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公開番号2024048519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154473
出願日2022-09-28
発明の名称破砕装置および解砕装置
出願人UBEマシナリー株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B02C 4/02 20060101AFI20240402BHJP(破砕,または粉砕;製粉のための穀粒の前処理)
要約【課題】原料から製品として回収される回収率の向上に寄与する破砕装置を提供すること。
【解決手段】本発明の破砕装置(1)は、原料を破砕する破砕部(10)と、破砕部(10)で生成される原料の凝集物(CK)を解砕する解砕部(30)と、破砕部(10)と解砕部(30)とを繋ぐ循環搬送路(50)と、破砕部(10)および解砕部(30)の動作を制御する制御部(70)と、を備える。
解砕部(30)は、凝集物(CK)を一時的に蓄える貯留槽(35A)を備える。
制御部(70)は、貯留槽(35A)に所定量の凝集物(CK)が貯留されたことを検出することにより、解砕部(30)による凝集物(CK)の解砕を指示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
原料を破砕する破砕部と、
前記破砕部で生成される前記原料の凝集物を解砕する解砕部と、
前記破砕部と前記解砕部とを繋ぐ循環搬送路と、
前記破砕部および前記解砕部の動作を制御する制御部と、を備え、
前記解砕部は、
前記凝集物を一時的に蓄える貯留槽を備え、
前記制御部は、
前記貯留槽に所定量の前記凝集物が貯留されたことを検出することにより、前記解砕部による前記凝集物の解砕を指示する、破砕装置。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記解砕部は、
前記貯留槽における前記凝集物の貯留量を計測する計測器を備え、
前記制御部は、
前記計測器から取得する前記計測器で計測される貯留量データと予め定められる上限量データとを比較し、
前記貯留量データが前記上限量データに達すると、前記解砕部による前記凝集物の解砕を指示する、
請求項1に記載の破砕装置。
【請求項3】
前記解砕部は、
前記貯留槽に連なり、前記凝集物を衝撃力により解砕する解砕機を収容する解砕室と、
前記貯留槽と前記解砕室との間を開閉する開閉体を備え、
前記制御部は、
前記貯留量データが前記上限量データに達すると、
前記解砕機の駆動を指示するとともに、
閉じられていた前記開閉体を開くように指示する、
請求項2に記載の破砕装置。
【請求項4】
前記循環搬送路は、
前記凝集物を前記解砕部に向けて搬送する往路と、
前記解砕部で解砕された解砕物を前記破砕部に向けて搬送する復路と、を備え、
前記往路は、
前記混合物から前記凝集物を選別して前記解砕部の前記貯留槽に供給する搬送機能を有する振動ふるいを備える、
請求項1に記載の破砕装置。
【請求項5】
前記破砕部は、
圧縮力を付加することにより前記原料を破砕する、
請求項1~請求項4のいずれか一項に記載の破砕装置。
【請求項6】
原料を破砕することよって生成される凝集物の供給を受けて、前記凝集物を解砕する解砕装置であって、
前記凝集物を一時的に蓄える貯留槽と、
前記貯留槽に蓄えられていた前記凝集物の供給を受けて前記凝集物を解砕する解砕機と、を備え、
前記貯留槽に予め定められる所定量の前記凝集物が貯留されると、前記貯留槽から前記解砕機に向けて前記凝集物が供給される、
解砕装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塊状の原料を破砕する装置に関し、特に破砕により生じる凝集物としてのケーキを再利用して破砕できる装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば山から切り出した岩石を原料として細かく砕き、コンクリート原料などに使用される砕石、砕砂などの粒状の破砕物を生産するのに破砕装置が用いられる。破砕装置としては、例えば、特許文献1に開示される、互いに逆向きに回転される一対のローラの間に破砕対象としての原料を挟み込んで圧縮力を加えるローラ式、特許文献2に開示される、円盤状の回転体の周囲に衝撃力を加える複数のハンマを備えるハンマーミルなどの種々の形態が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-63958号公報
特開平8-52367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
破砕装置により原料を破砕すると、破砕物の他に、破砕物が圧縮されて凝集して塊状となったケーキが不可避的に発生する。
ケーキは格別な用途がない限り廃棄処分される。そこで、本発明はケーキを破砕対象として利用することで、原料から製品として回収される回収率の向上に寄与する破砕装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の破砕装置は、原料を破砕する破砕部と、破砕部で生成される原料の凝集物を解砕する解砕部と、破砕部と解砕部とを繋ぐ循環搬送路と、破砕部および解砕部の動作を制御する制御部と、を備える。
本発明における解砕部は、凝集物を一時的に蓄える貯留槽を備え、制御部は、貯留槽に所定量の凝集物が貯留されたことを検出することにより、解砕部による凝集物の解砕を指示する。
【0006】
本発明の破砕装置において、好ましくは、解砕部は、貯留槽における凝集物の貯留量を計測する計測器を備え、制御部は、計測器から取得する計測器で計測される貯留量データと予め定められる上限量データとを比較し、貯留量データが上限量データに達すると、解砕部による凝集物の解砕を指示する。
【0007】
本発明の破砕装置において、好ましくは、解砕部は、貯留槽に連なり、凝集物を衝撃力により解砕する解砕機を収容する解砕室と、貯留槽と解砕室との間を開閉する開閉体を備え、制御部は、貯留量データが上限量データに達すると、解砕機の駆動を指示するとともに、閉じられていた開閉体を開くように指示する。
【0008】
本発明の破砕装置において、好ましくは、循環搬送路は、凝集物を解砕部に向けて搬送する往路と、解砕部で解砕された解砕物を破砕部に向けて搬送する復路と、を備え、往路は、混合物から凝集物を選別して解砕部の貯留槽に供給する搬送機能を有する振動ふるいを備える。
【0009】
本発明の破砕装置において、好ましくは、破砕部は、圧縮力を付加することにより原料を破砕する。
【0010】
本発明は、原料を破砕することよって生成される凝集物の供給を受けて、凝集物を解砕する解砕装置をも提供する。この解砕装置は、凝集物を一時的に蓄える貯留槽と、貯留槽に蓄えられていた凝集物の供給を受けて凝集物を解砕する解砕機と、を備える。貯留槽に予め定められる所定量の凝集物が貯留されると、貯留槽から解砕機に向けて凝集物が供給される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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