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公開番号2024089901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205424
出願日2022-12-22
発明の名称包装箱
出願人株式会社トーモク
代理人個人
主分類B65D 5/52 20060101AFI20240627BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】上下に積層した際に、最上段の包装箱をトレー状にしつつ、最上段以外の包装箱でも商品の訴求力を高めることができる包装箱を提供する。
【解決手段】
包装箱1は、胴部2と、胴部2を閉塞する蓋部4と、胴部2を周回する周回破断可能線5とを備える。蓋部4は、前板21に連設された内フラップ41と、側板22に連設された外フラップ42とを有する。前板21は、周回破断可能線5のうち前板21に形成された前板破断可能線51から前板21の上端までそれぞれ延びる一対の開口破断可能線61と、前板破断可能線51と一対の開口破断可能線61と前板21の上端縁とで囲まれる領域である開口予定部6と、開口予定部6の両側端を繋ぐ上部折目線dと、開口予定部6の両側端を繋ぐ下部折目線eと、開口予定部6の下部折目線eより下方に設けられた係止差込部73と、を有する。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
前板、後板及び一対の側板を有して高さ方向に延びる有底四角筒状の胴部と、前記胴部の上部開口を閉塞する蓋部と、前記胴部の下端縁よりも上方を周回する周回破断可能線とを備える包装箱であって、
前記蓋部は、前記前板に内フラップ折目線を介して連設された内フラップと、前記側板に外フラップ折目線と介して連設された外フラップとを有し、
前記周回破断可能線は、前記前板に形成された前板破断可能線と、前記一対の側板にそれぞれ形成された一対の側板破断可能線と、前記後板に形成された後板破断可能線とが順次接続されることで構成され、
前記前板は、
前記前板破断可能線から該前板の上端までそれぞれ延びる一対の開口破断可能線と、
前記前板破断可能線と一対の開口破断可能線と該前板の上端縁とで囲まれる領域である開口予定部と、
前記開口予定部の両側端を繋いで該前板の上端縁より下方で幅方向に延びる上部折目線と、
前記開口予定部の両側端を繋いで前記上部折目線より下方で幅方向に延びる下部折目線と、
前記開口予定部の下部折目線より下方に設けられ、該開口予定部を、前記前板破断可能線及び前記一対の開口破断可能線に沿って破断させて前記内フラップ折目線で谷折り、前記上部折目線で山折り及び前記下部折目線で山折りした際に、前記内フラップの内表面に係止される係止差込部と、を有することを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装箱において、
前記前板は、前記上部折目線の中間部を繋いで該上部折目線から離れる方向に膨らむ追加破断可能線が形成されていることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項2に記載の包装箱において、
前記前板は、前記追加破断可能線に沿って破断して、前記上部折目線を回動軸として揺動可能な揺動舌片を有し、
前記包装箱を上下に積層して両開口予定部を開口させた際に、下側の前記包装箱の前記揺動舌片は、上側の前記包装箱の開口から該包装箱の内部空間に挿入されて前記前板の内表面に係止されることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項1に記載の包装箱において、
前記前板には、前記前板破断可能線の少なくとも一部として形成され、一対の開口破断可能線の両基端に挟まれる位置で下方向に向かって凸状に膨らむ手掛孔破断可能線と、該手掛孔破断可能線の両端を繋ぐ手掛孔折目線が形成されていることを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、インスタントカレーなどのレトルトパウチを収めた薄型のキャラメル箱を前後方向に並べて収納できる包装箱が知られている(特許文献1参照)。この包装箱は、前板、後板及び一対の側板を有して高さ方向に延びる有底四角筒状の胴部と、前記胴部の上部開口を閉塞する蓋部と、前記胴部の下端縁よりも上方を周回する周回破断可能線とを備えている。この包装箱は、周回破断可能線に沿って胴部を破断することでトレー状にすることができる。
【0003】
そのため、店頭においては、この包装箱は、上下に積層されて最上段の包装箱がトレー状にして陳列されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3197408号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、この包装箱では、上下に積層された最上段の包装箱しか内部の商品が見えないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上下に積層した際に、最上段の包装箱をトレー状にしつつ、最上段以外の包装箱でも商品の訴求力を高めることができる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の包装箱は、前板、後板及び一対の側板を有して高さ方向に延びる有底四角筒状の胴部と、前記胴部の上部開口を閉塞する蓋部と、前記胴部の下端縁よりも上方を周回する周回破断可能線とを備える包装箱であって、前記蓋部は、前記前板に内フラップ折目線を介して連設された内フラップと、前記側板に外フラップ折目線と介して連設された外フラップとを有し、前記周回破断可能線は、前記前板に形成された前板破断可能線と、前記一対の側板にそれぞれ形成された一対の側板破断可能線と、前記後板に形成された後板破断可能線とが順次接続されることで構成され、前記前板は、前記前板破断可能線から該前板の上端までそれぞれ延びる一対の開口破断可能線と、前記前板破断可能線と一対の開口破断可能線と該前板の上端縁とで囲まれる領域である開口予定部と、前記開口予定部の両側端を繋いで該前板の上端縁より下方で幅方向に延びる上部折目線と、前記開口予定部の両側端を繋いで前記上部折目線より下方で幅方向に延びる下部折目線と、前記開口予定部の下部折目線より下方に設けられ、該開口予定部を、前記前板破断可能線及び前記一対の開口破断可能線に沿って破断させて前記内フラップ折目線で谷折り、前記上部折目線で山折り及び前記下部折目線で山折りした際に、前記内フラップの内表面に係止される係止差込部と、を有することを特徴とする(以下、「第1の本発明の包装箱」という。)。
【0008】
第1の本発明の包装箱は、胴部の下端縁よりも上方を周回する周回破断可能線を備えるため、周回破断可能線に沿って胴部を破断することで、トレー状にすることができる。
【0009】
また、第1の本発明の包装箱では、前板破断可能線と前板破断可能線から前板の上端までそれぞれ延びる一対の開口破断可能線とに沿って前板を破断することで、前板の開口予定部を開口させることができる。
【0010】
よって、第1の本発明の包装箱によれば、上下に積層した際に、最上段の包装箱以外の包装箱を開口させることで、商品の訴求力を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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