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公開番号2024159864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024139390,2023037040
出願日2024-08-21,2017-03-17
発明の名称遊技機
出願人株式会社三洋物産
代理人個人
主分類A63F 5/04 20060101AFI20241031BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】周回体の加速を好適に行うことが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】ステッピングモータ442は、中央に配置された回転子451と、回転子451の周囲に配置され第1~第4ポール453~456を有する固定子452とを備えている。回転子451は、N極に着磁された手前側回転子451aと、S極に着磁された奥側回転子451bとで構成され、手前側回転子451aの周囲に設けられた歯と歯の間に、奥側回転子451bの周囲に設けられた歯が位置するように1/2ピッチだけ相対的にずらされた状態で回転軸に取り付けられている。そして、各ポール453~456の励磁相が順次切り替えられることにより、回転子451が回転する。この場合に、加速を開始する場合にはステッピングモータ442に対して1相励磁が行われるとともに加速期間における1相励磁の励磁期間は直後の2相励磁の励磁期間よりも短くなっている。
【選択図】 図89
特許請求の範囲【請求項1】
数値情報を更新する数値更新手段と、
第1契機が発生したことに基づいて、前記数値更新手段により更新された数値情報を取得記憶手段に記憶させる記憶実行手段と、
第2契機が発生したことに基づいて、前記取得記憶手段に記憶されている数値情報を利用した特別処理を実行する制御手段と、
を備えた遊技機において、
前記記憶実行手段は、
前記第1契機が発生して前記取得記憶手段に前記数値情報を記憶させた場合に取得済み情報を設定する情報設定手段と、
前記取得済み情報が既に設定されている状況において前記第1契機が再度発生した場合、前記取得記憶手段に記憶されている数値情報をその時点において前記数値更新手段により更新されている数値情報に書き換える手段と、
を備え、
前記制御手段は、
監視タイミングとなる度に前記第2契機が発生したか否かを判定する判定手段と、
当該判定手段により前記第2契機が発生していると判定された場合において前記取得済み情報が設定されていることを少なくとも一の条件として前記特別処理を実行する制御実行手段と、
を備え、
前記数値更新手段における前記数値情報の更新周期は、前記判定手段において一の前記監視タイミングが発生してから次の前記監視タイミングが発生するまでに要する期間よりも短い構成であり、
本遊技機は、前記制御手段に動作電力を供給する電源手段を備え、
当該電源手段によって前記数値更新手段及び前記記憶実行手段に動作電力が供給される構成であることを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 67 文字)【請求項2】
前記第1契機及び前記第2契機は始動条件の成立に基づくものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機に関するものである。
続きを表示(約 6,000 文字)【背景技術】
【0002】
遊技機の一種として、パチンコ機やスロットマシン等が知られている。これらの遊技機では、制御装置において各種制御が実行されることで、遊技の進行が制御される。また、制御装置における各種制御の実行に際しては、数値情報が利用される。
【0003】
例えば、所定の抽選条件が成立したことに基づいて内部抽選が行われ、当該内部抽選の結果に応じて遊技者に特典が付与される構成が知られている。この内部抽選においては、所定の抽選条件が成立した際に、抽選用の数値情報を更新する更新手段から数値情報が取得され、その取得された数値情報が当選情報に対応しているか否かの判定が行われる(例えば特許文献1参照)。また、所定の取得条件が成立したことに基づいて数値情報が取得され、その数値情報を利用して行われる内部抽選の結果に基づいて特定の演出や報知が行われる構成も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-261415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記例示等のような遊技機においては抽選に際しての数値情報の取得が好適に行われる必要があり、この点について未だ改良の余地がある。
【0006】
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、抽選に際しての数値情報の取得を好適に行うことが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく請求項1記載の発明は、数値情報を更新する数値更新手段と、
第1契機が発生したことに基づいて、前記数値更新手段により更新された数値情報を取得記憶手段に記憶させる記憶実行手段と、
第2契機が発生したことに基づいて、前記取得記憶手段に記憶されている数値情報を利用した特別処理を実行する制御手段と、
を備えた遊技機において、
前記記憶実行手段は、
前記第1契機が発生して前記取得記憶手段に前記数値情報を記憶させた場合に取得済み情報を設定する情報設定手段と、
前記取得済み情報が既に設定されている状況において前記第1契機が再度発生した場合、前記取得記憶手段に記憶されている数値情報をその時点において前記数値更新手段により更新されている数値情報に書き換える手段と、
を備え、
前記制御手段は、
監視タイミングとなる度に前記第2契機が発生したか否かを判定する判定手段と、
当該判定手段により前記第2契機が発生していると判定された場合において前記取得済み情報が設定されていることを少なくとも一の条件として前記特別処理を実行する制御実行手段と、
を備え、
前記数値更新手段における前記数値情報の更新周期は、前記判定手段において一の前記監視タイミングが発生してから次の前記監視タイミングが発生するまでに要する期間よりも短い構成であり、
本遊技機は、前記制御手段に動作電力を供給する電源手段を備え、
当該電源手段によって前記数値更新手段及び前記記憶実行手段に動作電力が供給される構成であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、抽選に際しての数値情報の取得を好適に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態におけるスロットマシンの正面図である。
各リールの図柄配列を示す図である。
表示窓部から視認可能となる図柄と組合せラインとの関係を示す説明図である。
入賞態様と付与される特典との関係を示す説明図である。
スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。
ハード乱数回路を説明するためのブロック図である。
制御ICにて実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行されるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される開始指令設定処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される抽選処理を示すフローチャートである。
通常モード用抽選テーブルの一例を示す図である。
通常モード用抽選テーブルが選択された場合におけるリールの停止順序と成立する入賞態様との関係を説明するための説明図である。
第1RTモード用抽選テーブルの一例を示す図である。
第1RTモード用抽選テーブルが選択された場合におけるリールの停止順序と成立する入賞態様との関係を説明するための説明図である。
第2RTモード用抽選テーブルの一例を示す図である。
第2RTモード用抽選テーブルが選択された場合におけるリールの停止順序と成立する入賞態様との関係を説明するための説明図である。
制御ICにて実行される遊技終了時の対応処理を示すフローチャートである。
コントロール回路にて実行される管理動作を示すフローチャートである。
比較対象の第1スロットマシンの制御ICが乱数を取得するタイミングを示すタイムチャートである。
比較対象の第2スロットマシンの制御ICが乱数を取得するタイミングを示すタイムチャートである。
ラッチ済みステータスを備えているスロットマシンの制御ICが乱数を取得するタイミングを示すタイムチャートである。
コントロール側CPUにノイズが混入した場合にはラッチ済みステータスを備えているスロットマシンの制御ICが乱数を取得しないことを示すタイムチャートである。
第2の実施形態における主制御基板の構成を示すブロック図である。
制御ICにて実行される開始指令設定処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行されるエラー対応処理を示すフローチャートである。
コントロール側CPUにて実行される管理動作を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される乱数取得処理を示すフローチャートである。
確認指令フラグを備えたスロットマシンの制御ICが乱数を取得するタイミングを示すタイムチャートである。
確認指令フラグを備えたスロットマシンの制御ICが異常信号を送信するタイミングを示すタイムチャートである。
(a)第2の実施形態の別形態における制御ICと乱数カウンタとの接続態様を示すブロック図であり、(b)制御ICにて実行される乱数取得処理を示すフローチャートである。
第3の実施形態における主制御基板の構成を示すブロック図である。
制御ICにて実行される開始指令設定処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
コントロール側CPUにて実行される管理動作を示すフローチャートである。
開始可能信号を利用するスロットマシンの制御ICが乱数を取得するタイミングを示すタイムチャートである。
異常報知処理が実行されるタイミングを示すタイムチャートである。
第4の実施形態における入賞態様と付与される特典との関係を示す説明図である。
主制御基板の電気的構成を説明するためのブロック図である。
第1管理回路及び第2管理回路がラッチ信号を送信するタイミングを示すタイムチャートである。
制御ICにて実行される開始指令設定処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される抽選処理を示すフローチャートである。
通常モード用抽選テーブルの一例を示す図である。
通常モード用抽選テーブルが選択された場合におけるリールの停止順序と成立する入賞態様との関係を説明するための説明図である。
制御ICにて実行される遊技終了時の対応処理を示すフローチャートである。
遊技状態の移行態様を説明するための説明図である。
制御ICにて実行されるAT用処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行されるBB用処理を示すフローチャートである。
サブ側MPUにて実行される停止順報知制御処理を示すフローチャートである。
制御ICが第1乱数を取得するタイミング及び第2乱数を取得するタイミングを示すタイムチャートである。
第4の実施形態の別形態における制御ICにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
(a)~(c)第5の実施形態における抽選用乱数を説明するための説明図である。
制御ICにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される抽選処理を示すフローチャートである。
(a)通常モード用抽選テーブルの一例を示す図であり、(b)各乱数群に設定されている数値情報の一部を示すテーブルである。
制御ICにて実行されるAT用処理を示すフローチャートである。
(a)制御ICにて実行される上乗せ抽選処理を示すフローチャートであり、(b)制御ICにて実行される継続抽選処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行されるBB用処理を示すフローチャートである。
第6の実施形態におけるハード乱数回路の構成を説明するためのブロック図である。
第7の実施形態におけるハード乱数回路の構成を説明するためのブロック図である。
コントロール側CPUにおける管理動作を説明するためのフローチャートである。
制御ICにおけるAT用処理を説明するためのフローチャートである。
第8の実施形態におけるパチンコ機の遊技盤の構成を示す正面図である。
作動口用回収通路及び作動口入賞検知センサを説明するための作動口用回収通路の縦断面図である。
ハード乱数回路の電気的構成を説明するためのブロック図である。
当否抽選などに用いられる各種カウンタの内容を説明するための説明図である。
制御ICにおけるタイマ割込み処理を示すフローチャートである。
制御ICにおける特図特電制御処理を示すフローチャートである。
(a)RAMの構成を示すブロック図であり、(b)制御ICにおける保留情報の取得処理を示すフローチャートである。
制御ICにおける乱数取得処理を示すフローチャートである。
制御ICにおけるエラー対応処理を示すフローチャートである。
制御ICが大当たり乱数を取得するタイミングを示すタイムチャートである。
制御ICがラッチ指示信号を送信するタイミングを示すタイムチャートである。
第9の実施形態における主制御基板の電気的構成を示すブロック図である。
制御ICにて実行されるメイン処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される第2リール制御処理を示すフローチャートである。
制御ICが第2乱数を取得するタイミングを示すタイムチャートである。
第10の実施形態における制御ICにて実行される第2リール制御処理を示すフローチャートである。
第11の実施形態における制御ICにて実行される第2リール制御処理を示すフローチャートである。
第12の実施形態における制御ICにて実行される通常処理を示すフローチャートである。
第13の実施形態における制御ICにて実行される第2リール制御処理を示すフローチャートである。
制御ICにて実行される媒体付与処理を示すフローチャートである。
第14の実施形態における制御ICにて実行される抽選処理を示すフローチャートである。
(a)制御ICにて実行される演出抽選処理を示すフローチャートであり、(b)チェリー用演出選択テーブルを示す図であり、(c)スイカ用演出選択テーブルを示す図である。
制御ICにて実行されるAT用処理を示すフローチャートである。
第15の実施形態における左リールの組立斜視図である。
(a)ステッピングモータの駆動系を示す接続図であり、(b)ステッピングモータの駆動特性を示す図である。
励磁順テーブルの内容を説明するための説明図である。
要求される駆動特性を説明するための説明図である。
従来のスロットマシンにおける加速用テーブルの一例を説明するための説明図である。
加速パターンAの加速用テーブルを説明するための説明図である。
図92の加速用テーブル及び図93の加速用テーブルが適用された場合における、1割込みに対するステップ数の時間変化を説明するための説明図である。
主側MPUにて実行される回転開始処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるステッピングモータ制御処理を示すフローチャートである。
主側MPUにて実行されるモータ制御処理を示すフローチャートである。
実施例1により作成したリールユニットについて図90に示すような励磁順テーブル及び図93に示すような加速用テーブルを利用して図95~図97に示すような制御処理を行った場合に、左リール表面の所定箇所に付けた目印の位置の加速処理の実行に伴う変動量を、画像撮影及び画像解析を行うことで測定した結果を示す図である。
加速パターンBの加速用テーブルを説明するための説明図である。
加速パターンCの加速用テーブルを説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施形態>
以下、遊技機の一種であるスロットマシンに本発明を適用した場合の第1の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はスロットマシン10の正面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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