意匠ウォッチ

発行日2024-07-11
公報種別意匠公報(S)
登録番号1775189
登録日2024-07-03
意匠に係る物品毛髪用止着具
意匠分類B3-29(身の回り品)
出願番号2023015004
出願日2023-07-21
意匠権者株式会社アデランス
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本毛髪用止着具は、かつらベースやヘアエクステンションのような擬毛を有する装身具を使用者の自毛に固定するための部材である。「各部の名称を示す参考斜視図]に示すように、弾性を有する本体シートに設けられた切込に金属製のリングが通されて、リングが本体シートに取り付けられている。リングの中に挿入されたネット部材が、リングの中の位置で粘着層により本体シートに接着されている。ネット部材は、リングの両側から外側に延びて終端している。本体シートの下面は粘着面となっており、粘着面には剥離紙が貼り付けられている。この剥離紙は、本体シートの下面よりも下側に位置するリングの外面も覆うようにして貼り付けられている。使用時においては、剥離紙を剥がして、シート本体の下面を装身具に貼り付け、使用者の自毛を(場合によっては装身具の擬毛も)リングに通して、リングを潰すことにより、装身具を使用者の自毛に固定することができる。潰れたリングの間に自毛が挟まれた領域に、ネット部材の目から粘着剤が侵潤して、強い固定状態を実現できる。これとともに、ネット部材の網目が、毛髪用止着具の美観を高めるデザインアクセントにもなっている。なお、平面図を参照すると、シート本体には、左右から中央側に横に延びた後、上側に延びた略L字形の2つの切込が形成されている。上側に延びた切込にリングが通っている。リングを本体シートに取り付ける方法は、本体シートの切込の上側の部分を丸めて、リングの中に通し、本体シートを再び平面状に戻すことにより、上側に延びた切込にリングが通った状態を実現できる。平面図では、リングの下側であって、ネット部材の外形線の内側に上側に延びた切込が僅かに示されている。上側に延びた切込の上端部までリングが配置されているので、リングの上側には、上側に延びた切込は示されていない。
意匠の説明実線で表した部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。

関連意匠