意匠ウォッチ

発行日2025-07-07
公報種別意匠公報(S)
登録番号1803070
登録日2025-06-27
意匠に係る物品医薬・医療用プラスチック製キャップ
意匠分類J7-400(医療機械器具)
出願番号2024014874
出願日2024-07-19
意匠権者株式会社大協精工
代理人個人,個人,個人,個人
意匠に係る物品の説明本物品は、バイアル瓶やカートリッジ容器等の医薬品用容器の口部に打栓したゴム栓の脱離を防ぐ目的で、或いは、医療用のポート付きバッグのポートの開口部を塞ぐ中栓(ゴム栓)を固定する目的で、前記容器の口部或いは前記ポートの開口部に強固に嵌合されるプラスチック製のキャップである。本物品は、本体部と蓋体部とを有してなり、本体部と蓋体部とは、本体部に4箇所設けられている円筒状の接合部の各貫通孔に充填されて固化した細い棒状の樹脂の先端部分のみで一体化されている。本物品は、使用時に本体部から蓋体部を指で剥がすことで上記の接合状態を解除して、ゴム栓の脱離を防ぐ状態にしたままの本体部の天面の中央部分に、ゴム栓の天面の一部が露出する状態になる構造を有するものである。本物品の接合部は、本体部と蓋体部との接合状態を解除した後に、再度、本体部と蓋体部とが接合した状態にあると誤認する状態になることを効果的に防止する機能を有する。該機能の発現は、本物品の接合部が、前記した通り4箇所の細い棒状の樹脂の小面積の先端部分のみで一体化を実現し、且つ、本物品の本体部と接合している蓋体部の下面の外周に沿って帯状のリング状の凸部が設けられており、A-A断面図に示されている通り、該凸部の内側の側壁面と、該側壁面に対向する本体部の円筒状の接合部の側壁面との間に隙間を設けた構造としたことで、本体部と蓋体部との接合状態を解除した際に、上記隙間の存在によって、蓋体部の帯状のリング状の凸部と本体部の円筒状の接合部との嵌合が不可能な構造になっていることで実現されている。
意匠の説明実線で表わした部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。本物品は、その全体が透明性を有しており、内壁面に設けた凹凸が外部から透けて見える。全ての図面は、内面および外面の形状線が錯綜するため、不透明体として表わしている。また、左側面図は右側面図と対称につき省略する。

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