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公開番号2025165315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024069361
出願日2024-04-22
発明の名称化粧シート及び化粧材
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B32B 17/10 20060101AFI20251027BHJP(積層体)
要約【課題】取り扱い性及び意匠性を向上させることが可能な、化粧シート及び化粧材を提供する。
【解決手段】化粧シート20は、基材層21と、基材層21に積層された絵柄層22と、絵柄層22を覆うガラス板24とを備えている。ガラス板24の厚みtは、30μm以上200μm以下である。ガラス板24の面24a、24bのうち、絵柄層22とは反対側を向く面24aの表面粗さRaは、0.2nm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材層と、
前記基材層に積層された絵柄層と、
前記絵柄層を覆うガラス板とを備え、
前記ガラス板の厚みは、30μm以上200μm以下であり、
前記ガラス板の面のうち、前記絵柄層とは反対側を向く面の表面粗さRaは、0.2nm以下である、化粧シート。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記ガラス板の面のうち、前記絵柄層に対面する面の表面粗さRaは、0.2nm以下である、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項3】
前記絵柄層と前記ガラス板とを互いに接合する接着層を更に備え、
前記接着層の可視光透過率は、40%以上である、請求項1に記載の化粧シート。
【請求項4】
前記基材層、前記絵柄層、前記接着層及び前記ガラス板の合計厚みは、4μm以上100μm以下である、請求項3に記載の化粧シート。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の化粧シートと、
前記化粧シートに接合された支持体とを備える、化粧材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、化粧シート及び化粧材に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、建材、家具又は家電製品等の部材において、使用する部材を加飾したい場合、当該部材に化粧シートを貼り合せることがある。このような化粧シートには、近年の消費者の高級品志向により、鏡面性(表面平滑性)が求められ得る。一方、化粧シートの多くは、耐傷性又は耐汚染性等の性能を持つ表面保護層を有している(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
【0003】
特許文献1には、金属板とガラス層(表面保護層)間に樹脂層を形成して一体化したことを特徴とする化粧板が開示されている。また、特許文献2には、鏡面性を有する化粧シートであって、表面保護層として、電離放射線硬化性樹脂組成物を使用した化粧シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-322934
特許第6834307号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
表面保護層にガラス板を使用した場合、通常のガラス板では屈曲性が無く、施工場所が限定される可能性がある。また、ガラス板は重量があるため、施工時の作業負荷が大きく、建造物の構造体に負担がかかるという問題もある。さらに、ガラス板の厚みが厚い場合、絵柄の鮮明さが損なわれるという問題もある。
【0006】
また、表面保護層に樹脂を使用した場合、表面保護層にガラス板を使用した場合と比較して、透明性、耐傷性及び難燃性等が低下する可能性がある。
【0007】
本開示はこのような点を考慮してなされたものであり、取り扱い性及び意匠性を向上させることが可能な、化粧シート及び化粧材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の実施の形態は、以下の[1]~[5]に関する。
【0009】
[1]
基材層と、
前記基材層に積層された絵柄層と、
前記絵柄層を覆うガラス板とを備え、
前記ガラス板の厚みは、30μm以上200μm以下であり、
前記ガラス板の面のうち、前記絵柄層とは反対側を向く面の表面粗さRaは、0.2nm以下である、化粧シート。
【0010】
[2]
前記ガラス板の面のうち、前記絵柄層に対面する面の表面粗さRaは、0.2nm以下である、[1]に記載の化粧シート。
(【0011】以降は省略されています)

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