意匠ウォッチ

発行日2024-01-11
公報種別意匠公報(S)
登録番号1760997
登録日2023-12-26
意匠に係る物品ワーク位置調整用画像
意匠分類N3-10W()
出願番号2023010432
出願日2023-05-23
意匠権者株式会社ミツトヨ
代理人個人
意匠に係る物品の説明本画像は、光学式測定装置にて被測定部材(ワーク)を測定する前にワークの位置を調整する作業の目安を、ワークの影のイメージとフォーカス具合バーグラフとボケ図形(フォーカス具合が低い程ボケる)で表示する画像である。例えば、棒状のワーク又はスリットを有するワークが配置される測定領域に光を照射し、ワークの影になる部分(暗部)とワークの影にならない部分(明部)の分布に基づいてワークの寸法などを測定する光学式測定装置において、ワークの位置を調整するための目安を表示する画像である。ワークの水平方向(光の照射方向)の位置表示エリアは、フォーカス具合(ワークの影の境界の鮮明度)が最高になるような、ワークの水平位置(フォーカス面)にワークを位置付ける作業の目安となる。左のボケ図形は、フォーカス具合が低い程ボケて、現在のフォーカス具合を直観的に示す。現在値バーは、現在のフォーカス具合をリアルタイムに示す。最高値バーは、リセットボタンが押されて以降、現在までのフォーカス具合の最高値をリアルタイムに示す。ワークがフォーカス面に有る時、画像図のようになる。ワークがフォーカス面から離れている時は、使用状態を示す参考画像図1のようになる。例えば、以下の2段階の手順でワークの水平位置を容易に調整できる。1.フォーカス具合の最高値を取得する段階:リセットボタンを押してから、ワークを一方向に動かす。現在値バーが上昇から下降に転ずる(フォーカス面通過)のを確認したら、止める。この時、最大値バーは、フォーカス具合の最高値(フォーカス面でのフォーカス具合)を取得済みである。2.ワークをフォーカス面に合わせる段階:現在値バーが最大値バーに一致するように、ワークを動かす。ワークの上下方向(光の照射方向に垂直な方向)の位置表示エリアは、測定する明暗境界が測定領域に収まり、なるべく中央に近い(高精度)ように、ワークの上下位置を調整する作業の目安となる。測定領域内でワークの影になる暗部が灰色で、ワークの影にならない明部がオレンジ色で表され、測定領域とワークの位置関係が分かり易い。各部名称を示す参考画像図に示すように、ワーク明暗例示部は、ワークと明部、暗部の関係の典型例を示す。第1例のワークは棒状であり、第2例のワークはスリットを有する。そして、第1例の場合、ワークの上下方向の位置表示エリアにおいて、ワークが上下方向に移動するのに従って、使用状態を示す参考画像図2及び使用状態を示す参考画像図3に示すように、ワークの暗部(影)を示す灰色の部分及びその上下中央を示す印(三角印)が上下方向に移動する。この印が測定領域の中央(目盛50)を指すようにワークの上下位置を調整する。また、第2例の場合、ワークの上下方向の位置表示エリアにおいて、ワークが上下方向に移動するのに従って、使用状態を示す参考画像図4及び使用状態を示す参考画像図5に示すように、ワークのスリットの明部(影にならない部分)のオレンジ色の部分及びその上下中央を示す印(三角印)が上下方向に移動する。この印が測定領域の中央(目盛50)を指すようにワークの上下位置を調整する。
意匠の説明薄黄色で着色された部分以外の部分が、意匠登録を受けようとする部分である。

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