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公開番号2025139237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038057
出願日2024-03-12
発明の名称異常検知装置、異常検知方法、及び異常検知プログラム
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類H02S 50/00 20140101AFI20250918BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】日射条件の変化に応じて太陽光発電システムの異常を適切に判定する。
【解決手段】推定部は、1日に含まれる複数の時間帯それぞれの出力推定情報に基づいて、対象日における複数の時間帯それぞれの日射強度の測定値から、複数の時間帯それぞれの太陽光発電システムの発電出力の推定値を求める。検知部は、対象日における複数の時間帯それぞれについて、発電出力の推定値と太陽光発電システムの発電出力の測定値との乖離度を求め、複数の時間帯それぞれの乖離度に基づいて、太陽光発電システムの異常を検知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1日に含まれる複数の時間帯それぞれの出力推定情報に基づいて、対象日における前記複数の時間帯それぞれの日射強度の測定値から、前記複数の時間帯それぞれの太陽光発電システムの発電出力の推定値を求める推定部と、
前記対象日における前記複数の時間帯それぞれについて、前記発電出力の推定値と前記太陽光発電システムの発電出力の測定値との乖離度を求め、前記複数の時間帯それぞれの前記乖離度に基づいて、前記太陽光発電システムの異常を検知する検知部と、
を備えることを特徴とする異常検知装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記検知部は、前記複数の時間帯各々に含まれる複数の時刻それぞれについて前記乖離度を求め、前記複数の時間帯各々に含まれる複数の時刻それぞれの前記乖離度と、前記複数の時間帯各々に含まれる複数の時刻それぞれの継続数とに基づいて、前記太陽光発電システムの異常を検知し、
前記継続数は、前記発電出力の測定値が前記発電出力の推定値よりも小さいことを、前記乖離度が継続して示している時刻の個数を表すことを特徴とする請求項1記載の異常検知装置。
【請求項3】
前記検知部は、前記複数の時間帯各々に含まれる複数の時刻それぞれについて、前記乖離度、前記継続数、及び前記対象日の日照時間係数を用いて異常度を計算し、前記異常度に基づいて、前記太陽光発電システムの異常を検知し、
前記日照時間係数は、1日又は複数日における日照時間に応じて変化することを特徴とする請求項2記載の異常検知装置。
【請求項4】
前記検知部は、前記対象日の日射強度係数をさらに用いて前記異常度を計算し、
前記日射強度係数は、1日又は複数日における日射強度の統計値に応じて変化することを特徴とする請求項3記載の異常検知装置。
【請求項5】
前記検知部は、前記乖離度が所定値よりも小さい場合、前記乖離度を0に変更して前記異常度を計算し、
前記所定値は、前記複数の時刻それぞれの実績乖離度の統計値を表し、
前記複数の時刻それぞれの実績乖離度は、前記対象日よりも前の日の前記複数の時刻それぞれにおける前記太陽光発電システムの発電出力の推定値と、前記対象日よりも前の日の前記複数の時刻それぞれにおける前記太陽光発電システムの発電出力の測定値との乖離度を表し、
前記対象日よりも前の日の前記複数の時刻それぞれにおける前記太陽光発電システムの発電出力の推定値は、前記対象日よりも前の日の前記複数の時刻それぞれにおける日射強度の測定値から、前記複数の時刻を含む時間帯の前記出力推定情報に基づいて推定されることを特徴とする請求項3又は4記載の異常検知装置。
【請求項6】
1日に含まれる複数の時間帯それぞれの出力推定情報に基づいて、対象日における前記複数の時間帯それぞれの日射強度の測定値から、前記複数の時間帯それぞれの太陽光発電システムの発電出力の推定値を求め、
前記対象日における前記複数の時間帯それぞれについて、前記発電出力の推定値と前記太陽光発電システムの発電出力の測定値との乖離度を求め、
前記複数の時間帯それぞれの前記乖離度に基づいて、前記太陽光発電システムの異常を検知する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする異常検知方法。
【請求項7】
1日に含まれる複数の時間帯それぞれの出力推定情報に基づいて、対象日における前記複数の時間帯それぞれの日射強度の測定値から、前記複数の時間帯それぞれの太陽光発電システムの発電出力の推定値を求め、
前記対象日における前記複数の時間帯それぞれについて、前記発電出力の推定値と前記太陽光発電システムの発電出力の測定値との乖離度を求め、
前記複数の時間帯それぞれの前記乖離度に基づいて、前記太陽光発電システムの異常を検知する、
処理をコンピュータに実行させるための異常検知プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異常検知技術に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光発電システムの異常検知に関して、的確に不良な光電変換素子を検出して報知する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。太陽光発電パネルの異常を高精度に検知する技術も知られている(例えば、特許文献2を参照)。単回帰式を元に劣化や異常を早期に検知する技術も知られている(例えば、特許文献3を参照)。発電装置の機器異常を好適に判定する技術も知られている(例えば、特許文献4を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-334767号公報
特開2014-93368号公報
特開2017-93275号公報
特開2021-145509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1~特許文献4の技術では、太陽光発電システムの設置状況又は周辺環境に起因する日射条件の変化に応じて、太陽光発電システムの異常を適切に判定することが難しい。
【0005】
1つの側面において、本発明は、日射条件の変化に応じて太陽光発電システムの異常を適切に判定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの実施形態によれば、異常検知装置は、推定部及び検知部を含む。推定部は、1日に含まれる複数の時間帯それぞれの出力推定情報に基づいて、対象日における複数の時間帯それぞれの日射強度の測定値から、複数の時間帯それぞれの太陽光発電システムの発電出力の推定値を求める。
【0007】
検知部は、対象日における複数の時間帯それぞれについて、発電出力の推定値と太陽光発電システムの発電出力の測定値との乖離度を求め、複数の時間帯それぞれの乖離度に基づいて、太陽光発電システムの異常を検知する。
【発明の効果】
【0008】
1つの側面によれば、日射条件の変化に応じて太陽光発電システムの異常を適切に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態の異常検知装置の機能的構成図である。
異常検知処理のフローチャートである。
異常検知システムの構成図である。
太陽光発電システムの構成図である。
異常検知装置の機能的構成図である。
実績データを示す図である。
プロファイル情報を示す図である。
日射強度と発電電力の相関関係を示す図である。
乖離電力変換テーブルを示す図である。
変換前の乖離電力と変換後の乖離電力の対応関係を示す図である。
データ選定処理のフローチャートである。
プロファイル生成処理のフローチャートである。
異常検知処理のフローチャート(その1)である。
異常検知処理のフローチャート(その1)である。
診断結果を示す図である。
情報処理装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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