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公開番号2025089213
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2024003129
出願日2024-01-12
発明の名称クレーンゲーム機の制御システム
出願人寶凱電子企業股分有限公司
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類A63F 9/30 20060101AFI20250605BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】ゲームの難易度を調整して射幸心を刺激する上、ゲームを提供する側の収益の確保を図ることができるクレーンゲーム機の制御システムを提供する。
【解決手段】上部支持ユニット122の下側に固定されると共に、上下方向に対して直交ではない斜めになっている傾斜当接面を有する制限プレート2と、キャッチャー保持部121と制限プレート2が有する傾斜当接面との相対位置を検知して対応する位置情報を出力する位置センサ3と、位置情報に基づいて制御ワイヤ129を所定距離巻き取る強制巻き取りコマンドをワイヤ制御モータに出力してからの所定時間後に、アーム制御モジュールに対してキャッチャーアームユニット124の出力を緩ませるリリースコマンドを出力するプロセッサと、を有するクレーンゲーム機の制御システム。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
プレイ空間を囲む筐体と、前記プレイ空間内に配置されるキャッチャー手段と、を有するクレーンゲーム機を制御するクレーンゲーム機の制御システムであって、
前記クレーンゲーム機の前記キャッチャー手段は、
前記プレイ空間内に移動可能に配置されると共に、制御ワイヤを巻き取って収容可能に前記制御ワイヤの上端部が取り付けられるように構成される上部支持ユニットと、
前記上部支持ユニットに接続されると共に、前記制御ワイヤの巻き取り及び放出を制御するワイヤ制御モータと、
前記上部支持ユニットから吊り下げるように前記制御ワイヤの下端部に取り付けられるキャッチャー保持部と、
前記キャッチャー保持部に取り付けられるキャッチャーアームユニットと、
前記キャッチャーアームユニットを駆動できるように前記キャッチャー保持部に配置されるアーム制御モジュールと、を有するように構成されたものであり、
前記クレーンゲーム機の制御システムは、
前記上部支持ユニットと前記キャッチャー保持部との間に介在するように前記上部支持ユニットの下側に固定されると共に、上下方向に対して直交ではない斜めになっている傾斜当接面を有する制限プレートと、
前記上部支持ユニットに配置され、前記キャッチャー保持部と前記制限プレートが有する前記傾斜当接面との相対位置を検知して対応する位置情報を出力する位置センサと、
前記キャッチャー手段にデータ接続し、前記ワイヤ制御モータ及び前記アーム制御モジュールを制御する制御コマンドを前記キャッチャー手段に出力するコントロールインターフェースと、
前記キャッチャー手段及び前記コントロールインターフェースにデータ接続し、且つ、前記位置情報に基づいて前記制御ワイヤを所定距離巻き取る強制巻き取りコマンドを前記ワイヤ制御モータに出力してからの所定時間後に、前記アーム制御モジュールに対して前記キャッチャーアームユニットの出力を緩ませるリリースコマンドを出力することができるように構成されたプロセッサと、を備えることを特徴とするクレーンゲーム機の制御システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制限プレートが有する前記傾斜当接面は上下方向に対して直交ではない斜めになっているため上下方向において最も下に位置する最低点を有し、
前記プロセッサは、前記リリースコマンドを出力した後、前記制御ワイヤの下端部に取り付けられる前記キャッチャー保持部の上端面が前記傾斜当接面の前記最低点より上の位置にならないようにするリセットコマンドを前記ワイヤ制御モータに対して出力する、請求項1に記載のクレーンゲーム機の制御システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記コントロールインターフェース及び前記キャッチャー手段にデータ接続し、前記コントロールインターフェースが前記制御コマンドを出力した後、前記キャッチャーアームユニットを所定のディレイ時間が経過してから動作させるよう前記キャッチャー手段にディレイコマンドを出力するタイミング制御部を有する、請求項1または請求項2に記載のクレーンゲーム機の制御システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記ディレイ時間を決定する時間決定部を更に有する、請求項3に記載のクレーンゲーム機の制御システム。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記アーム制御モジュールにデータ接続し、前記キャッチャーアームユニットがキャッチを行う際の力加減を制御する出力調整コマンドを前記アーム制御モジュールに対して出力する出力制御部を更に有する、請求項1または請求項2に記載のクレーンゲーム機の制御システム。
【請求項6】
前記出力制御部により出力される前記出力調整コマンドは、前記キャッチャーアームユニットの力加減を第1の出力に調整する第1の段階と、前記キャッチャーアームユニットの力加減を前記第1の出力より大きい第2の出力に調整する第2の段階と、を有する、請求項5に記載のクレーンゲーム機の制御システム。
【請求項7】
前記出力調整コマンドは、前記第1の段階より前に前記キャッチャーアームユニットの力加減を前記第1の出力より大きい瞬時出力に調整する初期段階を更に有する、請求項6に記載のクレーンゲーム機の制御システム。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記第1の段階の長さを決定する時間決定部を更に有する、請求項6に記載のクレーンゲーム機の制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はクレーンゲーム機に関し、特に、クレーンゲーム機の制御システムに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
図1には、特許文献1に記載される従来のクレーンゲーム機の一例が示されており、図示のように、このようなクレーンゲーム機(或いはUFOキャッチャー(登録商標)、プライズゲーム機と呼ばれる。)は、複数の賞品が筐体の中に設置され、筐体の上方にはキャッチャーアームを有し且つ移動可能なクレーンが設けられる。プレイヤーは例えばジョイスティックもしくはボタンを使ってクレーンの水平移動を制御し、そしてキャッチャーアームを下ろすタイミングを決めて降下するキャッチャーアームで賞品をつかみ取り、賞品出口に移動してキャッチャーアームを開放させ、賞品が取れていたら賞品出口から賞品を取得するゲームを提供する。
【0003】
このようなクレーンゲーム機に関しては、プレイヤーがコインを投入してプレイ権を取得して賞品を取得するチャレンジとなっているため、プレイヤー側の賞品取得率とクレーンゲーム機を提供する側の収益との間にバランスを取る必要があり、従ってクレーンゲーム機の賞品取得率を左右するゲームの難易度を設定/調整することが必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
台湾実用新案公告第243695号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、本発明はゲームの難易度を調整してスリリングなプレイ体験をプレイヤーに提供して射幸心を刺激する上、ゲームを提供する側の収益の確保を図ることができるクレーンゲーム機の制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成すべく、本発明は、
プレイ空間を囲む筐体と、前記プレイ空間内に配置されるキャッチャー手段と、を有するクレーンゲーム機を制御するクレーンゲーム機の制御システムであって、
前記クレーンゲーム機の前記キャッチャー手段は、
前記プレイ空間内に移動可能に配置されると共に、制御ワイヤを巻き取って収容可能に前記制御ワイヤの上端部が取り付けられるように構成される上部支持ユニットと、
前記上部支持ユニットに接続されると共に、前記制御ワイヤの巻き取り及び放出を制御するワイヤ制御モータと、
前記上部支持ユニットから吊り下げるように前記制御ワイヤの下端部に取り付けられるキャッチャー保持部と、
前記キャッチャー保持部に取り付けられるキャッチャーアームユニットと、
前記キャッチャーアームユニットを駆動できるように前記キャッチャー保持部に配置されるアーム制御モジュールと、を有するように構成されたものであり、
前記クレーンゲーム機の制御システムは、
前記上部支持ユニットと前記キャッチャー保持部との間に介在するように前記上部支持ユニットの下側に固定されると共に、上下方向に対して直交ではない斜めになっている傾斜当接面を有する制限プレートと、
前記上部支持ユニットに配置され、前記キャッチャー保持部と前記制限プレートが有する前記傾斜当接面との相対位置を検知して対応する位置情報を出力する位置センサと、
前記キャッチャー手段にデータ接続し、前記ワイヤ制御モータ及び前記アーム制御モジュールを制御する制御コマンドを前記キャッチャー手段に出力するコントロールインターフェースと、
前記キャッチャー手段及び前記コントロールインターフェースにデータ接続し、且つ、前記位置情報に基づいて前記制御ワイヤを所定距離巻き取る強制巻き取りコマンドを前記ワイヤ制御モータに出力してからの所定時間後に、前記アーム制御モジュールに対して前記キャッチャーアームユニットの出力を緩ませるリリースコマンドを出力することができるように構成されたプロセッサと、を備えることを特徴とするクレーンゲーム機の制御システムを提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明のクレーンゲーム機の制御システムは、強制巻き取りコマンドで制御ワイヤを制御してキャッチャー保持部を上部支持ユニットに固定される制限プレートの傾斜当接面に当接させてキャッチャー保持部及びキャッチャーアームユニットを一瞬横に振らせると共に、この瞬間でキャッチャーアームユニットの出力を緩ませるリリースコマンドを出力することで、キャッチャーアームユニットにつかまれている賞品が振り落とされる可能性が高まるので、ゲームの難易度を高めてプレイヤー側の射幸心を刺激してプレイヤー側がゲームを楽しめると共に、クレーンゲーム機を設置する側の収益の確保を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
特許文献1に記載される従来のクレーンゲーム機の一例が示される斜視図である。
本発明のクレーンゲーム機の制御システムの実施例が適用されるクレーンゲーム機の構成が示される説明図である。
本発明のクレーンゲーム機の制御システムの同実施例における位置センサとコントロールインターフェースとプロセッサのデータ接続関係が示されるブロック図である。
同実施例において用いられる制限プレートの構成が例示される斜視図である。
プロセッサが強制巻き取りコマンドを出力した後リリースコマンドを出力する状況が示される説明図である。
プロセッサがリリースコマンドを出力した後リセットコマンドを出力する状況が示される説明図である。
プロセッサにおけるタイミング制御部の機能が示されるブロック図である。
プロセッサにおける出力制御部の機能が示されるブロック図である。
出力制御部による出力調整コマンドにおける第1の段階と第2の段階が示されるタイムラインである。
出力制御部による出力調整コマンドの変化例が示されるタイムラインである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図2に本発明のクレーンゲーム機の制御システムの1つの実施例が示されている。図中に示されるクレーンゲーム機1には、本発明のクレーンゲーム機の制御システムの同実施例が適用されており、プレイ空間110を囲む筐体11と、プレイ空間110内に配置されるキャッチャー手段12と、を有する。
【0010】
このクレーンゲーム機1のキャッチャー手段12は、図2および図3に示されるように、プレイ空間110内に水平移動可能に配置されると共に、制御ワイヤ129を巻き取って収容可能に制御ワイヤ129の上端部が取り付けられるように構成される上部支持ユニット122と、上部支持ユニット122に接続されると共に、制御ワイヤ129の巻き取り及び放出を制御するワイヤ制御モータ123と、上部支持ユニット122から吊り下げるように制御ワイヤ129の下端部に取り付けられるキャッチャー保持部121と、キャッチャー保持部121に取り付けられるキャッチャーアームユニット124と、キャッチャーアームユニット124を駆動できるようにキャッチャー保持部121に配置されるアーム制御モジュール125と、を基本構成として有するように構成されたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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