意匠ウォッチ

発行日2024-07-22
公報種別意匠公報(S)
登録番号1775773
登録日2024-07-10
意匠に係る物品尿分取キット用キューブ型容器
意匠分類J1-519(計量器、測定機械器具及び測量機械器具)
出願番号2023020633
出願日2023-10-05
意匠権者株式会社テクノメデイカ
代理人個人
意匠に係る物品の説明説明図1は本物品に係るキューブ型容器を前方右上から見た斜視図であり、説明図2は前記キューブ型容器を後方左上から見た斜視図であり、説明図3は前記キューブ型容器を前方右上から見た分解斜視図であり、説明図4は前記キューブ型容器を後方左上から見た分解斜視図であり、説明図5は尿分取キットを収容した状態を示す前記キューブ型容器を前方右上から見た斜視図である。本物品は、尿を採取するための採尿カップCと、採尿カップから尿を分取するためのスピッツSと、前記尿の分取時に用いられる吸引用チップTとを収容するキューブ型容器である(説明図5参照)。このキューブ型容器1は、一つの採尿カップCを収容するカップ容器2と、複数のスピッツS及び吸引用チップTを収容するスピッツ容器3とから成る。特に、説明図3及び4に示すようにカップ容器2とスピッツ容器3とは磁石を用いて着脱可能に構成されており、例えば、尿を採取した採尿カップCを収容する時にはカップ容器2が単独で使用され、採尿カップCを収容したカップ容器2に、予めスピッツS及び吸引用チップTを収容したスピッツ容器3を取り付けてキューブ型容器1の形態にした後、キューブ型容器1を専用の尿分取装置にセットすることで、尿分取装置が、吸引用チップTを用いて、尿を採尿カップCからスピッツSに分取するように使用される。前記カップ容器2は、左右の側板2a及び2bと、底板2cと上板2dとを備え、前後方向に側面が開口するように構成されている。底板2cは、前方から後方に向けて下方に傾斜する傾斜部2eを備え、さらに、上板2dと底板2cの間には、採尿カップCを前記傾斜部2eの傾きに合わせて傾斜させた状態で収容した時に採尿カップCの側面を支持する傾斜面を備えた支持板2fが設けられている。前記上板2dは、収容された採尿カップCの上端付近の周囲を支持する円形の開口部2gが形成されており、前記開口部2gは、その前部に切り欠き2hが形成されている。上記したように構成されたカップ容器2によれば、採尿済の採尿カップCは、上板2dの上方から、開口部2gに差し込まれるように収容され、収容された採尿カップCは、特に、説明図5に示すように、その後部が下方に下がるように斜めに傾斜された状態で保持される。これにより、採取された尿は、採尿カップCの後方に集まり、吸引用チップTを用いて無駄なく吸引されてスピッツSに分取することが可能になる。収容される採尿カップCには、予め患者識別情報及び/又は採尿識別情報が印字されたラベルLが貼り付けられており、採尿済の採尿カップCを、そのラベルLが前方に位置するようにカップ容器2に収容した時に、前記切り欠き2hのおかげでラベルLの一部が上板2dで隠れることがないようにされている(説明図5参照)。また、上記したように構成されたカップ容器2の左側板2bの外面には、スピッツ容器3に設けられた一対の突起が篏合し得る一対の凹部2jが形成されており、さらに、該左側板2bの内面における前記凹部2jに対応する位置には鉄板2kが設けられている。前記スピッツ容器3は、前後方向に延びる細長い形状をしており、三本のスピッツSをそれぞれ収容可能な、上下方向に延びる円柱状溝から成るスピッツ収容部3aと、一本の吸引用チップTを収容可能な上下方向に延びる溝から成る吸引用チップ収容部3bとを備えている。上記したように構成されたスピッツ容器3は、その右側面に上述した一対の突起3dが設けられている。各突起3dは磁石を備え、前記カップ容器2の凹部2jに篏合した時に、カップ容器2に設けられた鉄板2kに磁力で結合するように構成されている。
意匠の説明

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