意匠ウォッチ

発行日2025-05-08
公報種別意匠公報(S)
登録番号1797768
登録日2025-04-24
意匠に係る物品墜落制止器具対応のロープコーナーガード
意匠分類J6-19(保安機械器具等)
出願番号2024016956
出願日2024-08-17
意匠権者個人
代理人
意匠に係る物品の説明本物品は、ロープ高所作業時に必須となるメインロープとライフライン用ロープ(労働安全衛生規則第五百三十九条の二に規定された要求性能墜落制止器具を取り付けるためのロープ)を展張する際、建築構造物などの出隅(エッジ)部分などへの接触によって生じるロープの破断などを防止するためのロープ保護(ローププロテクション)目的の資材であって、それぞれのロープを独立した状態で保護し、且つ、ロープの逸脱を防止して作業従事者のロープ破断等による墜落を防止するためのロープ用防護資器材。具体的には、作業者の身体中心(正中)線を通るメインロープと身体の左脇辺りを通るライフラインロープを作業に適した一定の間隔(概ね30～40cm前後)で維持するための高さが異なるガイドピン(高)とガイドピン(低)、高い方のガイドピンの頭部に配設されたロープの逸脱防止とスムーズなロープのセット(挿通)を目的としたガイドレバー、ロープの屈折(エッジ接触部への応力の集中)を緩和させる目的で設けられ、緩やかなR加工が施されたコーナーモールドを同一(1枚)のプレート上に非対称に配設している。これは、前述したメインロープがあくまで作業者(身体)の中心線上にある状態となるため、メインロープを本物品の中心に出来るだけ近付けた形態になることが好ましく、左右非対称で全体的に左側に寄せた形態としている。これに、ロープを挿通させる線上で且つ、ガイドピン(高)の頭部から延伸させたガイドレバーをロープの通過する中心線に対し、30度前後の角度で配設することにより、展張されている(メイン・ライフライン共に)ロープの途中であっても、簡易にロープをガイドピン(高)とガイドピン(低)との間に游挿させることが可能な(ロープの端末側から挿通させる必要が生じない)形態であると共に、作業者が行うロープの昇降動作によって、展張されたロープに緩弛が生じても、ロープが逸脱しにくい形態ともなっている。そのため、作業者がロープを保持し、且つ、意図して挿通されたロープの離脱動作を行わない限り、ロープは逸脱し難く、ガイドピンのみの配設と比べて安全性は、高くなる。また、ガイドレバーによってロープを游挿させる際のガイドの役目を担っているため、片手でもロープをセット(游挿)することが出来ることから、使用時の迅速性(素早いロープのセット)と単純性(間違えにくさ)も具備している。ガイドピンには、ロープの引っ掛かりなどを防止する役割のガイドキャップに加え、予め、連結されたガイドレバーを移設可能とする目的で雌ネジ加工が施されており、固定ボルトの着脱によってガイドキャップまたは、ガイドレバーを連結することが可能な形態となっている。そのため、作業者の利き手や使い勝手(ロープのセット作業)などに合わせて、ガイドレバーの位置変更が可能となっている。また、ガイドキャップはガイドレバー押えも兼ねている。加えて、本物品が落下しないように降下する側とは反対(ロープを緊結するロープ支点)側寄りに落下防止用ランヤード等の緊結やランヤードフック等を連結することが可能な落下防止措置用の穴が、複数、配設されている。
意匠の説明

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