TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024061452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169412
出願日2022-10-21
発明の名称遊技機
出願人株式会社三洋物産
代理人個人
主分類A63F 7/02 20060101AFI20240425BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】 遊技媒体の差数に基づき遊技の進行を好適に制御可能であり、当該進行に伴う遊技媒体の差数の表示を好適に実行可能な遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技機において、差数が予め定めた制限数以上となった場合に遊遊技の実行を制限する構成とし、通常遊技状態での停電から復帰した場合に初期差球コマンドに基づいて差数がゼロの場合において設定される第1表示態様、遊技の実行が制限された状況での停電から復帰した場合には制限差球コマンドに基づいて制限数以上となった場合において設定される第2表示態様、特別遊技状態中であって差数が予め定めた制限数以上であるものの遊技が継続可能とされた特別遊技継続状態中での停電から復帰した場合には打止示唆コマンドに基づいて第1表示態様や第3表示態様と異なる第4表示態様で差球情報を表示する。
【選択図】 図68
特許請求の範囲【請求項1】
遊技の制御を行う主制御手段と、該主制御手段から送信される制御用コマンドに基づいて遊技に関する情報を表示可能な表示部を制御する表示制御手段とを備え、遊技者の所持する遊技媒体の数を減少させながら所定の通常遊技を行い、該通常遊技を行うことが可能な通常遊技状態において所定の始動条件を成立させることが可能であり、該所定の始動条件が成立した場合に所定の抽選が行われ、該所定の抽選の結果が所定の結果であることに基づき前記通常遊技より遊技者に有利な所定の特別遊技を行うことが可能であり、該所定の特別遊技を行うことが可能な特別遊技状態において遊技者が複数の遊技媒体を複数回獲得することが可能に構成された遊技機であって、
前記主制御手段は、
前記通常遊技状態と前記特別遊技状態とを少なくとも含む複数の遊技状態において遊技者が遊技を行うために用いられた遊技媒体の数と、遊技者が遊技を行うことにより獲得した遊技媒体の数との差数を計数可能な差数計数手段と、
該差数計数手段によって計数された差数に関する制御用コマンドを前記表示制御手段に送信する差数コマンド送信手段と、
該差数計数手段によって前記差数が予め定めた制限数以上となった場合に遊技者による遊技の実行を制限する遊技実行制限手段と、
前記特別遊技状態中において前記差数が予め定めた制限数以上となった場合であって当該特別遊技状態の遊技が継続可能とされた特別遊技継続状態において遊技機に対する電源の供給が遮断された場合に当該特別遊技継続状態中の遮断に対応した情報を記憶するためのバックアップ手段と、を有し、
前記表示制御手段は、前記差数コマンド送信手段によって送信される制御用コマンドに基づいて前記表示部の表示を制御する場合における前記表示部の表示態様として、
前記差数がゼロの場合において設定される第1表示態様と、
前記差数が前記制限数より小さい所定数以上の場合において設定される第2表示態様と、
前記制限数以上となった場合において設定される第3表示態様と、
前記第1表示態様と前記第2表示態様と前記第3表示態様とのいずれとも異なる第4表示態様と、を含む複数種類の表示態様を切り替えて表示することが可能に構成され、
前記主制御手段は、
前記通常遊技状態において遊技機に対する電源の供給が遮断された後に実行される復電処理と、
前記遊技実行制限手段によって遊技の実行が制限された状況において遊技機に対する電源の供給が遮断された後に実行される復電処理と、
前記特別遊技継続状態中において遊技機に対する電源の供給が遮断された後に実行される復電処理と、を実行可能であり、
前記表示制御手段に対して、いずれの復電処理が実行されたかを識別可能な、1または複数の制御用コマンドを送信し、
前記表示制御手段は、前記遊技機に対する電源の供給が遮断された後に実行される復電処理において前記主制御手段から送信される制御用コマンドに基づいて、前記表示部の表示態様として、前記第1表示態様と、前記第3表示態様と、前記第4表示態様とのいずれかの態様での表示を行い、前記復電処理のうち、いずれの復電処理が実行された場合かに対応させて前記表示部の表示態様を制御可能に構成されていることを特徴とする遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弾球遊技機に代表される遊技機に関する。
続きを表示(約 5,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の遊技機として、遊技者が遊技を行うために用いられた遊技媒体の数と、遊技者が遊技を行うことにより獲得した遊技媒体の数と差数に基づいて、遊技の進行を制御可能な遊技機(下記の特許文献1参照)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2002-119387号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、遊技媒体の差数に基づき遊技の進行を制御可能であり、当該進行に伴う遊技媒体の差数の表示を実行可能な構成について、未だ改良の余地がある可能性がある。
【0005】
本発明は、遊技媒体の差数に基づき遊技の進行を好適に制御可能であり、当該進行に伴う遊技媒体の差数の表示を好適に実行可能な遊技機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る遊技機は、上記の課題を解決するために、
遊技の制御を行う主制御手段と、該主制御手段から送信される制御用コマンドに基づいて遊技に関する情報を表示可能な表示部を制御する表示制御手段とを備え、遊技者の所持する遊技媒体の数を減少させながら所定の通常遊技を行い、該通常遊技を行うことが可能な通常遊技状態において所定の始動条件を成立させることが可能であり、該所定の始動条件が成立した場合に所定の抽選が行われ、該所定の抽選の結果が所定の結果であることに基づき前記通常遊技より遊技者に有利な所定の特別遊技を行うことが可能であり、該所定の特別遊技を行うことが可能な特別遊技状態において遊技者が複数の遊技媒体を複数回獲得することが可能に構成された遊技機であって、
前記主制御手段は、
前記通常遊技状態と前記特別遊技状態とを少なくとも含む複数の遊技状態において遊技者が遊技を行うために用いられた遊技媒体の数と、遊技者が遊技を行うことにより獲得した遊技媒体の数との差数を計数可能な差数計数手段と、
該差数計数手段によって計数された差数に関する制御用コマンドを前記表示制御手段に送信する差数コマンド送信手段と、
該差数計数手段によって前記差数が予め定めた制限数以上となった場合に遊技者による遊技の実行を制限する遊技実行制限手段と、
前記特別遊技状態中において前記差数が予め定めた制限数以上となった場合であって当該特別遊技状態の遊技が継続可能とされた特別遊技継続状態において遊技機に対する電源の供給が遮断された場合に当該特別遊技継続状態中の遮断に対応した情報を記憶するためのバックアップ手段と、を有し、
前記表示制御手段は、前記差数コマンド送信手段によって送信される制御用コマンドに基づいて前記表示部の表示を制御する場合における前記表示部の表示態様として、
前記差数がゼロの場合において設定される第1表示態様と、
前記差数が前記制限数より小さい所定数以上の場合において設定される第2表示態様と、
前記制限数以上となった場合において設定される第3表示態様と、
前記第1表示態様と前記第2表示態様と前記第3表示態様とのいずれとも異なる第4表示態様と、を含む複数種類の表示態様を切り替えて表示することが可能に構成され、
前記主制御手段は、
前記通常遊技状態において遊技機に対する電源の供給が遮断された後に実行される復電処理と、
前記遊技実行制限手段によって遊技の実行が制限された状況において遊技機に対する電源の供給が遮断された後に実行される復電処理と、
前記特別遊技継続状態中において遊技機に対する電源の供給が遮断された後に実行される復電処理と、を実行可能であり、
前記表示制御手段に対して、いずれの復電処理が実行されたかを識別可能な、1または複数の制御用コマンドを送信し、
前記表示制御手段は、前記遊技機に対する電源の供給が遮断された後に実行される復電処理において前記主制御手段から送信される制御用コマンドに基づいて、前記表示部の表示態様として、前記第1表示態様と、前記第3表示態様と、前記第4表示態様とのいずれかの態様での表示を行い、前記復電処理のうち、いずれの復電処理が実行された場合かに対応させて前記表示部の表示態様を制御可能に構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、遊技媒体の差数に基づき遊技の進行を好適に制御可能であり、当該進行に伴う遊技媒体の差数の表示を好適に実行可能な遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
遊技機の一例としてのパチンコ機の正面側斜視図
パチンコ機を開放状態で示す斜視図
パチンコ機を他の開放状態で示す斜視図
パチンコ機を更に他の開放状態で示す斜視図
パチンコ機の正面図
パチンコ機の前ブロックを取り外した状態を示す正面図
遊技盤の正面図
パチンコ機の背面側斜視図
パチンコ機の背面図
パチンコ機の電気的な構成を示すブロック図
主制御メイン処理の一例を示すフローチャート
主制御割込み処理の一例を示すフローチャート
左可動部材と右可動部材との作動状態を示す遊技盤の正面図
遊技盤の斜視図
図7のXM-XM線を含む切断面による複数の装飾部の近傍を示す部分切断斜視図及び断面図
図7のXD-XD線を含む切断面による複数の装飾部の近傍を示す部分切断斜視図及び断面図
図7のXU-XU線を含む切断面による複数の装飾部の近傍を示す部分切断斜視図及び断面図
反射装飾部を設けた遊技盤の正面図
反射装飾部による演出に関与する主要部の相対位置を示す遊技盤の正面図
図18のY1-Y1を含む切断面による反射装飾体の近傍を示す斜視断面図
環状配置光源からの光が反射装飾部に照射される形態を説明するために、図18のY1-Y1を含む切断面による反射装飾体の近傍を模式的に示す断面図
中央装飾体の発光に用いられる光源からの光が反射装飾体に照射される形態を説明するために、図18のY1-Y1を含む切断面による反射装飾体の近傍を模式的に示す断面図
特典領域に遊技球が進入可能なラウンドにおける上進入規制機構及び振分機構の動作制御を模式的に示すタイミングチャート
図7のY2-Y2線を含む切断面による断面により、上進入規制機構及び振分機構の動作形態を示す断面図
特典領域へ遊技球が進入可能となるラウンドにおける演出の制御を示すタイミングチャート
特典領域へ遊技球が進入可能となるラウンドにおける演出の推移を模式的に示す説明図
図5のX1-X1を含む切断面により入力操作装置の配置、構造及び動作を模式的に示す説明図
確変予定の特別遊技状態における片手参加型の演出の制御であって、当該演出に遊技者が参加する場合の制御を示すタイミングチャート
片手参加型の演出の推移を模式的に示す説明図
時短予定の特別遊技状態における片手参加型の演出の制御であって、当該演出に遊技者が参加する場合の制御を示すタイミングチャート
確変予定の特別遊技状態における片手参加型の演出の制御であって、当該演出に遊技者が参加しない場合の制御を示すタイミングチャート
図5のX1-X1を含む切断面により右入力操作装置及び左入力操作装置の配置、構造及び動作を模式的に示す説明図
確変予定の特別遊技状態における両手参加型の演出の制御であって、当該演出に遊技者が参加する場合の制御を示すタイミングチャート
確変予定の特別遊技状態における両手参加型の演出の推移であって、当該演出に遊技者が参加する場合の推移を模式的に示す説明図
時短予定の特別遊技状態における両手参加型の演出の制御であって、当該演出に遊技者が参加する場合の制御を示すタイミングチャート
確変予定の特別遊技状態における両手参加型の演出の制御であって、当該演出に遊技者が参加しない場合の制御を示すタイミングチャート
確変予定の特別遊技状態の両手参加型の演出に遊技者が参加する場合以外における両手参加型の演出の推移を模式的に示す説明図
図5のX1-X1を含む切断面により左入力レバー及び右入力レバーの前後方向の動作を模式的に示す説明図
確変予定の特別遊技状態における両手参加型の演出の図33に示す場合とは別の制御であって、当該演出に遊技者が参加する場合の制御を示すタイミングチャート
左入力レバーや右入力レバーが回転移動する場合の動作制御を示す説明図
確変予定の特別遊技状態における両手参加型の演出の図34に示す場合とは別の推移であって、当該演出に遊技者が参加する場合の推移を模式的に示す説明図
時短予定の特別遊技状態における両手参加型の演出の図35に示す場合とは別の制御であって、当該演出に遊技者が参加する場合の制御を示すタイミングチャート
確変予定の特別遊技状態における両手参加型の演出の図36に示す場合とは別の制御であって、当該演出に遊技者が参加しない場合の制御を示すタイミングチャート
V入賞演出で動作する複数の可動部を備えた遊技盤の正面図
V入賞演出で動作する複数の可動部とそれらの動作に関連する構成を示す斜視図
V入賞演出で動作する右前可動部の動作形態を模式的に示す説明図
V入賞演出において複数の可動部が通常配置から出現配置に移動する推移を模式的に示す説明図
V入賞演出において複数の可動部が出現配置から通常配置に戻るまでの推移を模式的に示す説明図
進展情報付き発展型演出における進展情報の表示場所を示す説明図
進展情報付き発展型演出における進展情報の表示形態の概要を模式的に示す説明図
進展情報付き発展型演出であって演出の発展先を遊技者によって選択可能な演出の推移を示す説明図
進展情報付き発展型演出であって演出の発展先を遊技者の操作によって変化可能な演出の推移を示す説明図
進展情報付き発展型演出であって所定の条件の成立に応じて進行する演出の推移を示す説明図
進展情報付き発展型演出であって演出の発展先を遊技者の操作に依らずに選択する演出の推移を示す説明図
進展情報付き発展型演出であって始動条件の成立に基づく保留の先読みで発生する保留先読み発展型演出に対する前兆演出の推移を示す説明図
保留先読み発展型演出の推移を示す説明図
保留先読み発展型演出の継続時間に応じて変化する進展情報を示す説明図
保留先読み発展型演出の継続時間の延長に伴う進展情報の変化を示す説明図
保留先読み発展型演出の継続時間の延長に伴う進展情報の他の変化を示す説明図
保留された変動表示における演出の変更方法を示す表
特別遊技状態中における特殊表示演出及びその実行の示唆表示の推移を模式的に示す説明図
特別遊技状態から移行した特定遊技状態中における特殊表示演出及び示唆表示の推移を模式的に示す説明図
特殊表示演出の実行中における特別遊技状態に移行する遊技回での特殊表示演出及び示唆表示の推移を説明する説明図
遊技制限機能付きパチンコ機の電気的な構成を示すブロック図
遊技制限機能を説明するための主制御基板のタイマ割込み処理を示すフローチャート
遊技制限機能付きパチンコ機における差球情報を表示可能な遊技盤の正面図
主制御基板からの受信コマンドと差球表示装置及び装飾図柄表示装置における差球情報表示との対応を表にして示す説明図
電源の供給の開始に伴う差球情報表示の指示制御を説明するための主制御基板のメイン処理を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に係る遊技機の実施形態について、遊技機の一種である弾球遊技機の一例としてのパチンコ機100を説明し、その後に変形例や他の種類の遊技機を説明する。まず、パチンコ機100の実施形態について、構造的な構成、電気的な構成、各種の制御処理を順に説明する。
【0010】
<構造的な構成>
まず、図1から図9を主に参照して、パチンコ機100の構造部分の構成について説明する。図1~図4は、パチンコ機100の各種状態を示す斜視図であり、図1はパチンコ機100の閉鎖状態を示し、図2は外枠101に対して前ブロック102及び中間ブロック103が一体的に開放されている状態を示し、図3は中間ブロック103に対して前ブロック102が開放されている状態を示し、図4は中間ブロック103に対して後ブロック104が開放されている状態を示している。また、図5は、パチンコ機100の正面図であり、図6は、図5の状態からパチンコ機100の前ブロック102を取り外した状態を示している。なお、各図において各種の配線は省略されており、また、図3及び図6において遊技盤400の構成の一部は省略されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社三洋物産
遊技機
3日前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
25日前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
株式会社三洋物産
遊技機
1か月前
続きを見る