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公開番号2025060673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2024216978,2022553203
出願日2024-12-11,2021-03-06
発明の名称クラスIIのV型CRISPR系
出願人メタゲノミ,インク.
代理人弁理士法人清原国際特許事務所
主分類C12N 15/09 20060101AFI20250403BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【解決手段】本明細書には、遺伝子編集に有用な、未培養の微生物に由来する方法、組成物および系が説明されている。
【選択図】図4B
特許請求の範囲【請求項1】
遺伝子操作されたヌクレアーゼ系であって、
(a)RuvCドメインを含むエンドヌクレアーゼであって、前記エンドヌクレアーゼが未培養の微生物に由来しており、かつCas12aエンドヌクレアーゼである、RuvCドメインを含むエンドヌクレアーゼと、
(b)遺伝子操作されたガイドRNAであって、前記遺伝子操作されたガイドRNAが前記エンドヌクレアーゼと複合体を形成するように構成され、標的核酸配列にハイブリダイズするように構成されたスペーサー配列を含む、遺伝子操作されたガイドRNAと、を含む、遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
遺伝子操作されたヌクレアーゼ系であって、
(a)配列番号1~3470のうちいずれか1つに対して少なくとも75%の配列同一性を有するエンドヌクレアーゼまたはそのバリアントと、
(b)遺伝子操作されたガイドRNAであって、前記遺伝子操作されたガイドRNAが前記エンドヌクレアーゼと複合体を形成するように構成され、標的核酸配列にハイブリダイズするように構成されたスペーサー配列を含む、遺伝子操作されたガイドRNAと、を含む、遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
【請求項3】
遺伝子操作されたヌクレアーゼ系であって、
(a)配列番号3862~3913のうちいずれか1つを含むプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列に結合するように構成されたエンドヌクレアーゼであって、クラス2のV型Casエンドヌクレアーゼである、エンドヌクレアーゼと、
(b)遺伝子操作されたガイドRNAであって、前記遺伝子操作されたガイドRNAが前記エンドヌクレアーゼと複合体を形成するように構成され、標的核酸配列にハイブリダイズするように構成されたスペーサー配列を含む、遺伝子操作されたガイドRNAと、を含む、遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
【請求項4】
前記エンドヌクレアーゼが、ジンクフィンガー様ドメインをさらに含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
【請求項5】
前記ガイドRNAが、配列番号3471、3551~3559、3608~3609、3612、3636~3637、3640~3641、3644~3645、3648~3649、3652~3653、3656~3657、3660~3661、3664~3667、3671~3672、~3678、3695~3696、3729~3730、3734~3735、および3851~3857のうちいずれか1つの非縮重ヌクレオチドに対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
【請求項6】
遺伝子操作されたヌクレアーゼ系であって、
(a)配列番号3471、3539、3551~3559、3608~3609、3612、3636~3637、3640~3641、3644~3645、3648~3649、3652~3653、3656~3657、3660~3661、3664~3667、3671~3672、3677~3678、3695~3696、3729~3730、3734~3735、および3851~3857のうちいずれか1つの非縮重ヌクレオチドに対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む遺伝子操作されたガイドRNAと、
(b)前記遺伝子操作されたガイドRNAに結合するように構成されたクラス2のV型Casエンドヌクレアーゼと、を含む、遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
【請求項7】
前記エンドヌクレアーゼが、配列番号3863~3913のいずれか1つを含むプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列に結合するように構成されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
【請求項8】
前記ガイドRNAが、真核生物、真菌、植物、哺乳動物、またはヒトゲノムのポリヌクレオチド配列に相補的な配列を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
【請求項9】
前記ガイドRNAが30~250ヌクレオチド長である、請求項1~8のいずれか一項に記載の遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
【請求項10】
前記エンドヌクレアーゼが、前記エンドヌクレアーゼのN末端またはC末端近位に1つ以上の核局在化配列(NLS)を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の遺伝子操作されたヌクレアーゼ系。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
相互参照
本願は、2020年3月6日に出願された「クラスIIのV型CRISPR系」と題する米国仮出願第62/986,477号、2020年5月8日に出願された「クラスIIのV型CRISPR系」と題する米国仮出願第63/022,276号、2020年6月29日に出願された「クラスIIのV型CRISPR系」と題する米国仮出願第63/045,815号、2020年8月20日に出願された「クラスIIのV型CRISPR系」と題する米国仮出願第63/068,316号、2020年8月24日に出願された「クラスIIのV型CRISPR系」と題する米国仮出願第63/069,699号、2020年11月19日に出願された「クラスIIのV型CRISPR系」と題する米国仮出願第63/116,157号の恩典を主張するものであり、それらのそれぞれは、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 6,700 文字)【背景技術】
【0002】
クラスター化され規則的に間隔があいた、関連する短い回文構造の繰り返し(CRISPR)ガイドリボ核酸(RNA)に加えてCas酵素は、広く普及している原核生物免疫系の成分(約45%が細菌、約84%が古細菌)であり、CRISPR-RNAによりガイドされた核酸切断によって、例えば感染性ウイルスおよびプラスミドといった非自己核酸からかかる微生物を保護するように機能していることが明らかになっている。CRISPR RNA要素をコードするデオキシリボ核酸(DNA)要素は、構造および長さに関しては比較的保存されるものの、そのCRISPR関連(Cas)タンパク質は非常に多様なものであり、広範な核酸相互作用ドメインを含有している。CRISPR DNA要素は1987年と早期に観察されていたものの、CRISPR/Cas複合体のプログラム可能なエンドヌクレアーゼ切断能は比較的最近になってやっと認識された。このことが多様なDNA操作および遺伝子編集用途における組換えCRISPR/Cas系の使用につながった。
【0003】
配列表
本出願は、ASCIIフォーマットで電子的に提出された配列表を含有しており、これは参照としてその全体が本明細書に組み込まれている。2021年3月5日に作成された当該ASCIIコピーの名称は55921-710_601_SL.txtであり、サイズは2,617KBである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
いくつかの態様では、本開示は遺伝子操作されたヌクレアーゼ系を提供し、このヌクレアーゼ系は、(a)RuvCドメインを含むエンドヌクレアーゼであって、該エンドヌクレアーゼが未培養の微生物に由来しており、かつCas12aエンドヌクレアーゼであるRuvCドメインを含むエンドヌクレアーゼと、(b)遺伝子操作されたガイドRNAであって、該エンドヌクレアーゼと複合体を形成するように構成され、標的核酸配列にハイブリダイズするように構成されたスペーサー配列を含む遺伝子操作されたガイドRNAと、を含む。いくつかの実施形態では、Cas12aエンドヌクレアーゼは、配列GWxxxKを含む。いくつかの実施形態では、遺伝子操作されたガイドRNAは、UCUAC[N
3-5
]GUAGAU(N

)を含む。いくつかの実施形態では、遺伝子操作されたガイドRNAは、CCUGC[N

]GCAGG(N
3-4
)を含む。いくつかの態様では、本開示は遺伝子操作されたヌクレアーゼ系を提供し、このヌクレアーゼ系は、(a)配列番号1~3470のうちいずれか1つに対して少なくとも75%の配列同一性を有するエンドヌクレアーゼまたはそのバリアントと、(b)遺伝子操作されたガイドRNAであって、該エンドヌクレアーゼと複合体を形成するように構成され、標的核酸配列にハイブリダイズするように構成されたスペーサー配列を含む遺伝子操作されたガイドRNAと、を含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼはRuvCI、II、またはIIIドメインを含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼは、配列番号1~3470のうちいずれか1つのRuvCI、IIまたはIIIドメインまたはそのバリアントに対して少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%の同一性を有する。いくつかの実施形態では、RuvCIドメインはD触媒残基を含む。いくつかの実施形態では、RuvCIIドメインはE触媒残基を含む。いくつかの実施形態では、RuvCIIIドメインはD触媒残基を含む。いくつかの実施形態では、当該RuvCドメインはヌクレアーゼ活性を有しない。いくつかの実施形態では、当該エンドヌクレアーゼは、配列番号1~3470のうちいずれか1つのWEDIIドメインまたはそのバリアントに対して少なくとも約20%、少なくとも約25%、少なくとも約30%、少なくとも約35%、少なくとも約40%、少なくとも約45%、少なくとも約50%、少なくとも約55%、少なくとも約60%、少なくとも約65%、少なくとも約70%、少なくとも約75%、少なくとも約80%、少なくとも約85%、少なくとも約90%、少なくとも約91%、少なくとも約92%、少なくとも約93%、少なくとも約94%、少なくとも約95%、少なくとも約96%、少なくとも約97%、少なくとも約98%、少なくとも約99%の配列同一性を有するWEDIIドメインをさらに含む。いくつかの態様では、本開示は遺伝子操作されたヌクレアーゼ系を提供し、このヌクレアーゼ系は、(a)配列番号3862~3913ののうちいずれか1つを含むプロトスペーサー隣接モチーフ(protospacer adjacent motif、PAM)配列に結合するように構成されたエンドヌクレアーゼであって、クラス2のV型Casエンドヌクレアーゼであるエンドヌクレアーゼと、(b)遺伝子操作されたガイドRNAであって、該エンドヌクレアーゼと複合体を形成するように構成され、標的核酸配列にハイブリダイズするように構成されたスペーサー配列を含む遺伝子操作されたガイドRNAと、を含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼはジンクフィンガー様ドメインをさらに含む。いくつかの実施形態では、ガイドRNAは、配列番号3471、3551~3559、3608~3609、3612、3636~3637、3640~3641、3644~3645、3648~3649、3652~3653、3656~3657、3660~3661、3664~3667、3671~3672、~3678、3695~3696、3729~3730、3734~3735および3851~3857のうちいずれか1つの非縮重ヌクレオチドに対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む。いくつかの態様では、本開示は遺伝子操作されたヌクレアーゼ系を提供し、このヌクレアーゼ系は、(a)配列番号3471、3539、3551~3559、3608~3609、3612、3636~3637、3640~3641、3644~3645、3648~3649、3652~3653、3656~3657、3660~3661、3664~3667、3671~3672、3677~3678、3695~3696、3729~3730、3734~3735、または3851~3857のうちいずれか1つの非縮重ヌクレオチドに対して少なくとも80%の配列同一性を有する配列を含む遺伝子操作されたガイドRNAと、(b)該遺伝子操作されたガイドRNAに結合するように構成されたクラス2のV型Casエンドヌクレアーゼと、を含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼは、配列番号3863~3913のうちいずれか1つを含むプロトスペーサー隣接モチーフ(PAM)配列に結合するように構成されている。いくつかの実施形態では、ガイドRNAは、真核生物、真菌、植物、哺乳動物またはヒトゲノムのポリヌクレオチド配列に相補的な配列を含む。いくつかの実施形態では、ガイドRNAは30~250ヌクレオチド長である。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼは、該エンドヌクレアーゼのN末端またはC末端近位に1つ以上の核局在化配列(nuclear localization sequence、NLS)を含む。いくつかの実施形態では、NLSは配列番号3938~3953からなる群からの配列に対して少なくとも80%同一である配列を含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼの配列が配列番号215に対して最適にアラインメントされている場合には、エンドヌクレアーゼは以下の変異:S168R、E172R、N577R、またはY170Rのうち少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼの配列が配列番号215に対して最適にアラインメントされている場合には、エンドヌクレアーゼは変異S168RおよびE172Rを含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼの配列が配列番号215に対して最適にアラインメントされている場合には、エンドヌクレアーゼは変異N577RまたはY170Rを含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼの配列が配列番号215に対して最適にアラインメントされている場合には、エンドヌクレアーゼは変異S168Rを含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼはE172、N577またはY170の変異を含まない。いくつかの実施形態では、遺伝子操作されたヌクレアーゼ系は、
【0005】
一本鎖または二本鎖DNA修復テンプレートであって、5’~3’で、すなわち標的デオキシリボ核酸配列に対して5’で少なくとも20ヌクレオチドの配列を含む第1のホモロジーアームと、少なくとも10ヌクレオチドの合成DNA配列と、標的配列に対して3’で少なくとも20ヌクレオチドの配列を含む第2のホモロジーアームと、を含む。いくつかの実施形態では、第1のホモロジーアームまたは第2のホモロジーアームは、少なくとも40、80、120、150、200、300、500、または1,000ヌクレオチドの配列を含む。いくつかの実施形態では、第1のホモロジーアームまたは第2のホモロジーアームは、原核生物、細菌、真菌または真核生物のゲノム配列に相同である。いくつかの実施形態では、一本鎖または二本鎖DNA修復テンプレートは導入遺伝子のドナーを含む。いくつかの実施形態では、遺伝子操作されたヌクレアーゼ系は、1つまたは2つの一本鎖DNAセグメントと隣接している二本鎖DNAセグメントを含むDNA修復テンプレートをさらに含む。いくつかの実施形態では、一本鎖DNAセグメントは二本鎖DNAセグメントの5’末端にコンジュゲートされている。いくつかの実施形態では、一本鎖DNAセグメントは二本鎖DNAセグメントの3’末端にコンジュゲートされている。いくつかの実施形態では、一本鎖DNAセグメントは4~10ヌクレオチド塩基の長さを有する。いくつかの実施形態では、一本鎖DNAセグメントはスペーサー配列内の配列に相補的なヌクレオチド配列を有する。いくつかの実施形態では、二本鎖DNA配列は、バーコード、オープンリーディングフレーム、エンハンサー、プロモーター、タンパク質コード配列、miRNAコード配列、RNAコード配列、または導入遺伝子を含む。いくつかの実施形態では、二本鎖DNA配列はヌクレアーゼ切断部位と隣接している。いくつかの実施形態では、ヌクレアーゼ切断部位はスペーサーおよびPAM配列を含む。いくつかの実施形態では、系はMg
2+
源をさらに含む。いくつかの実施形態では、ガイドRNAは少なくとも8、少なくとも10、または少なくとも12塩基対のリボヌクレオチドを含むヘアピンを含む。いくつかの実施形態では、ヘアピンは10塩基対のリボヌクレオチドを含む。いくつかの実施形態では、(a)エンドヌクレアーゼは、配列番号141、215、229、261もしくは1711~1721のうちいずれか1つに対して少なくとも75%、80%もしくは90%同一の配列、またはそのバリアントを含み、(b)ガイドRNA構造は、配列番号3608~3609、3853、または3851~3857のうちいずれか1つの非縮重ヌクレオチドと少なくとも80%または90%同一の配列を含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼは配列番号3863~3913のうちいずれか1つを含むPAMに結合するように構成されている。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼは配列番号3871を含むPAMに結合するように構成されている。いくつかの実施形態では、配列同一性は、Smith-Watermanホモロジー検索アルゴリズムパラメータを用いるBLASTP、CLUSTALW、MUSCLE、MAFFTアルゴリズム、またはCLUSTALWアルゴリズムによって決定される。いくつかの実施形態では、配列同一性は、3のワード長(W)、10の期待値(E)のパラメータ、および11の存在、1の伸長でのギャップコストを設定しているBLOSUM62スコア行列を使用する、ならびに条件付き組合せスコア行列の調整を使用する、BLASTPホモロジー検索アルゴリズムによって決定される。
【0006】
いくつかの態様では、本開示は遺伝子操作されたガイドRNAを提供し、(a)標的DNA分子中の標的配列に相補的であるヌクレオチド配列を含むDNA標的セグメントと、(b)二本鎖RNA(dsRNA)二重鎖を形成するようにハイブリダイズするヌクレオチドの2つの相補的な並びを含むタンパク質結合セグメントと、を含み、ヌクレオチドの2つの相補的な並びが、介在性ヌクレオチドと互いに共有結合され、遺伝子操作されたガイドリボ核酸ポリヌクレオチドは、配列番号1~3470のうちいずれか1つに対して少なくとも75%の配列同一性を有するエンドヌクレアーゼとの複合体の形成、および標的DNA分子の標的配列への複合体の標的化、が可能である。いくつかの実施形態では、DNA標的セグメントは、ヌクレオチドの2つの相補的な並びの両方の3’に位置づけられている。いくつかの実施形態では、タンパク質結合セグメントは、配列番号3608~3609の非縮重ヌクレオチドに対して少なくとも70%、少なくとも80%、または少なくとも90%の同一性を有する配列を含む。いくつかの実施形態では、二本鎖RNA(dsRNA)二重鎖は、少なくとも5、少なくとも8、少なくとも10、または少なくとも12リボヌクレオチドを含む。
【0007】
いくつかの態様では、本開示は、本明細書に説明されている遺伝子操作されたガイドリボ核酸ポリヌクレオチドをコードするデオキシリボ核酸ポリヌクレオチドを提供する。
【0008】
いくつかの態様では、本開示は、生物での発現に最適化された遺伝子操作された核酸配列を含む核酸を提供する。この核酸は、クラス2のV型Casエンドヌクレアーゼをコードしており、未培養の微生物に由来し、該生物は未培養の生物ではない。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼは、配列番号1~3470のうちいずれか1つに対して少なくとも70%、または少なくとも80%の配列同一性を有するバリアントを含む。いくつかの実施形態では、エンドヌクレアーゼは、該エンドヌクレアーゼのN末端またはC末端近位に1つ以上の核局在化配列(NLS)をコードする配列を含む。いくつかの実施形態では、NLSは配列番号3938~3953から選択された配列を含む。いくつかの実施形態では、NLSは配列番号3939を含む。いくつかの実施形態では、NLSはエンドヌクレアーゼのN末端近位に存在する。いくつかの実施形態では、NLSは配列番号3938を含む。いくつかの実施形態では、NLSはエンドヌクレアーゼのC末端近位に存在する。いくつかの実施形態では、生物は原核生物、細菌、真核生物、真菌、植物、哺乳動物、げっ歯類、またはヒトである。
【0009】
いくつかの態様では、本開示は、クラス2のV型CasエンドヌクレアーゼまたはCas12aエンドヌクレアーゼをコードする核酸配列を含む遺伝子操作されたベクターを提供する。該エンドヌクレアーゼは、未培養の微生物に由来する。
【0010】
いくつかの態様では、本開示は、本明細書に説明されている核酸を含む遺伝子操作されたベクターを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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