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公開番号
2025013447
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2024192715,2022065419
出願日
2024-11-01,2022-04-11
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社大一商会
代理人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20250117BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】新規な表示演出を実行することが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】待機保留表示の表示態様を変化させる先読み演出として、装飾図柄を仮停止した状態で待機保留表示の移動表示を実行する第1演出と、示唆表示の表示を行いながら少なくとも1つの装飾図柄を高速変動状態とする第2演出とを実行可能であり、第1演出における待機保留表示の移動表示の終了後であって装飾図柄を高速変動した状態において操作部の操作を促す操作促進表示の表示を行う。
【選択図】図399
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の抽選を行う抽選手段と、
該抽選手段による抽選結果が有利であるか否かを判定する判定手段と、
装飾図柄の表示を行うことが可能な表示手段と、を備え、
特定リーチ演出を実行可能であり、
前記特定リーチ演出が行われると、前記装飾図柄の視認性を変化させる特別演出を実行可能であり、
前記特別演出の実行期間には、前記装飾図柄の視認性が前記特別演出が実行される前よりも下がっていく第1期間と、該第1期間よりも後の期間であって、前記装飾図柄を視認することが不能または困難とされる第2期間と、該第2期間よりも後の期間であって、前記装飾図柄の視認性が前記第2期間に比べて上がっていく第3期間とが含まれ、
前記特別演出が実行される前記第1期間と前記第3期間とにおける背景表示を異なったものとすることが可能であり、該第1期間で表示される前記背景表示は前記特定リーチ演出に対応した背景表示であるのに対し、該第3期間で表示される前記背景表示は前記装飾図柄が変動していないときに表示可能とされる背景表示であり、
前記第3期間で表示される前記背景表示は、前記特定リーチ演出が行われる前に表示されていた背景表示と同じであることを可能とし、
前記特別演出が行われうる前記特定リーチ演出とは異なり、前記特別演出が行われない特別リーチ演出を実行可能であり、前記特別リーチ演出よりも前記特定リーチ演出の方が、前記判定手段による判定の結果が有利である期待度が高く、
前記第1期間と前記第2期間の長さは異なり、
前記特別演出が実行される前の前記特定リーチ演出におけるリーチを形成している装飾図柄は所定時間を周期とした周期的表示が行われており、当該所定時間は前記特別演出の実行期間の前記第3期間よりも長いものであり、
前記特別演出が実行される前の前記特定リーチ演出における前記リーチを形成している装飾図柄は、前記特別演出の前記第1期間になっても他の装飾図柄に変わることがないようになされ、
前記抽選に用いる情報を記憶する記憶手段を有し、該記憶されている情報に基づく演出表示を表示可能に構成され、
さらに、前記特定リーチ演出において前記特別演出が実行されると、前記第3期間が開始されてから前記記憶されている情報に基づく前記演出表示が視認可能になされ、
さらに、前記特定リーチ演出における前記特別演出の前記第2期間では、前記演出表示は視認不能とされる
ことを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾球遊技機(一般的に「パチンコ機」とも称する。)や回胴式遊技機(一般的に「パチスロ機」とも称する。)等の遊技機に関するものである。
続きを表示(約 6,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、遊技状況に応じて演出画像を切り替える表示演出を実行することが可能な遊技機が知られていた(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-340037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、このような表示演出における演出画像の切り替えが急に行われて、遊技者が違和感を覚えたりする場合には、遊技興趣が低下するおそれがあった。
【0005】
本発明は、遊技の興趣の低下を抑制することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[手段1]に係る遊技機は、
所定の抽選を行う抽選手段と、
該抽選手段による抽選結果が有利であるか否かを判定する判定手段と、
装飾図柄の表示を行うことが可能な表示手段と、を備え、
特定リーチ演出を実行可能であり、
前記特定リーチ演出が行われると、前記装飾図柄の視認性を変化させる特別演出を実行可能であり、
前記特別演出の実行期間には、前記装飾図柄の視認性が前記特別演出が実行される前よりも下がっていく第1期間と、該第1期間よりも後の期間であって、前記装飾図柄を視認することが不能または困難とされる第2期間と、該第2期間よりも後の期間であって、前記装飾図柄の視認性が前記第2期間に比べて上がっていく第3期間とが含まれ、
前記特別演出が実行される前記第1期間と前記第3期間とにおける背景表示を異なったものとすることが可能であり、該第1期間で表示される前記背景表示は前記特定リーチ演出に対応した背景表示であるのに対し、該第3期間で表示される前記背景表示は前記装飾図柄が変動していないときに表示可能とされる背景表示であり、
前記第3期間で表示される前記背景表示は、前記特定リーチ演出が行われる前に表示されていた背景表示と同じであることを可能とし、
前記特別演出が行われうる前記特定リーチ演出とは異なり、前記特別演出が行われない特別リーチ演出を実行可能であり、前記特別リーチ演出よりも前記特定リーチ演出の方が、前記判定手段による判定の結果が有利である期待度が高く、
前記第1期間と前記第2期間の長さは異なり、
前記特別演出が実行される前の前記特定リーチ演出におけるリーチを形成している装飾図柄は所定時間を周期とした周期的表示が行われており、当該所定時間は前記特別演出の実行期間の前記第3期間よりも長いものであり、
前記特別演出が実行される前の前記特定リーチ演出における前記リーチを形成している装飾図柄は、前記特別演出の前記第1期間になっても他の装飾図柄に変わることがないようになされ、
前記抽選に用いる情報を記憶する記憶手段を有し、該記憶されている情報に基づく演出表示を表示可能に構成され、
さらに、前記特定リーチ演出において前記特別演出が実行されると、前記第3期間が開始されてから前記記憶されている情報に基づく前記演出表示が視認可能になされ、
さらに、前記特定リーチ演出における前記特別演出の前記第2期間では、前記演出表示は視認不能とされる
ことを特徴とする遊技機である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、遊技興趣の低下を抑制することが可能な遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態であるパチンコ機の正面図である。
パチンコ機の右側面図である。
パチンコ機の左側面図である。
パチンコ機の背面図である。
パチンコ機を右前から見た斜視図である。
パチンコ機を左前から見た斜視図である。
パチンコ機を後ろから見た斜視図である。
本体枠から扉枠を開放させると共に、外枠から本体枠を開放させた状態で前から見たパチンコ機の斜視図である。
パチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して前から見た分解斜視図である。
パチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して後ろから見た分解斜視図である。
パチンコ機における外枠の正面図である。
外枠の右側面図である。
外枠を前から見た斜視図である。
外枠を後ろから見た斜視図である。
外枠を分解して前から見た分解斜視図である。
(a)は外枠における外枠側上ヒンジ部材の部位を、左枠部材を省略して下側から見た斜視図であり、(b)は(a)を分解して示す分解斜視図である。
(a)は外枠の外枠側上ヒンジ部材に対して本体枠の本体枠側上ヒンジ部材が取外されている状態を拡大して示す斜視図であり、(b)は外側上ヒンジ部材に本体側上ヒンジ部材が取付けられている状態を拡大して示す斜視図である。
外枠におけるロック部材の作用を示す説明図である。
パチンコ機における扉枠の正面図である。
扉枠の右側面図である。
扉枠の左側面図である。
扉枠の背面図である。
扉枠を右前から見た斜視図である。
扉枠を左前から見た斜視図である。
扉枠を後ろから見た斜視図である。
図19におけるA-A線で切断した断面図である。
図19におけるB-B線で切断した断面図である。
図19におけるC-C線で切断した断面図である。
扉枠を主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠を主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は扉枠における扉枠ベースユニットを前から見た斜視図であり、(b)は扉枠ベースユニットを後ろから見た斜視図である。
扉枠ベースユニットを主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠ベースユニットを主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は扉枠における演出操作ユニットの正面図であり、(b)は演出操作ユニットの右側面図である。
(a)は演出操作ユニットを前から見た斜視図であり、(b)は演出操作ユニットを後ろから見た斜視図である。
演出操作ユニットを、操作ボタンの中心軸の延びている方向から見た説明図である。
図34(a)におけるD-D線で切断した断面図である。
図34(b)におけるE-E線で切断した断面図である。
(a)は図34(b)におけるF-F線で切断した断面図であり、(b)は(a)におけるA部の拡大図である。
演出操作ユニットを主な部材毎に分解して前から見た分解斜視図である。
演出操作ユニットを主な部材毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
(a)は操作ボタンを分解して前から見た分解斜視図であり、(b)は操作ボタンを分解して後ろから見た分解斜視図である。
演出操作ユニットの装飾基板ユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
図37の演出操作ユニットの断面図において操作ボタンを押圧した状態を示す説明図である。
(a)は演出操作ユニットを操作ボタンの中心軸の延びている方向から見た図において操作ボタンの一部を切欠いて操作ボタンの第一ボタン装飾部やボタンフレーム等によって隠そうとしている部位を示す説明図であり、(b)は演出操作ユニットの断面図において操作ボタンの第一ボタン装飾部やボタンフレーム等によって隠そうとしている部位を示す説明図である。
(a)は演出操作ユニットの外観を前から見た斜視図で示す説明図であり、(b)は演出操作ユニットの外観を操作ボタンの中心軸の延びている方向から見た説明図である。
(a)は扉枠における扉枠左サイドユニットの正面図であり、(b)は扉枠左サイドユニットを前から見た斜視図であり、(c)は扉枠左サイドユニットを後ろから見た斜視図である。
扉枠左サイドユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠左サイドユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
図47(a)におけるL-L線で切断した断面図である。
(a)は扉枠における扉枠右サイドユニットの正面図であり、(b)は扉枠右サイドユニットを前から見た斜視図であり、(c)は扉枠右サイドユニットを後ろから見た斜視図である。
扉枠右サイドユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠右サイドユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
図51(a)におけるM-M線で切断した断面図である。
(a)は図51(a)におけるN-N線で切断した断面図であり、(b)は図51(a)におけるO-O線で切断した断面図である。
(a)は扉枠における扉枠トップユニットの正面図であり、(b)は扉枠トップユニットを前から見た斜視図であり、(c)は扉枠トップユニットを後ろから見た斜視図である。
扉枠トップユニットを分解して前から見た分解斜視図である。
扉枠トップユニットを分解して後ろから見た分解斜視図である。
図56におけるP-P線で切断した断面図である。
遊技盤の正面図である。
遊技盤を主な構成毎に分解して前から見た分解斜視図である。
遊技盤を主な構成毎に分解して後ろから見た分解斜視図である。
表ユニットと裏ユニットを除いた遊技盤の正面図である。
図63の遊技盤を分解して前から見た分解斜視図である。
図63の遊技盤を分解して後ろから見た分解斜視図である。
遊技盤をパチンコ機に取付けた状態で機能表示ユニットの部位を正面から拡大して示す説明図である。
図63とは異なる形態の遊技パネルを、前構成部材、基板ホルダ、及び主制御ユニットと共に前から見た分解斜視図である。
図67を後ろから見た分解斜視図である。
主制御基板、払出制御基板及び周辺制御基板のブロック図である。
図69のつづきを示すブロック図である。
主基板を構成する払出制御基板とCRユニット及び度数表示板との電気的な接続を中継する遊技球等貸出装置接続端子板に入出力される各種検出信号の概略図である。
図69のつづきを示すブロック図である。
周辺制御MPUの概略を示すブロック図である。
液晶及び音制御部における音源内蔵VDP周辺のブロック図である。
パチンコ機の電源システムを示すブロック図である。
図75のつづきを示すブロック図である。
主制御基板の回路を示す回路図である。
停電監視回路を示す回路図である。
主制御基板と周辺制御基板との基板間の通信用インターフェース回路を示す回路図である。
払出制御部の回路等を示す回路図である。
払出制御入力回路を示す回路図である。
図81の続きを示す回路図である。
払出モータ駆動回路を示す回路図である。
CRユニット入出力回路を示す回路図である。
主制御基板との各種入出力信号、及び外部端子板への各種出力信号を示す入出力図である。
外部端子板の出力端子の配列を示す図である。
扉枠側液晶表示装置の表示領域の描画を行う液晶モジュール回路を示す回路図である。
主制御基板から払出制御基板へ送信される各種コマンドの一例を示すテーブルである。
主制御基板から周辺制御基板へ送信される各種コマンドの一例を示すテーブルである。
図89の主制御基板から周辺制御基板へ送信される各種コマンドのつづきを示すテーブルである。
主制御基板が受信する払出制御基板からの各種コマンドの一例を示すテーブルである。
主制御側電源投入時処理の一例を示すフローチャートである。
図92の主制御側電源投入時処理のつづきを示すフローチャートである。
主制御側タイマ割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
周辺制御部電源投入時処理の一例を示すフローチャートである。
周辺制御部Vブランク割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
周辺制御部1msタイマ割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
周辺制御部コマンド受信割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
周辺制御部停電予告信号割り込み処理の一例を示すフローチャートである。
LOCKN信号履歴作成処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[1.パチンコ機の全体構造]
本発明の一実施形態であるパチンコ機1について、図面を参照して詳細に説明する。まず、図1乃至図10を参照して本実施形態のパチンコ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施形態であるパチンコ機の正面図である。図2はパチンコ機の右側面図であり、図3はパチンコ機の左側面図であり、図4はパチンコ機の背面図である。図5はパチンコ機を右前から見た斜視図であり、図6はパチンコ機を左前から見た斜視図であり、図7はパチンコ機を後ろから見た斜視図である。また、図8は本体枠から扉枠を開放させると共に、外枠から本体枠を開放させた状態で前から見たパチンコ機の斜視図である。図9はパチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して前から見た分解斜視図であり、図10はパチンコ機を扉枠、遊技盤、本体枠、及び外枠に分解して後ろから見た分解斜視図である。
【0010】
本実施形態のパチンコ機1は、遊技店の島設備(図示しない)に設置される枠状の外枠2と、外枠2の前面を開閉可能に閉鎖する扉枠3と、扉枠3を開閉可能に支持していると共に外枠2に開閉可能に取付けられている本体枠4と、本体枠4に前側から着脱可能に取付けられると共に扉枠3を通して遊技者側から視認可能とされ遊技者によって遊技球が打込まれる遊技領域5aを有した遊技盤5と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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