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公開番号2024146363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059210
出願日2023-03-31
発明の名称フィルム、包装体及び内容物入り包装体
出願人大和製罐株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B65D 81/34 20060101AFI20241004BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】感熱塗料が内部に侵入することを防止できるとともに、サーマル印刷部の識別性の低下を抑制できるフィルム、包装体及び内容物入り包装体を提供すること。
【解決手段】フィルムは、電子レンジによって加熱される包装体に用いられるフィルムであって、内圧の上昇によって破断する破断部と、前記破断部とずれた位置に設けられるサーマル印刷部と、備える。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
電子レンジによって加熱される包装体に用いられるフィルムであって、
内圧の上昇によって破断する破断部と、
前記破断部とずれた位置に設けられる、感熱塗料を含むサーマル印刷部と、
を備えるフィルム。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
分子配向された基材層を含み、
前記破断部は、前記基材層に形成された1以上の配向緩和部が所定の間隔を空けて対向する部位により形成される、請求項1に記載のフィルム。
【請求項3】
前記破断部とずれた位置に設けられるグラビア印刷部を備える、請求項1に記載のフィルム。
【請求項4】
前記サーマル印刷部は、前記感熱塗料を含む感熱層を有し、
前記感熱層は、前記破断部の中心から半径15mm以上離れる、請求項1に記載のフィルム。
【請求項5】
前記感熱層は、前記破断部の中心から半径40mm以上離れる、請求項4に記載のフィルム。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のフィルムにより形成された蓋と、
前記蓋が熱融着されるフランジを有する容器本体と、
を備える包装体。
【請求項7】
請求項6に記載の包装体と、
前記包装体に収容された内容物と、
を備える内容物入り包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装した内容物を電子レンジで加熱したときに発生する水蒸気を外部に放出するフィルム、包装体及び内容物入り包装体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従前から内容物を収容し、密封した状態で内容物を電子レンジで加熱する包装体が知られている。しかしながら、このような包装体は、電子レンジによって内容物を加熱すると、内圧が上昇する。このため、電子レンジ加熱中に、水蒸気を自動的に排出し、内圧を低下させる手段を備えた包装体も知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、結晶性延伸配向フィルムの配向部を挟んで対向配置された無配向部を有する破断部を設けることにより、電子レンジ加熱時に水蒸気を放出することができるカップ容器およびフィルムが開示されている。
【0004】
また、例えば、特許文献2には、過度に水蒸気を放出することなく蒸らしを行うカップ容器及びフィルムが開示されている。
【0005】
また、これらのフィルムをフランジ付きのカップ容器やパウチ容器の一部に溶着する技術も知られている。また、包装体として、フィルムに、熱により印字されるサーマル印刷部を設けることが考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-64642号公報
特開2017-74965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した包装体において、熱により印字されるサーマル印刷部を設けることも考えられる。しかしながら、フィルムが破断部で破断すると、破断部から噴出される水蒸気がサーマル印刷部の感熱層に触れる虞がある。サーマル印刷部の感熱層に用いられる感熱塗料は、一般的に水系塗料であり、水蒸気により感熱塗料が溶ける可能性がある。そして、水蒸気により溶けた感熱塗料が破断部から内部に侵入する虞がある。
【0008】
また、破断部から噴出した水蒸気がサーマル印刷部に付着すると、感熱層が着色し、サーマル印刷部に印刷された文字等の印字の識別を阻害する虞がある。
【0009】
そこで本発明は、感熱塗料が内部に侵入することを防止できるとともに、サーマル印刷部の識別性の低下を抑制できるフィルム、包装体及び内容物入り包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様によれば、フィルムは、電子レンジによって加熱される包装体に用いられるフィルムであって、内圧の上昇によって破断する破断部と、前記破断部とずれた位置に設けられる、感熱塗料を含むサーマル印刷部と、を備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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