意匠ウォッチ

発行日2025-02-28
公報種別意匠公報(S)
登録番号1792156
登録日2025-02-18
意匠に係る物品包装用緩衝具
意匠分類F4-921(包装紙、包装用容器等)
出願番号2024011958
出願日2024-06-12
意匠権者株式会社クラウン・パッケージ
代理人個人
意匠に係る物品の説明本願の意匠に係る物品(以下「本物品」とする)は、緩衝具本体とフィルムとを有し、緩衝具本体は、本体部と、本体部から連設された前立上げ部と右立上げ部と左立上げ部と後立上げ部とを有し、本体部には、複数の周状不連続切込みが同心状に設けられ、各周状不連続切込みにおいては、周状の仮想線に沿って切込みと継目が交互に設けられている。また、最も外側の周状不連続切込みにおいては、左右切込みと前後切込みが本体部と各立上げ部との境界に沿って形成されるとともに、突出切込みが連設されている。突出切込みは、左右切込みの両端、すなわち、左右切込みの先端及び左右切込みと傾斜切込みの接点から本体部の外側に向けて形成されるとともに、前後切込みの両端、すなわち、前後切込みの先端及び前後切込みと傾斜切込みの接点から本体部の外側に向けて形成され、左右切込みと左右切込みの両端の突出切込みにより略コ字状に形成されるとともに、前後切込みと前後切込みの両端の突出切込みにより略コ字状に形成されている。フィルムは緩衝具本体に接着され、フィルムの四隅が接着部を介して本体部の底面に接着されている。本物品を使用するには、箱体に被収納物を配置した状態で(参考使用状態図(1)参照)、本体部に対して前立上げ部と右立上げ部と左立上げ部と後立上げ部とを折り曲げた状態の本物品を、参考使用状態図(2)に示すように、被収納物上に配置し、本物品を下方に押し込むことにより、参考使用状態図(3)に示すように、本体部とフィルムが被収納物の外形に応じて変形して被収納物を覆い、箱体の右側面部から連設されたフラップ部と左側面部から連設されたフラップ部を閉じて(参考使用状態図(4)参照)、差込み部を被差込み部に差し込んで、参考使用状態図(5)に示すように箱体の蓋部を閉じることにより、各フラップ部が右立上げ部と左立上げ部の上端に接して、右立上げ部と左立上げ部が上方に移動するのを規制して、被収納物が箱体内で保持される。フィルムが透明なので、本体部とフィルムで被収納物を覆った状態で、被収納物を視認することができ、また、フィルムが伸びることにより、被収納物をしっかりと固定することができる。また、最も外側の周状不連続切込みにおいては、左右切込みと前後切込みが本体部と各立上げ部との境界に沿って形成されているので、被収納物が横方向に大きい場合でも本体部により被収納物を覆うことができ、また、上記のように、切込みが略コ字状に形成されているので、各立上げ部を本体部に対して折り曲げる際に、左右切込みや前後切込みにおける摩擦が少なく、容易に折曲げを行なうことができる。
意匠の説明実線で表した部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分であり、一点鎖線は部分意匠として意匠登録を受けようとする部分とその他の部分との境界のみを示す線である。本物品における緩衝具本体は、紙材、特に、段ボール材により形成されている。フィルムは透明であり、「透明部を示す参考平面図」と「透明部を示す参考底面図」における薄墨部分は透明である。

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