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公開番号2024044838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150607
出願日2022-09-21
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 15/01 20060101AFI20240326BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 一次転写ローラの染み出し成分によるスリップを抑制し、色ずれ補正の精度向上を図り、トナー飛散の悪化を軽減することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数の画像形成ユニットと、中間転写ベルトと、転写手段と、中間転写ベルトを駆動させる駆動ローラと、中間転写ベルト上のトナー像の位置情報を検知する検知手段と、中間転写ベルト上に形成された複数色の色ずれ測定用画像を検知手段より検知して得られる検知量に基づいて現像書出し位置を制御する色ずれ補正手段と、通紙枚数をカウントするカウント手段と、を有する画像形成装置において、カウント手段においてカウントした、中間転写ベルトおよび駆動ローラの積算通紙枚数に応じて、色ずれ補正手段における、転写手段に印可するバイアスを変更する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体と、前記像担持体を帯電させる帯電手段と、前記帯電手段により帯電した像担持体にトナー像を形成する現像手段と、をそれぞれ有する複数の画像形成ユニットと、
複数のローラに掛け渡された中間転写ベルトと、
前記中間転写ベルト上のトナー像を転写材に転写させる転写手段と、
前記転写手段に対して前記中間転写ベルトを挟んで設けられ、前記中間転写ベルトを駆動させる駆動ローラと、
前記中間転写ベルト上のトナー像の位置情報を検知する検知手段と、
画像形成ユニットにより前記中間転写ベルト上に形成された複数色の色ずれ測定用画像を前記検知手段より検知して得られる検知量に基づいて現像書出し位置を制御する色ずれ補正手段と、
通紙枚数をカウントするカウント手段と、を有する画像形成装置において、
前記カウント手段においてカウントした、前記中間転写ベルト、および前記駆動ローラの積算通紙枚数に応じて、前記色ずれ補正手段における、前記転写手段に印可するバイアスを変更することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、前記色ずれ補正手段における、前記転写手段に印可するバイアスは、前記中間転写ベルト、および駆動ローラの積算通紙枚数が多い方が大きくなるように変更することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1に記載の画像形成装置において、前記色ずれ補正手段における、前記転写手段に印可するバイアスを変更するタイミングは、単一あるいは複数あることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像形成装置において、前記カウンタ手段においてカウントした、前記中間転写ベルト、および駆動ローラの積算通紙枚数は、前記中間転写ベルト、および前記駆動ローラが新品に交換されたことを検知した場合に、リセットすることを特徴とした画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
以下、本願の画像形成装置を説明するに際して、その発明の目的、特徴等を明確にするため、本願の画像形成装置を好適に適用できる電子写真式の画像形成装置の例に基づいて説明する。
【0003】
従来、プリンタ、ファクシミリ、コピー等の画像形成装置、或いは、それらを一体的に組み合わせた複合画像形成装置においては、電子写真方式を用いて像担持体上に形成したトナー像を中間転写ユニットに一次転写した後、この中間転写ユニットに一次転写されたトナー像を記録媒体に2次転写する方式を採用したものがある。一般的には、中間転写ユニットとしてベルトを使用し、像担持体上で形成したトナー像を回転する中間転写ベルト上に一次転写し、これを所定色分、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)と繰り返して重畳転写することでカラー画像を形成する。
【0004】
このようなカラー画像形成装置においては、各色の作像ユニットにより、所定形状をした基準トナー像(レジパッチ)を中間転写ベルト上に形成し、これを発光部と受光部を有する光学センサで検出して各色の理想位置からの位置ずれ量を算出し、画像書き出し位置を補正する色ずれ補正が行われている。
【0005】
色ずれ補正は、基準トナー像からの反射光量を読み取り、補正量を算出するため、中間転写ベルトの搬送速度が安定しなかったりすると、誤検知や検知ばらつきが大きくなり、画像品位に影響を及ぼす。具体的には、色ずれ補正をしている間と、その補正を適用する実画形成の間における中間転写ベルトの搬送速度が、何らかの理由で異なってしまうことで、中間転写ベルト上を搬送される各色のトナー像が理想位置からずれた状態となり、色ずれとなって表れる。
【0006】
通常、色ずれ補正動作では、記録媒体を搬送しない状態で行われるため、2次転写部において、レジパッチが中間転写ベルトと対向するローラ(2次転写ローラ)を汚してしまうという課題がある。
【0007】
これを防ぐために、2次転写ローラを中間転写ベルトに対して着脱可能な構成において、2次転写ローラを中間転写ベルトに圧着した状態で色ずれ補正を開始し、レジパッチが2次転写ローラに到達する前に、2次転写ローラの圧着を解除する装置についての提案がなされている(特許文献1参照)。そうすることで、レジパッチ描画中も、実画形成時と同等の負荷状態で中間転写ベルトを搬送することができるため、中間転写ベルトの搬送速度が同等になる。さらに2次転写ローラの圧着を解除することで、レジパッチが2次転写ローラに触れることがなく、2次転写ローラを汚さず、精度よく色ずれ補正を行うことができる。
【0008】
一方、補正時間の短縮や、2次転写ローラの接離に伴う外乱をなくすために、2次転写ローラを圧着させた状態で色ずれ補正を行う装置がある。この構成では、レジパッチが2次転写ローラを汚さないように、レジパッチが2次転写部を通過する最中、通紙とは正負逆の2次転写バイアスを2次転写部に印可している。これにより、トナーの中間転写ベルトに対する静電付着力が、2次転写ローラに対する付着力を上回る関係となり、トナーがベルトに留まることで2次転写ローラの汚染を低減することができる。しかし、印可する2次転写バイアスを高くしてしまうと、トナーが飛散して搬送ガイドを汚してしまうことから、トナー像が2次転写部を通過しないときの2次転写バイアスと比較して低い電圧に設定されている。
【0009】
加えて、転写ベルト内周を摩擦駆動するローラが2次転写内ローラである中間転写ユニットにおいては、2次転写バイアスの絶対値が大きい方が2次転写内ローラと転写ベルトの間の静電吸着力が大きくなる。この静電吸着力により互いの挟持力が大きくなるため、駆動中に転写ベルトがスリップしにくくなり、転写ベルトの搬送速度も安定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2001-272835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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