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公開番号2025004572
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-15
出願番号2023104341
出願日2023-06-26
発明の名称情報端末、運動補助システム、運動補助方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人
主分類A63B 71/06 20060101AFI20250107BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】ユーザが所望する位置で運動に関するアドバイスを提供することが可能な情報端末、運動補助システム、運動補助方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報端末は、ユーザの時刻毎の位置と、位置におけるユーザの運動に関する物理量とを含む運動データに応じてアドバイスを生成するアドバイス生成部343と、履歴として取得された運動データに含まれる時刻及び位置の値に基づいて、ユーザが走った経路を地図上に表示させる表示制御部342と、経路上におけるユーザによって選択された位置における履歴として取得された運動データに応じてアドバイス生成部343が生成したアドバイスを、ユーザの現在位置に応じてユーザに伝達するアドバイス伝達部345と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
ユーザの時刻毎の位置と、前記位置におけるユーザの運動に関する物理量とを含む運動データに応じてアドバイスを生成するアドバイス生成部と、
履歴として取得された前記運動データに含まれる時刻及び位置の値に基づいて、ユーザが走った経路を地図上に表示させる表示制御部と、
前記経路上におけるユーザによって選択された位置における履歴として取得された前記運動データに応じて前記アドバイス生成部が生成した前記アドバイスを、ユーザの現在位置に応じてユーザに伝達するアドバイス伝達部と、を備える、
情報端末。
続きを表示（約 1,700 文字）【請求項２】
前記アドバイス生成部は、前記経路上におけるユーザによって選択された位置についての複数の前記運動データにそれぞれ基づいて複数の前記アドバイスを生成し、
前記表示制御部は、複数の前記アドバイスをアドバイス候補として表示させ、
複数の前記アドバイスのうち少なくとも一つを選択するユーザからの指示に応じて、選択されなかった前記アドバイスのデータを削除する、
請求項１に記載の情報端末。
【請求項３】
前記表示制御部は、複数回の運動の履歴を表示させ、前記複数回の運動の履歴のうち一つを選択するユーザからの指示に応じて、選択された運動の履歴に対応するユーザが走った経路を選択的に表示させる、
請求項１に記載の情報端末。
【請求項４】
前記表示制御部は、第一軸が走行時間又は走行距離であり第二軸がスコアであるグラフを表示させ、
前記グラフ上の点を選択するユーザからの指示を受け付けて選択された点が示す時刻における位置から、前記経路上におけるユーザによって選択された位置を特定する、
請求項１に記載の情報端末。
【請求項５】
前記表示制御部は、１回の連続する運動として、ユーザによって選択された前記経路上の一つの位置における前記運動データが複数あった場合、複数の前記運動データが、先に前記位置を通過した際の運動データか、後に前記位置を通過した際の運動データかの判定結果を識別できるように表示させ、識別された前記判定結果からユーザが最終的に選択した方を表示させ、選択しなかった方を表示させない、
請求項１に記載の情報端末。
【請求項６】
ユーザの運動中に測定した前記運動データからスコアをユーザの運動中に算出するスコア算出部を備え、
前記アドバイス生成部は前記スコアに基づいて前記アドバイスを生成する、
請求項１に記載の情報端末。
【請求項７】
前記アドバイス伝達部は、前記スコア算出部がユーザの運動中に算出した前記スコアの値が閾値より高い場合に、前記アドバイスをユーザに伝達しない、
請求項６に記載の情報端末。
【請求項８】
前記アドバイス伝達部は、前記スコア算出部がユーザの運動中に算出した前記スコアの値に基づいて、前記アドバイスを変化させてユーザに伝達する、
請求項６に記載の情報端末。
【請求項９】
前記表示制御部は、前記経路上の位置における前記スコアの値に基づいて、前記経路を示す線の種類又は色を変化させて表示させる、
請求項６に記載の情報端末。
【請求項１０】
運動中のユーザの時刻毎の位置と、運動に関する物理量とを運動データとして測定するセンサ部と、
情報の視覚的な表示、情報の音声による伝達、及びユーザの操作による入力の受け付けを行う端末インタフェース部と、
前記センサ部が測定した前記運動データを取得し、前記運動データに含まれる物理量からユーザの運動に関するスコアを前記運動データに含まれる時刻毎に算出するスコア算出部と、
前記運動データに含まれる時刻及び位置の値に基づいて、前記端末インタフェース部を制御してユーザが走った経路を地図上に表示し、ユーザが前記端末インタフェース部を操作することによる前記経路上の位置を選択する指示を受け付けて選択された位置をアドバイス位置として特定する表示制御部と、
前記アドバイス位置が示す時刻における前記スコアを取得し、取得した前記スコアに基づいてアドバイスを生成するアドバイス生成部と、
ユーザの運動中に前記センサ部が測定したユーザの現在位置を取得し、ユーザの前記現在位置が前記アドバイス位置と一致したかどうかを判断する位置判定部と、
前記位置判定部がユーザの現在位置が前記アドバイス位置と一致したと判断した場合に、前記アドバイスを前記端末インタフェース部を制御して音声でユーザに伝達するアドバイス伝達部と、を備える、
運動補助システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報端末、運動補助システム、運動補助方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、通過ポイントに設置された子機と、走者が装着する競技者装置と、指導者が入力したアドバイスを競技者装置に送信する指導者装置と、を備えるタイム測定システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００６－１１６０８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
引用文献１に記載のタイム測定システムは、指導者が入力したアドバイスを走者が装着する競技者装置に送信するため、アドバイスが走者（ユーザ）に伝達される位置は指導者次第であり、ユーザが所望する位置でアドバイスを行うことができないという課題があった。
【０００５】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、ユーザが所望する位置で運動に関するアドバイスを提供することが可能な情報端末、運動補助システム、運動補助方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報端末の一態様は、
ユーザの時刻毎の位置と、前記位置におけるユーザの運動に関する物理量とを含む運動データに応じてアドバイスを生成するアドバイス生成部と、
履歴として取得された前記運動データに含まれる時刻及び位置の値に基づいて、ユーザが走った経路を地図上に表示させる表示制御部と、
前記経路上におけるユーザによって選択された位置における履歴として取得された前記運動データに応じて前記アドバイス生成部が生成した前記アドバイスを、ユーザの現在位置に応じてユーザに伝達するアドバイス伝達部と、を備える、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、ユーザが所望する位置で運動に関するアドバイスを提供することが可能な情報端末、運動補助システム、運動補助方法及びプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る運動補助システムの構成を示すブロック図。
実施の形態１のスコア算出部が算出するスコアの例を示す図。
実施の形態１の表示制御部が端末インタフェース部に表示させた経路を示す図。
実施の形態１の表示制御部が端末インタフェース部に表示させたアドバイス位置を示す図。
実施の形態１の表示制御部が端末インタフェース部に表示させたアドバイス候補を示す図。
実施の形態１に係る運動補助システムが実行する運動補助準備処理のフローチャート。
実施の形態１に係る運動補助システムが実行する運動補助処理のフローチャート。
実施の形態２の表示制御部が端末インタフェース部に表示させたスコアのグラフを示す図。
実施の形態２の表示制御部が端末インタフェース部に表示させたアドバイス位置を示す図。
実施の形態３の表示制御部が端末インタフェース部に表示させた経路及びアドバイス位置を示す図。
実施の形態３の表示制御部が端末インタフェース部に表示させた経路及びアドバイス位置の別の例を示す図。
変形例の表示制御部が端末インタフェース部に線の種類を変えて表示させた経路を示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（実施の形態１）
実施の形態１に係る運動補助システム１について、図面を参照して説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同一符号を付す。実施の形態１に係る運動補助システム１は、ユーザの走行に関するデータを測定し、ユーザに走行に関するアドバイスを提供するシステムである。
【００１０】
図１は、実施の形態１に係る運動補助システム１の構成を示すブロック図である。図１に示すように、運動補助システム１は、測定装置２と、端末（情報端末）３と、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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