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公開番号2024057158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163689
出願日2022-10-12
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20240417BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】転写ニップの入口放電による画像乱れの抑制と転写率の改善とを両立する中で、より大きな転写率を得る。
【解決手段】像担持体ベルト31と、像担持体ベルトの内側に当接する内側当接部材33と像担持体ベルトの外側に当接する外側当接部材404とで像担持体ベルトを挟持し、像担持体ベルトの外側面と外側当接部材との間に転写ニップNを形成するニップ形成手段30,41と、内側当接部材と外側当接部材との間に交流転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段39と、を有する画像形成装置100であって、外側当接部材に当接している像担持体ベルトの部分のうち内側当接部材には当接していない部分であるプレ転写ニップ部の記録シート搬送方向長さが、転写ニップの入口側の放電が発生しないように交流転写バイアスのピーク間電圧を設定可能である長さ範囲のうち、最も短い長さとなるように、構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体ベルトと、
前記像担持体ベルトの内側に当接する内側当接部材と該像担持体ベルトの外側に当接する外側当接部材とで前記像担持体ベルトを挟持し、該像担持体ベルトの外側面と該外側当接部材との間に転写ニップを形成するニップ形成手段と、
前記内側当接部材と前記外側当接部材との間に交流転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、を有する画像形成装置であって、
前記外側当接部材に当接している前記像担持体ベルトの部分のうち前記内側当接部材には当接していない部分であるプレ転写ニップ部の記録シート搬送方向長さが、前記転写ニップの入口側の放電が発生しないように前記交流転写バイアスのピーク間電圧を設定可能である長さ範囲のうち、最も短い長さとなるように、構成されていることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記転写バイアス印加手段は、前記転写ニップの入口側の放電を発生させない範囲で最も大きなピーク間電圧の交流転写バイアスを印加することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記記録シートの種類を判別する判別手段を有し、
前記転写バイアス印加手段は、前記判別手段の判別結果に応じて、印加する交流転写バイアスのピーク間電圧値を変更することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
温度及び湿度のうちの少なくとも一方を検知する検知手段を有し、
前記転写バイアス印加手段は、前記検知手段の検知結果に応じて、印加する交流転写バイアスのピーク間電圧値を変更することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記像担持体ベルトは、基層の上に弾性層が積層された複数層構造であることを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、像担持体ベルトの内側に当接する内側当接部材と外側に当接する外側当接部材とで像担持体ベルトを挟持して転写ニップを形成し、内側当接部材と外側当接部材との間に交流転写バイアスを印加する画像形成装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、二次転写裏面ローラ(内側当接部材)に巻き付いた中間転写ベルト(像担持体ベルト)の部分に、二次転写ローラに巻き付いた二次転写ベルトの部分(外側当接部材)を当接させて二次転写ニップを形成する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置において、二次転写裏面ローラと二次転写ローラとの間には、交流電圧と直流電圧とを重畳した重畳バイアス(交流転写バイアス)が印加される。
【0004】
この画像形成装置では、二次転写裏面ローラに対して二次転写ローラの位置が記録材搬送方向上流側にオフセットされている。これにより、二次転写ローラに巻き付いた二次転写ベルト部分に当接している中間転写ベルト部分のうち、二次転写裏面ローラには当接していない部分であるプレ転写ニップ部が形成される。プレ転写ニップ部が形成されることで、二次転写ニップへの記録材侵入時に中間転写ベルトの外側面と記録材との間の空隙で発生する放電が防がれ、放電による画像の乱れが抑制される。一方、プレ転写ニップ部が形成されることで、二次転写ニップにおいてトナーが過充電されて転写率が低下する。そのため、前記画像形成装置では、この転写率を改善するため、二次転写バイアスとして、中間転写ベルト側から記録材側へトナー像を移動させる転写方向へのピーク電圧Vtの印加時間を50%未満とした重畳バイアスを用いている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の画像形成装置では、転写ニップの入口放電による画像乱れの抑制と転写率の改善とを両立する中で、転写率の改善が不十分であった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、像担持体ベルトと、前記像担持体ベルトの内側に当接する内側当接部材と該像担持体ベルトの外側に当接する外側当接部材とで前記像担持体ベルトを挟持し、該像担持体ベルトの外側面と該外側当接部材との間に転写ニップを形成するニップ形成手段と、前記内側当接部材と前記外側当接部材との間に交流転写バイアスを印加する転写バイアス印加手段と、を有する画像形成装置であって、前記外側当接部材に当接している前記像担持体ベルトの部分のうち前記内側当接部材には当接していない部分であるプレ転写ニップ部の記録シート搬送方向長さが、前記転写ニップの入口側の放電が発生しないように前記交流転写バイアスのピーク間電圧を設定可能である長さ範囲のうち、最も短い長さとなるように、構成されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、転写ニップの入口放電による画像乱れの抑制と転写率の改善とを両立する中で、より大きな転写率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。
同プリンタにおける画像形成ユニットの拡大概略構成図。
(a)は、コート層を備えた弾性ベルトからなる中間転写ベルトの部分拡大断面図。(b)は粒子を備えた弾性ベルトからなる中間転写ベルトの部分拡大断面図。(c)は図3(b)の部分拡大平面図。
(a)は、二次転写ローラを記録シート搬送方向上流側にオフセットさせていない構成を示す説明図。(b)は、二次転写ローラを記録シート搬送方向上流側にオフセットさせた構成を示す説明図。
(a)は、二次転写ローラ36をオフセットさせていない構成における二次転写ニップの説明図。(b)は、矢印Zで示す記録シート搬送方向上流側へ二次転写ローラ36をオフセットさせた構成における二次転写ニップの説明図。
転写部材として二次転写ローラを用いたローラ転写方式のプリンタを示す概略構成図。
使用環境の違いによる入口放電の発生状況を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を、画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という)に適用した一実施形態について説明する。
本実施形態において、符号Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応した構成部材に付す添え字であり、適宜省略する場合がある。
【0010】
本実施形態に係るプリンタ100の基本的な構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ100を示す概略構成図である。
本プリンタ100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kを備える。また、プリンタ100は、転写装置としての転写ユニット30、記録シートPを収納するカセット60、定着装置90、制御部300を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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