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公開番号2024179108
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023097658
出願日2023-06-14
発明の名称リフト装置
出願人和光工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60P 1/44 20060101AFI20241219BHJP(車両一般)
要約【課題】 荷物の昇降用の駆動機構の回転の労力を軽減できるリフト装置を提供する。
【解決手段】 前後に離間して配置された第一固定軸及び第二固定軸を有するベースと、プラットホームを昇降させるための前記第一固定軸の周りで回転可能な駆動機構と、前記駆動機構の前記回転を補助するアシスト機構と、を有する車両に取付可能なリフト装置であって、前記アシスト機構は、前記第一固定軸の周りで前記駆動機構と一体に回転する可動軸と、一端が前記可動軸に対して回転可能に取り付けられ、他端に前方座部を有するロッドと、後方座部及び前記ロッドを通過させる通孔を有し、前記第二固定軸の周りで回転可能なブラケットと、両端を前記前方座部と前記後方座部に当接させて前記ロッドを軸挿するスプリングと、を有するリフト装置とした。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
前後に離間して配置された第一固定軸及び第二固定軸を有するベースと、
プラットホームを昇降させるための前記第一固定軸の周りで回転可能な駆動機構と、
前記駆動機構の前記回転を補助するアシスト機構と、
を有する車両に取付可能なリフト装置であって、
前記アシスト機構は、
前記第一固定軸の周りで前記駆動機構と一体に回転する可動軸と、
一端が前記可動軸に対して回転可能に取り付けられ、他端に前方座部を有するロッドと、
後方座部及び前記ロッドを通過させる通孔を有し、前記第二固定軸の周りで回転可能なブラケットと、
両端を前記前方座部と前記後方座部に当接させて前記ロッドを軸挿するスプリングと、
を有するリフト装置。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記駆動機構は、
2つの固定支軸と2つの可動支軸を有する四節リンク構造と、
前記第一固定軸の周りで前記駆動機構と一体に回転する支持部材と、
を有し、
前記支持部材の離間した位置に前記第一固定軸の軸孔及び一方の前記固定支軸の軸孔が形成され、その中間に前記可動軸の軸孔が形成されていることを特徴とする請求項1のリフト装置。
【請求項3】
前記前方座部及び前記後方座部に前記スプリングの内径と概略同径のスプリングガイドが固定されていることを特徴とする請求項1のリフト装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両に取り付けられるリフト装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両への荷物昇降用のリフト装置が知られている(特許文献1)。リフト装置は、4節リンク等の駆動機構を有し、駆動機構の動作により荷物を搭載可能なプラットホームを昇降させることができる。駆動機構は車両後部に積載される場合が多く、駆動機構の高さ寸法が大きい場合、後方視界が遮られる場合がある。
【0003】
このため、駆動機構を回転させて横倒し(収納姿勢)にできることが便宜であるが、駆動機構は堅牢な部材で構成する必要があり、油圧シリンダ等の構造物を含むことから重量が大きく、駆動機構を回転させる労力が過大となる問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-169292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、駆動機構の回転の労力を軽減できるリフト装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願には、
前後に離間して配置された第一固定軸及び第二固定軸を有するベースと、
プラットホームを昇降させるための前記第一固定軸の周りで回転可能な駆動機構と、
前記駆動機構の前記回転を補助するアシスト機構と、
を有する車両に取付可能なリフト装置であって、
前記アシスト機構は、
前記第一固定軸の周りで前記駆動機構と一体に回転する可動軸と、
一端が前記可動軸に対して回転可能に取り付けられ、他端に前方座部を有するロッドと、
後方座部及び前記ロッドを通過させる通孔を有し、前記第二固定軸の周りで回転可能なブラケットと、
両端を前記前方座部と前記後方座部に当接させて前記ロッドを軸挿するスプリングと、
を有することを特徴とするリフト装置が開示される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
リフト装置1の回転動作を示す斜視図及び側面図。(a)は収納姿勢、(b)は回転途中の中間姿勢、(c)は展開姿勢
リフト装置1によるプラットホーム23の昇降動作を示す。(a)は上昇状態、(b)は下降状態。
アシスト機構30を示す。(a)は側面図。(b)はロッド32、ブラケット33、スプリング34の分解斜視図。(c)はブラケット33の拡大斜視図。
アシスト機構30の動作の詳細を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1,2は、リフト装置1及びその動作を示す。リフト装置1は、車両(好ましくは、車両の後部/荷台の床等)に取り付け可能なベース10と、プラットホーム23の昇降のための駆動機構20と、駆動機構20の回転を補助するアシスト機構30を有する。
【0009】
ベース10は、例えば、ボルト孔10a~10c(図3(a)参照)に通したボルト等で車両に取り付けられる。ベース10は、前後方向に離間した第一固定軸11a及び第二固定軸11bを有する。
【0010】
駆動機構20は、第一固定軸11aの周りで手動で回転可能である。すなわち、収納姿勢(図1(a))から中間姿勢(図1(b))を経て展開姿勢(図1(c))へ、又は、その逆方向に回転可能である。図1中、Hは駆動機構20の高さ寸法を示し、Gは駆動機構20の重心を示す。図1のように、本例の駆動機構20は、高さ寸法Hは収納姿勢(a)より展開姿勢(c)が高く、重心Gの高さ位置は収納姿勢(a)より展開姿勢(c)が低い。
(【0011】以降は省略されています)

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