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発行日2025-04-17
公報種別意匠公報(S)
登録番号1796255
登録日2025-04-08
意匠に係る物品クッション
意匠分類C1-200(寝具、床敷物、カーテン等)
出願番号2024015356
出願日2024-07-04
意匠権者有限会社ビューティフルライフ,合同会社KT福祉環境研究所,個人,個人
代理人
意匠に係る物品の説明本物品は、座位姿勢または身体の背部や頭部の姿勢を支えて保持するクッションとして使用するものである。正面視で楕円状の左右に設けられた膨らみ部と中央に設けられた帯部、左右の膨らみ部と帯部をつなぐ2カ所の接続部で構成されている。 本クッションのカバーは、布等の生地やアルコール等で清拭できる合皮等の防水生地で構成されている。 また、左右の膨らみ部では、カバーの内側にウレタンチップを充填した大きさの異なるインナーカバーを複数個収納しており、これらを出し入れすることができる。 膨らみ部に収納する素材は、ウレタンチップに限らず、棒状や筒状に形成したウレタンや綿等の素材を採用することができる。 また、帯部内ではカバーの内側にウレタン材等や膨らみ部と同様のウレタンチップ等を充填したインナーカバーを収納しており、使用者の身体の腰幅や使用する状況、目的に応じて、接続部から出し入れすることができる。さらに、椅子やベッド等に設置する際に、使用者の身体の大きさや姿勢、体勢に合わせるなど状況や、目的に応じて、膨らみ部から収納した複数のインナーカバーを取り出して、膨らみ部の膨らみ具合を大、中、小に調整して設置することもできる。着座時やベッド上で身体が右側や左側に片寄る方に対しては、左右の膨らみ具合を異なる大きさに変えて設置することにより、姿勢を支えて保持することができる。 本クッションは、背もたれのある椅子や車椅子などでの座位姿勢時に、着座者の背中の中心部を起点に、クッションの帯部の中央部を背中にあて、左右の膨らみ部を着座者の脇の下および腰部の横側に配置することにより座位姿勢を支え姿勢を保つ効果を得られる。また、座面に使用する際は、クッションの左右の膨らみ部を折り畳んで、帯部の中心部を着座者の臀部の中央部にあて、使用者の座骨の左右に配置することにより尾骨や仙骨、肛門周辺にかかる負担を低減する効果を得られる。さらに、ベッド上での食事介助や歯科や口腔ケアや髭剃り等の整容、理美容サービスの提供時に、背あてや頭あてとして使用することで背部や頭部を支え上半身の姿勢を保持することができるものである。 参考斜視図1は、本物品のクッションを折り曲げていない状態を示している。参考斜視図2は、左右の膨らみ部を内側に略90度曲げた状態を示している。参考斜視図3は、一方の膨らみ部を略90度曲げて、他方の膨らみ部を帯部側、かつ、一方の膨らみ部とは反対方向に折り畳んだ状態を示している。参考斜視図4は、帯部を下にして左右の膨らみ部を上方内側に略90度曲げた状態を示している。参考斜視図5は、帯部を上にして、左右の膨らみ部を下方内側に折り畳んだ状態を示している。参考斜視図6は、帯部を下にして左右の膨らみ部を内側に折り畳んだ状態を示している。参考斜視図7は、帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して、折り曲げていない状態を示している。 参考斜視図8は、帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して、左右の膨らみ部を内側に略90度曲げた状態を示している。参考斜視図9は、帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して、一方の膨らみ部を略90度曲げて、他方の膨らみ部を帯部側、かつ、一方の膨らみ部とは反対方向に折り畳んだ状態を示している。参考斜視図10は、帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して、帯部を下にして左右の膨らみ部を上方内側に略90度曲げた状態を示している。参考斜視図11は、帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して、帯部を上にして、左右の膨らみ部を下方内側に折り畳んだ状態を示している。参考斜視図12は、帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して、帯部を下にして左右の膨らみ部を上方内側に折り畳んだ状態を示している。参考斜視図13は、帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して、一方の膨らみ部を帯部の内側に丸め込んで膨らみを増した状態を示している。 使用状態を示す参考写真1、使用状態を示す参考写真3、使用状態を示す参考写真5に示すように、肘置きのある椅子を使用して、本クッションを座位姿勢の保持用として使用する際は、本物品を参考斜視図2の形状にして配置することにより、帯部に挿入したウレタン材等による緩衝効果により腰部を優しく支え座位姿勢を保持する。 使用状態を示す参考写真2、使用状態を示す参考写真4、使用状態を示す参考写真6に示すように、参考斜視図8の形状にして配置することにより、帯部が椅子の背もたれに添い易くして座位姿勢を保持する。 使用状態を示す参考写真7に示すように、本物品を参考斜視図9の形状にして配置することもできる。使用状態を示す参考写真8に示すように、本物品を参考斜視図11の形状にして配置することもできる。使用状態を示す参考写真9に示すように、本物品を参考斜視図6の形状にして配置することもできる。なお、座姿勢の保持具合は、体形により腰部の幅や挟みこんだときの圧力の好みによって、帯部に挿入したウレタン材等を出し入れして調整をしたり、膨らみ部の形状や膨らみ部の大きさを選択して配置することができる。使用する椅子は、背もたれのある椅子で、例えば、家具椅子、車椅子、事務椅子、理容椅子、美容椅子、洗髪用椅子、歯科椅子、透析椅子、車のシートなどが対象となる。座位姿勢時の背面に帯部を配置し、使用者の脇の下および腰部の左右横側と椅子の肘置きの間に膨らみ部を挟み込み座位姿勢を支え保持する効果を得られる特長を有するクッションである。 また、肘置きがない椅子の使用では、本クッションの帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して使用することにより、自由に折り曲げをし易くなり、座位姿勢時の背面に帯部を配置すると、背中の下部や腰部を覆い、使用者が着座すると身体と椅子の背もたれに本クッションの帯部が挟みこまれて支えとなり、左右の折り曲げた膨らみ部は使用者の左右の腰部や腰の上部を支え、座位姿勢を安定させることができる。 使用状態を示す参考写真10、使用状態を示す参考写真11に示すように、本物品を参考斜視図4の形状にして配置することもできる。このように、背もたれと肘置きのある椅子の座面に配置することにより、左右の膨らみ部が、椅子の座面と肘置きに略90度内側に曲げた状態になり、腰や大転子部周辺を支え、使用者の座位姿勢を安定させることができる。 使用状態を示す参考写真12に示すように、本物品を参考斜視図6の形状にして配置することもできる。使用状態を示す参考写真13に示すように、本物品を参考斜視図5の形状に配置することもできる。このように、椅子の座面に配置することにより、左右の膨らみ部を帯部に折りたたんだ状態になり、使用者の坐骨の左右に配置することができ、帯部中央に位置する尾骨や肛門周辺にかかる負担を低減する効果を得られる。 使用状態を示す参考写真14に示すように、本物品を参考斜視図6、参考斜視図12の形状にして配置することもできる。使用状態を示す参考写真15に示すように、本物品を参考斜視図5、参考斜視図11の形状にして配置することもできる。このように、背もたれのある椅子の座面と背面に配置することができ、1枚目の本クッションを、左右の膨らみ部を帯部に折り畳んだ状態にして椅子の座面に配置することにより、座面は使用者の坐骨の左右を支えることができ、帯部中央に位置するに尾骨や肛門周辺にかかる負担を低減する効果を得られる。2枚目の本クッションを、椅子の背面に配置することにより、背面の帯部中央に当たる尾骨や仙骨など骨盤後部にかかる負担を低減する効果を得られる。使用状態を示す参考写真16に示すように、本物品を参考斜視図4、参考斜視図9の形状にして配置することもできる。使用状態を示す参考写真17では、参考写真16の状態で人が座った状況を示している。このように肘置きの付いた背もたれのある椅子の座面と背面に配置することができる。1枚目の本クッションを座面に配置し、2枚目の本クッションを背面に配置することにより、背面部は左右の脇の下から腰の上部を支え、座面部は左右の腰部から大腿部を支えて、体幹や筋力が衰えて左右に傾く方などの座姿勢を安定させる効果が得られる。 使用状態を示す参考写真18に示すように、本物品の帯部と使用者の背中の間に一般の背あてクッションを配置することができる。また、円背や猫背の方に対しては使用状態を示す参考写真19に示すように、本クッションの帯部のカバーに収納したウレタン材等を取り出して、本物品を参考斜視図7の形状の状態から、椅子の背もたれに帯部を引っかけて、膨らみ部の一方を椅子の背もたれ上部に設置することで座位姿勢の安楽性を高めることもできる。 さらに使用状態を示す参考写真20に示すように、椅子の腰あてとして腰部から腰の上部にあたるように、膨らみ部の一方を椅子の背もたれの下部に設置することで、腰痛の方などが、自由に配置位置を決めて安楽な座位姿勢を保つことができる。その際使用する椅子は肘置きがない椅子や事務椅子でも使用できる。 また、使用状態を示す参考写真21に示すように、本クッションを2枚使用する方法として、1枚目の本クッションは、参考斜視図2の形状の状態で、使用者の背中の中心部を起点に、帯部の中央部を背中にあて、左右の膨らみ部を使用者の脇の下および腰部の横側に配置し、2枚目の本クッションは、帯部からウレタン材等を取り出した参考斜視図7の形状で、椅子の背もたれに帯部を引っかけて、一方の膨らみ部は、椅子の背もたれに設置し腰部から背部に配置することにより、座位姿勢を支え姿勢を保つと共に腰痛や円背、猫背の方の安楽な姿勢に合わせることができる。 使用状態を示す参考写真22、使用状態を示す参考写真23に示すように、参考斜視図3の形状にして、一方のみに肘置きのある車の運転席シートなどに配置することで姿勢を保持をすることができる。運転席などの肘置きとシート背面側に本クッションの、一方の膨らみ部を略90度に配置し、接続部を背中に沿わせて、他方の膨らみ部を帯部側、かつ、一方の膨らみ部とは反対側に折り畳んで、車のシートに配置することにより、運転者などの腰部が左右の膨らみ部に挟まれて支えられ、座位姿勢が保ちやすくなり運転中の横揺れなどを緩和する。運転者は、脇や肘などの上半身は自由に動けてハンドル操作の妨げをせずに運転時の腰痛予防にもつながる。 なお、参考斜斜視図1もしくは参考斜視図7の形状の違いは、帯部にウレタン材等を挿入する、しないの違いで、帯部が身体になじむなどの好みで選択し使用することができ、ウレタン材等を挿入して使用した場合は、緩衝効果により腰の後ろ側を優しく支え負担を軽減する効果を得られる。 使用状態を示す参考写真24、使用状態を示す参考写真25、使用状態を示す参考写真26、使用状態を示す参考写真27、使用状態を示す参考写真28に示すように、本クッションは、ベッド上での食事介助や歯科、口腔ケアや髭剃り等の整容、理美容サービスの提供時に使用できる。 ベッドで寝たきりの方や起き上れない患者などが、食事介助を受ける際やベッド上での歯科治療、口腔ケアや歯磨き、髭剃りなどの整容を受ける場合、カット等の理美容サービスを受ける場合は、ベッドの上部を起こし上げて使用者の背がベッドからやや離れた座位姿勢の状態を保ち、提供する介助者や歯科医師、看護師、介護士、理容師、美容師などと、ベッドに座った人を同程度の目線にすることが必要とされる。 その際、使用状態を示す参考写真24、使用状態を示す参考写真25に示すように、本物品を参考斜視図7の形状にすることで、本クッションを縦方向にして、一方の膨らみ部を枕状に頭部に配置することや、頚椎や背中に配置することができる。 また、使用状態を示す参考写真26に示すように本物品を参考斜視図13の形状にすることで、一方は丸めた大きな膨らみ部とし、他方はそれより小さな膨らみ部にできる。この膨らみ部2カ所を配置し使用者の頚椎や頭部を支持することができる。 これにより食事介助や歯科治療、口腔ケアや歯磨き、髭剃りなどの整容時に、本クッションの使用者は、顎の位置や角度を調整して安楽な姿勢で享受できる。また、サービスの提供者は、サービスを提供し易い角度や体勢を保持し易く、頭部が安定することから安全な業務提供につながる。 また、使用状態を示す参考写真27に示すように本クッションの片方の膨らみ部を背部に配置する方法や使用状態を示す参考写真28に示すように、本物品を参考斜視図6の形状にして背部に設置する方法により、ベッドと頭部の間を広げて空間を保っていることから、理容師や美容師などが後頭部のカットをし易い状態を確保することができる。さらに、本物品を参考斜視図5、参考斜視図11、参考斜視図12の形状にして背部に設置する方法により、帯部を膨らみ部の上にして背部に配置する方法や帯部のウレタン材等を外して設置しても同様の効果を得られる。 理容師や美容師が寝たきりの方をベッド上でカットをする場合は二人体制で背部や頭部を支える役割とカットをする役割を担う場合が多く、特に後頭部のカットを一人で行うことは安全を確保することが難しいが、本クッションを使用することにより、技術者が一人でカットを提供することを可能にする。 背部に本クッションを配置した姿勢保持により、身体上部が起き上がった座位姿勢の状態を保ち、目線が上がることから食事介助や口腔ケア、歯磨き等の整容の提供もし易くなり誤嚥の予防にもつながる。
意匠の説明左側面図は右側面図と同一に現れるため左側面図は省略する。
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