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公開番号
2025132622
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024030302
出願日
2024-02-29
発明の名称
スロープ装置
出願人
大一機材工業株式会社
代理人
個人
主分類
E04G
27/00 20060101AFI20250903BHJP(建築物)
要約
【課題】スロープの傾斜角度を調節する際の手間を低減し時間を短縮する。
【解決手段】スロープ装置1は、ベース部2と、ベース部2に対して回動連結部4を介して一方の端部が回動可能に連結されて傾斜可能なスロープ部3と、ベース部2とスロープ部3との間に介在するように設けられる傾斜調節機構5と、を有し、傾斜調節機構5が4節交差リンク機構55を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ベース部と、
前記ベース部に対して一方の端部が回動可能に連結されて傾斜可能なスロープ部と、
前記ベース部と前記スロープ部との間に介在するように設けられる傾斜調節機構と、を有し、
前記傾斜調節機構が4節交差リンク機構を含む、
ことを特徴とするスロープ装置。
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【請求項2】
前記傾斜調節機構が、
前記ベース部又は前記スロープ部の側に配設されるガイドシャフト及び一対のスライドブロックと、
前記スロープ部又は前記ベース部の側に配設される送りねじシャフト及び一対の送りナットと、
各々の長手方向における両端部が前記スライドブロックと前記送りナットとに連結されるとともにたすき掛け状に配設される一対の支持リンクと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロープ装置。
【請求項3】
前記一対の支持リンクが前記たすき掛け状の交差点において相互に回動可能に連結されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のスロープ装置。
【請求項4】
前記送りねじシャフトの軸心方向における端部に、当該送りねじシャフトを軸回転させる際に使用される係合部が設けられている、
ことを特徴とする請求項2に記載のスロープ装置。
【請求項5】
前記スロープ部の前記一方の端部と隣接して、前記スロープ部と前記ベース部が設置される段差箇所の下段面との間の傾斜面になる下側アプローチが、前記ベース部に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロープ装置。
【請求項6】
前記スロープ部の他方の端部から延出して張り出して、前記スロープ部と前記ベース部が設置される段差箇所の上段面との間に架け渡される上側アプローチが、前記スロープ部に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のスロープ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば工事現場における段差箇所に仮設的に設置されるスロープ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
工事現場などにおける段差箇所に設置される従来のスロープ装置として、例えば、設置面に載置されるベース板と、該ベース板に平行な支持軸に一端側で軸支されて支持軸周りに回動してベース板に対して傾斜するスロープ板と、該スロープ板の支持軸に軸支された側とは反対側の端部を支持するとともに端部のベース板からの高さを調整可能な高さ調整装置とを具備し、該高さ調整装置は、ベース板から立設された支持台、内周面にねじ溝が形成されたねじ孔を有し、該ねじ孔がベース板に対して垂直な方向に開口する向きで、支持台によってベース板より高い位置に支持されている雌ねじ部材、及び、外周面にねじ山が形成された軸部を有し、該軸部がねじ孔に挿通された状態で、ねじ溝に対するねじ山の螺進または螺退により、ベース板に対して垂直な方向に昇降すると共に、上端部でスロープ板の端部を載置する雄ねじ部材を備える仕組みが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3154296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば工事現場における段差箇所は工事の進捗に伴って場所や高低差が随時変わり、場所や高低差の変化に応じてスロープ装置を移動させたりスロープの傾斜角度(言い換えると、スロープの上端部の高さ)を調節したりする作業がたびたび行われる。
【0005】
この場合、例えば特許文献1のスロープ装置では、スロープ装置の移動や傾斜角度の調節のたびに、支持台の支持壁において切り欠かれている部分から手またはレンチなどの工具を差し入れて雄ねじ部材の頭部を回転させ、雄ねじ部材の軸部のねじ山を雌ねじ部材のねじ溝に対して進退させることによって雄ねじ部材を昇降させて雌ねじ部材から上方に突出する雄ねじ部材の軸部の端部(軸端)の位置を昇降させ、軸端の高さを昇降させることによって軸端に載置されるスロープ板の上端部の高さを変化させる必要がある。さらに、雄ねじ部材の高低の程度を調節後の高さに安定的に保持するためには、雄ねじ部材の高低の程度の調節後にナットを軸端側から雌ねじ部材の上端に当接するまで締め付ける必要がある。このため、スロープの傾斜角度(言い換えると、スロープの上端部の高さ)を調節するたびに多大な手間及び時間がかかる、という問題がある。
【0006】
そこで本発明は、1つの側面では、スロープの傾斜角度を調節する際の手間を低減し時間を短縮することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係るスロープ装置は、ベース部と、前記ベース部に対して一方の端部が回動可能に連結されて傾斜可能なスロープ部と、前記ベース部と前記スロープ部との間に介在するように設けられる傾斜調節機構と、を有し、前記傾斜調節機構が4節交差リンク機構を含む、ようにしてもよい。
【0008】
本発明に係るスロープ装置は、前記傾斜調節機構が、前記ベース部又は前記スロープ部の側に配設されるガイドシャフト及び一対のスライドブロックと、前記スロープ部又は前記ベース部の側に配設される送りねじシャフト及び一対の送りナットと、各々の長手方向における両端部が前記スライドブロックと前記送りナットとに連結されるとともにたすき掛け状に配設される一対の支持リンクと、を含む、ようにしてもよい。
【0009】
本発明に係るスロープ装置は、前記一対の支持リンクが前記たすき掛け状の交差点において相互に回動可能に連結されている、ようにしてもよい。
【0010】
本発明に係るスロープ装置は、前記送りねじシャフトの軸心方向における端部に、当該送りねじシャフトを軸回転させる際に使用される係合部が設けられている、ようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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