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公開番号2024115410
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-26
出願番号2023021090
出願日2023-02-14
発明の名称仮想空間演出装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類A63G 31/04 20060101AFI20240819BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】VRサービスを提供中の車両等の移動体が傾斜路で停止状態にある場合であっても、移動体及び物体間の接触を未然に抑制する。
【解決手段】仮想空間演出装置11は、移動体の乗員にオーディオビジュアル(AV)情報を提供するAV機器57と、移動体の振動に係る荷重を発生するSUSアクチュエータ59と、AV機器57及びSUSアクチュエータ59の制御を行うVR制御部51と、移動体の傾斜状態に係る傾斜情報を取得する情報取得部61と、前記傾斜情報に基づいて、当該移動体が所定の傾斜角閾値を超える傾斜状態にあるか否かを判定する判定部63と、を備え、VRサービスを提供するに際し、AV機器57及びSUSアクチュエータ59の駆動によって仮想空間での乗員の疑似体験を演出する。VR制御部67は、移動体が所定の傾斜角閾値を超える傾斜状態にある場合、SUSアクチュエータ59の駆動量DAsus を、移動体が傾斜状態ではない平常時と比べて低減させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体の乗員にオーディオビジュアル(AV)情報を提供するAV機器と、前記移動体の振動に係る荷重を発生するアクチュエータと、前記AV機器及び前記アクチュエータの制御を行う制御部と、を備え、停止状態にある当該移動体を利用してバーチャルリアリティ(VR)サービスを提供するに際し、前記AV機器及び前記アクチュエータの駆動によって仮想空間での前記乗員の疑似体験を演出する仮想空間演出装置であって、
当該移動体の傾斜状態に係る傾斜情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部により取得した前記傾斜情報に基づいて、当該移動体が所定の傾斜角閾値を超える傾斜状態にあるか否かを判定する判定部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記判定部により当該移動体が所定の傾斜角閾値を超える傾斜状態にある旨の判定が下された場合、前記AV機器及び前記アクチュエータのうち少なくとも当該アクチュエータの駆動量を、当該移動体が傾斜状態ではない平常時と比べて低減させる
ことを特徴とする仮想空間演出装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
請求項1に記載の仮想空間演出装置であって、
前記移動体は四輪の車両であり、
前記アクチュエータは四輪の各車輪毎に設けられたサスペンション装置の伸縮動作を補助する機能を有するものであり、
前記制御部は、当該車両が所定の傾斜角閾値を超える傾斜状態にある場合に、前記サスペンション装置のうち傾斜方向下位側のアクチュエータの駆動量を、該傾斜方向上位側のアクチュエータの駆動量と比べて低減させる
ことを特徴とする仮想空間演出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等の移動体の室内に仮想空間を構築することで乗員の疑似体験を演出する仮想空間演出装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両をモーション・プラットフォームとして利用することにより、車室内に仮想空間を構築して乗員の疑似体験を演出する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に係るバーチャルリアリティシステムは、バーチャル空間を表す映像情報に基づいてユーザに映像を提示する映像提示手段と、前記バーチャル空間を表す映像情報に応じた感覚又は運動を提示するように、前記車両を移動させた後に停止させ、前記車両を元の位置に戻す駆動パターンで前記車両の加減速を制御する制御手段と、を備えて構成される。
【0004】
特許文献1に係るバーチャルリアリティシステムによれば、車両をモーション・プラットフォームとして利用することにより、ユーザに対し映像情報に応じた感覚又は運動を提示することができる。
特開2017-102401号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に係るバーチャルリアリティシステムでは、例えば、停車中の車両をモーション・プラットフォームとして利用することで車室内に構築された仮想空間において、ユーザに対し映像情報に応じた感覚又は運動を提示するバーチャルリアリティ(VRと省略する場合がある)サービスを提供すると、VRサービスの提供に起因して車両が大きく揺れ動く場合がある。かかる場合において、仮に当該車両のそばを人が通ると、VRサービスを提供中の当該車両が通行人に接触してしまう事態の発生が懸念される。
【0006】
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、VRサービスを提供中の車両等の移動体が傾斜路で停止状態にある場合であっても、移動体及び物体間の接触を未然に抑制可能な仮想空間演出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る仮想空間演出装置は、移動体の乗員にオーディオビジュアル(AV)情報を提供するAV機器と、前記移動体の振動に係る荷重を発生するアクチュエータと、前記AV機器及び前記アクチュエータの制御を行う制御部と、を備え、停止状態にある当該移動体を利用してバーチャルリアリティ(VR)サービスを提供するに際し、前記AV機器及び前記アクチュエータの駆動によって仮想空間での前記乗員の疑似体験を演出する仮想空間演出装置であって、当該移動体の傾斜状態に係る傾斜情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部により取得した前記傾斜情報に基づいて、当該移動体が所定の傾斜角閾値を超える傾斜状態にあるか否かを判定する判定部と、をさらに備え、前記制御部は、前記判定部により当該移動体が所定の傾斜角閾値を超える傾斜状態にある旨の判定が下された場合、前記AV機器及び前記アクチュエータのうち少なくとも当該アクチュエータの駆動量を、当該移動体が傾斜状態ではない平常時と比べて低減させることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、VRサービスを提供中の車両等の移動体が傾斜路で停止状態にある場合であっても、移動体及び物体間の接触を未然に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る仮想空間演出装置の概略構成図である。
仮想空間演出装置が適用される車両の概略構成図である。
車両が傾斜路に駐車しているケースでの仮想空間演出装置の実施例に係る動作説明に供する図である。
車両が傾斜路に駐車しているケースでの仮想空間演出装置の実施例に係る動作説明に供する図である。
VRモードの移行後に、車両の監視領域に通行人が存するケースでの仮想空間演出装置の実施例に係る動作説明に供する図である。
VRモードの移行後に、車両の監視領域に通行人が存するケースでの仮想空間演出装置の実施例に係る動作説明に供する図である。
VRモードの移行後に、車両の監視領域における通行人の存否判定結果が反転したケースでの仮想空間演出装置の実施例に係る動作説明に供する図である。
仮想空間演出装置の動作説明に供するフローチャート図である。
仮想空間演出装置の動作説明に供するフローチャート図である。
VRモードの移行後に、車両の監視領域に通行人が存するケースでの仮想空間演出装置の第1変形例に係る動作説明に供する図である。
VRモードの移行後に、車両の監視領域に通行人が存するケースでの仮想空間演出装置の第1変形例に係る動作説明に供する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る仮想空間演出装置11について、適宜図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に示す図面において、共通の機能を有する部材には共通の参照符号を付するものとする。この場合、原則として、重複した説明を省くこととする。また、部材のサイズ及び形状は、説明の便宜のため、変形又は誇張して模式的に表す場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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