用される喫煙具用カートリッジであって、
第1磁性体を含む第1サセプタと、
第2磁性体を含む第2サセプタと、を備え、
前記第1サセプタは、前記複数のエアロゾル形成基材内に配置され、前記複数のエアロゾル形成基材を加熱可能とし、
前記第2サセプタは、前記複数のエアロゾル形成基材外に配置され、前記複数のエアロゾル形成基材の前記マウスピース側を一端側としたとき、前記複数のエアロゾル形成基材の他端側に配置され、
前記第2磁性体は、所定の密度で前記第2サセプタに含まれていることを特徴とする喫煙具用カートリッジ。
【請求項3】
前記第2磁性体の密度は、0.5g/cm

~8.0g/cm

である、
ことを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項4】
請求項1または2のいずれか1項に記載の喫煙具用カートリッジにおいて、
前記第2サセプタは、粉状または粒状の前記第2磁性体が接着剤を介して円柱状に固められて成ることを特徴とする喫煙具用カートリッジ。
【請求項5】
前記第2サセプタは、ウール状、繊維状である、
ことを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の喫煙具用カートリッジ。
【請求項6】
請求項1または2の何れか一項に記載の喫煙具用カートリッジにおいて、
前記第2磁性体は、鉄、ニッケル、鉄とニッケルの合金、コバルト、フェライト、ネオジウム、耐熱ネオジウム、サマリウムコバルト、アルニコ、フェライト系ステンレス、またはマルテンサイト系ステンレスであることを特徴とする喫煙具用カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、喫煙具用カートリッジに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、火炎を用いることなく、タバコの成分を含むタバコカートリッジを加熱して、気
化したタバコ成分を吸引する方式のタバコ製品が広く知られている。また、嗜好の多様化
から、タバコ成分を含まない植物の芳香や味わいを、タバコ同様に火炎を用いずに楽しむ
ためのカートリッジも知られ始めている。このようなカートリッジ等は、加熱式の喫煙具
に装着されることで使用される。
【0003】
加熱式の喫煙具として、例えばブレード加熱式のものや誘導加熱式のものが知られてい
る。誘導加熱式の喫煙具に用いられるカートリッジの構成として、例えば特許文献1が公
知である。特許文献1に記載のタバコ製品では、エアロゾル形成体と、サセプタ粒子(第
1サセプタ)と、を含有するタバコシート(複数のエアロゾル形成基材)が棒状に折り畳
まれた状態でラッパーによって包まれている。このタバコ製品が誘導加熱式の喫煙具に装
着され、スイッチがオンされると、喫煙具に内蔵されたコイルに交流電流が流れることに
より、交流磁界が発生する。これにより、サセプタ粒子に誘導電流が流れてサセプタ粒子
が誘導加熱される。そして、サセプタ粒子からエアロゾル形成体に熱が伝達されることで
、エアロゾル形成体が加熱されてエアロゾルが生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6165275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のタバコ製品では、誘導電流がサセプタ粒子に安定して流れないこと
に起因して、エアロゾル形成体を安定して加熱できない場合があった。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、その目的は、誘導加熱式の喫煙具
に用いられる喫煙具用カートリッジにおいて、複数のエアロゾル形成基材を安定して加熱
することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、複数のエアロゾル形成基材と、前記複
数のエアロゾル形成基材と同軸上に配置されるマウスピースと、を備え、誘導加熱式の喫
煙具に装着されて使用される喫煙具用カートリッジであって、第1磁性体を含む第1サセ
プタと、第2磁性体を含む第2サセプタと、を備え、前記第1サセプタは、前記複数のエ
アロゾル形成基材内に配置され、前記複数のエアロゾル形成基材を誘導加熱可能とし、前
記第2サセプタは、前記第1サセプタと離間しているか、または前記第1サセプタと接触
しており、
前記第2磁性体のキュリー温度は、前記第1磁性体のキュリー温度よりも高いことを特
徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、誘導加熱式の喫煙具に用いられる喫煙具用カートリッジにおいて、複
数のエアロゾル形成基材を安定して加熱することができる。なお、上記した以外の課題、
構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図1のII-II線断面図。
図1に示す喫煙具用カートリッジが誘導加熱式の喫煙具に装着されたときの断面図。
第1実施形態の変形例1-1に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第1実施形態の変形例1-2に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第1実施形態の変形例1-3に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第2実施形態に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図7のVIII-VIII線断面図。
図7に示す第1サセプタおよび第2サセプタの斜視図。
第2サセプタの別の例を示す斜視図。
(a)は第2実施形態の変形例2-1に係る喫煙具用カートリッジの断面図、(b)は(a)に示す第1サセプタおよび第2サセプタの平面図。
(a)は第2実施形態の変形例2-2に係る喫煙具用カートリッジの断面図、(b)は(a)に示す第1サセプタおよび第2サセプタの平面図。
第2実施形態の変形例2-3に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第2実施形態の変形例2-4に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第3実施形態に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図15のXVI-XVI線断面図。
第1サセプタおよび第2サセプタの構成を説明する斜視図。
第1サセプタおよび第2サセプタの別の例を説明する斜視図。
第1サセプタおよび第2サセプタのさらに別の例を説明する斜視図。
第4実施形態に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図20のXXI-XXI線断面図。
第4実施形態の変形例4-1に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第4実施形態の変形例4-2に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第5実施形態に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図24のXXV-XXV線断面図。
第5実施形態の変形例5-1に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第5実施形態の変形例5-2に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第5実施形態の変形例5-3に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第6実施形態に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図29のXXX-XXX線断面図。
第6実施形態の変形例6-1に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第6実施形態の変形例6-2に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第6実施形態の変形例6-3に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第6実施形態の変形例6-4に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
第7実施形態に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図35に示す第1サセプタの平面図。
第8実施形態に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図37に示す磁気誘導体の平面図。
第8実施形態の変形例8-1に係る喫煙具用カートリッジの断面図。
図39に示す磁気誘導体の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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