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公開番号
2024086846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-28
出願番号
2024063089,2021176718
出願日
2024-04-10,2021-10-28
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社三洋物産
代理人
個人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20240621BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】遊技状態を好適に切り替えることのできる遊技機を提供する。
【解決手段】パチンコ機は、図柄の変動遊技を実行可能な図柄表示装置43A等と、遊技球の入球に起因して変動遊技の始動条件を発生可能な始動入賞部33WA等と備え、変動遊技の結果が特図大当たりである場合に大当たり遊技を実行可能かつ大当たりを発生させることなく変動遊技の実行回数が所定回数になった場合に時短Bモードを実行可能に構成され、時短Bモードが発動終了済みの通常モードにおいて、遊技領域右内側エリアECに設けられた第3始動入賞部33WCに遊技球が入球すると、第2可変入賞装置32Bが開放し、この間に入球した遊技球が特定入球部320cに入球すると、利益遊技としての特図大当たりとは異なる特殊大当たりが実行され、天井リセットされる。
【選択図】 図246
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技領域を前面側に有する遊技盤と、
遊技者による所定の遊技に基づいて所定の契機が成立した場合に抽選を行う抽選手段と、
前記抽選により当選結果が得られた場合に、所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、
前記遊技領域の所定領域において前後方向を軸方向として回転可能かつ少なくとも所定の回転状態と所定の停止状態とに状態が変化可能に構成され、後方側を視認可能な視認部を有した第1回転手段と、
前記遊技領域において、前記第1回転手段の前記後方側に設けられる所定の装飾手段と、を備えた遊技機において、
前記第1回転手段は、遊技者による前記所定の遊技に基づいて所定の条件が満たされた場合に、前記所定の停止状態から前記所定の回転状態に状態変化し得るよう構成され、
本遊技機は、
前記所定領域の正面視における前記第1回転手段と、前記遊技領域において移動可能かつ所定態様で回転可能な第2回転手段との相対位置関係が、前記第1回転手段の少なくとも一部と前記第2回転手段の少なくとも一部とが前記正面視において重ならない第1位置関係と、前記第1回転手段の少なくとも一部と前記第2回転手段の少なくとも一部とが前記正面視において重なる第2位置関係と、に変化可能に構成され、
前記第1位置関係においては、
前記正面視において前記第1回転手段の前記視認部を通して前記所定の装飾手段の少なくとも一部が視認可能となり、
前記第2位置関係においては、
前記正面視において前記第1回転手段の前記視認部と重なる前記第2回転手段の少なくとも一部が前記第1回転手段の前記視認部を通して視認可能となり、前記所定の装飾手段の少なくとも一部のうち前記第2回転手段によって遮られた領域が前記第1回転手段の前記視認部を通して視認不能となるよう構成され、
前記遊技盤は、その後方領域の少なくとも一部を前方より視認可能であり、
前記第1回転手段は、前記遊技盤の前方領域にて回転可能に構成され、
前記第2回転手段は、前記遊技盤の前記前方領域から前記後方領域へ移動可能に構成されていることを特徴とする遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
続きを表示(約 5,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、遊技機の一種として、遊技球を遊技領域へ発射して遊技を行うパチンコ機が知られている。例えば所定の入球手段に遊技球が入球することに基づき抽選を行い、該抽選により所定の結果が得られた場合に、遊技者に有利な遊技状態が発生するパチンコ機が知られている。このようなパチンコ機の中には、回転手段が回転することにより興趣を生じさせるものもある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-100385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の遊技機においては、回転手段の構造等が複雑になりやすく、視覚的な変化も乏しいものであった。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、その目的は、遊技盤に設けられる遊技領域において、遊技領域に設けられる回転手段によって容易に興趣を変化させ、2つの回転手段の相対位置関係によって視認性を変化させることが可能な遊技機を提供可能とすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
遊技領域を前面側に有する遊技盤と、
遊技者による所定の遊技に基づいて所定の契機が成立した場合に抽選を行う抽選手段と、
前記抽選により当選結果が得られた場合に、所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段と、
前記遊技領域の所定領域において前後方向を軸方向として回転可能かつ少なくとも所定の回転状態と所定の停止状態とに状態が変化可能に構成され、後方側を視認可能な視認部を有した第1回転手段と、
前記遊技領域において、前記第1回転手段の前記後方側に設けられる所定の装飾手段と、を備えた遊技機において、
前記第1回転手段は、遊技者による前記所定の遊技に基づいて所定の条件が満たされた場合に、前記所定の停止状態から前記所定の回転状態に状態変化し得るよう構成され、
本遊技機は、
前記所定領域の正面視における前記第1回転手段と、前記遊技領域において移動可能かつ所定態様で回転可能な第2回転手段との相対位置関係が、前記第1回転手段の少なくとも一部と前記第2回転手段の少なくとも一部とが前記正面視において重ならない第1位置関係と、前記第1回転手段の少なくとも一部と前記第2回転手段の少なくとも一部とが前記正面視において重なる第2位置関係と、に変化可能に構成され、
前記第1位置関係においては、
前記正面視において前記第1回転手段の前記視認部を通して前記所定の装飾手段の少なくとも一部が視認可能となり、
前記第2位置関係においては、
前記正面視において前記第1回転手段の前記視認部と重なる前記第2回転手段の少なくとも一部が前記第1回転手段の前記視認部を通して視認可能となり、前記所定の装飾手段の少なくとも一部のうち前記第2回転手段によって遮られた領域が前記第1回転手段の前記視認部を通して視認不能となるよう構成され、
前記遊技盤は、その後方領域の少なくとも一部を前方より視認可能であり、
前記第1回転手段は、前記遊技盤の前方領域にて回転可能に構成され、
前記第2回転手段は、前記遊技盤の前記前方領域から前記後方領域へ移動可能に構成されていることをその要旨としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の遊技機によれば、遊技盤に設けられる遊技領域において、遊技領域に設けられる回転手段によって容易に興趣を変化させ、2つの回転手段の相対位置関係によって視認性を変化させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施形態におけるパチンコ機を示す正面図である。
パチンコ機を示す斜視図である。
内枠及び前面枠セットを開放した状態を示す斜視図である。
内枠及び遊技盤等の構成を示す正面図である。
パチンコ機の構成を示す背面図である。
内枠及び裏パックユニット等を開放した状態を示す斜視図である。
可変表示装置ユニットの正面図である。
可変表示装置ユニットの斜視図である。
演出役物ユニットが登場した状態の可変表示装置ユニットの正面図である。
パチンコ機の主な電気的構成を示すブロック図である。
遊技制御に用いる各種カウンタの概要を示す説明図である。
主制御装置によるメイン処理を示すフローチャートである。
主制御装置による通常処理を示すフローチャートである。
タイマ割込み処理を示すフローチャートである。
始動入賞処理を示すフローチャートである。
大当たり判定処理を示すフローチャートである。
リーチ判定処理を示すフローチャートである。
スルーゲート通過処理を示すフローチャートである。
遊技状態チェック処理を示すフローチャートである。
抽選モードフラグ、サポートモードフラグ、遊技状態特定カウンタ及び遊技状態判定値の対応関係を示す説明図である。
第1表示制御処理を示すフローチャートである。
変動終了時設定処理を示すフローチャートである。
変動表示設定処理を示すフローチャートである。
可変入賞装置制御処理を示すフローチャートである。
第2表示制御処理を示すフローチャートである。
開閉役物制御処理を示すフローチャートである。
受信割込み処理を示すフローチャートである。
払出制御装置のメイン処理を示すフローチャートである。
タイマ割込み処理を示すフローチャートである。
コマンド判定処理を示すフローチャートである。
サブ制御装置の通常処理を示すフローチャートである。
装飾図柄の決定に用いる各種カウンタの概要を示す説明図である。
カウンタの更新処理を示すフローチャートである。
サブ制御装置のコマンド判定処理を示すフローチャートである。
変動表示設定処理を示すフローチャートである。
保留表示設定処理を示すフローチャートである。
大当たり種別を説明するための図である。
第1大当たり種別判定テーブルの構成を示す図である。
第2大当たり種別判定テーブルの構成を示す図である。
(a)は、確変大当たり時・変動パターンテーブルの格納構成を示す図であり、(b)は、完全外れ時・変動パターンテーブルの格納構成を示す図である。
通常状態の確変大当たり時・変動パターンテーブルの構成を示す図である。
開閉パターン制御テーブルの構成を示す図である。
通常状態における装飾図柄表示装置の表示態様の一例を示す模式図である。
大当たり発生時における装飾図柄表示装置の表示態様の一例を示す模式図である。
チャンスモード中における装飾図柄表示装置の表示態様の一例を示す模式図である。
ゴールドモード中における装飾図柄表示装置の表示態様の一例を示す模式図である。
ルーレット演出中における装飾図柄表示装置の表示態様の一例を示す模式図である。
保留表示変更処理が行われた場合における装飾図柄表示装置の表示態様の一例を示す模式図である。
役物演出設定処理の一部を示すフローチャートである。
役物演出設定処理の一部であって、図49の続きを示すフローチャートである。
(a)は、「終了」時・役物演出パターン決定テーブルの構成を示す図であり、(b)は、「次回まで」時・役物演出パターン決定テーブルの構成を示す図である。
縮径状態にある上回転体等を示す正面図である。
縮径状態にある上回転体の一部等を示す背面図である。
拡径状態にある上回転体等を示す正面図である。
拡径状態にある上回転体の一部等を示す背面図である。
図52のK-K線断面図である。
下可動役物の一部(左右両下回転体等)を示す正面図である。
下可動役物の一部(左右両下回転体等)を示す側面図である。
上回転体を用いた演出の一態様例を示す模式図である。
第1発展演出パターンに係る上回転体及び左右の下回転体の停止状態(拡大表示なし停止状態)の一態様例を示す模式図である。
第2発展演出パターンに係る上回転体及び左右の下回転体の停止状態(弱・SMALL拡大停止状態)の一態様例を示す模式図である。
第3発展演出パターンに係る上回転体及び左右の下回転体の停止状態(強・SMALL拡大停止状態)の一態様例を示す模式図である。
第4発展演出パターンに係る上回転体及び左右の下回転体の停止状態(弱・BIG拡大停止状態)の一態様例を示す模式図である。
第5発展演出パターンに係る上回転体及び左右の下回転体の停止状態(強・BIG拡大停止状態)の一態様例を示す模式図である。
別の実施形態に係る回転体を示す模式図である。
パチンコ機を示す正面図である。
パチンコ機を示す斜視図である。
内枠及び前面枠を開放した状態を示す斜視図である。
内枠及び遊技盤等の構成を示す正面図である。
パチンコ機の構成を示す背面図である。
内枠及び裏パックユニット等を開放した状態を示す斜視図である。
パチンコ機の主な電気的構成を示すブロック図である。
遊技制御に用いる各種カウンタの概要を示す説明図である。
主制御装置によるメイン処理を示すフローチャートである。
主制御装置による通常処理を示すフローチャートである。
タイマ割込み処理を示すフローチャートである。
NMI割込み処理を示すフローチャートである。
始動入賞処理を示すフローチャートである。
(a)は第1当否判定処理を示すフローチャートであり、(b)は第2当否判定処理を示すフローチャートであり、(c)は時短当否判定処理を示すフローチャートである。
種別判定処理を示すフローチャートである。
リーチ判定処理を示すフローチャートである。
スルーゲート通過処理を示すフローチャートである。
発射許可コマンド設定処理を示すフローチャートである。
第1特別表示制御処理を示すフローチャートである。
第1変動表示設定処理を示すフローチャートである。
特図1判別情報設定処理を示すフローチャートである。
第2特別表示制御処理を示すフローチャートである。
第2変動表示設定処理を示すフローチャートである。
特図2判別情報設定処理を示すフローチャートである。
可変入賞装置制御処理を示すフローチャートである。
特定入賞処理を示すフローチャートである。
終了設定処理を示すフローチャートである。
残存球監視処理を示すフローチャートである。
普通表示制御処理を示すフローチャートである。
普図変動設定処理を示すフローチャートである。
普図判別情報設定処理を示すフローチャートである。
始動入賞部制御処理を示すフローチャートである。
受信割込み処理を示すフローチャートである。
払出制御装置のメイン処理を示すフローチャートである。
タイマ割込み処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1実施形態〕
以下、第1実施形態に係るパチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)10について図面を参照して詳しく説明する。但し、上述した第1実施形態と重複する部分(同一の構成要素や同一の処理内容等)については、同一の部材名称、同一の符号を用いて説明する。尚、本発明に係る遊技機(第1実施形態に係るパチンコ機10)は、本発明の「回転手段」としての「回転体」を備えている。
【0010】
図1はパチンコ機10の正面図であり、図2は斜視図であり、図3は内枠12及び前面枠セット14を開放した状態を示す斜視図である。図4は内枠12及び遊技盤30等の構成を示す正面図である。図5はパチンコ機10の背面図であり、図6は内枠12及び裏パックユニット203等を開放した状態を示す斜視図である。但し、図3では便宜上、遊技盤30面上に配設される経路変更手段としての釘や各種役物、前面枠セット14に取付けられるガラスユニット137等を省略して示している。
(【0011】以降は省略されています)
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